12・8・21
吹奏楽の千葉って言われたい・・・
千葉県、中学生作文コンクールで3席に入選した
「吹奏楽の千葉って言われたい」と題する作文、
審査員のコメントを読むと、全くわかっていないな、と思いました。
女子中学生の単なる夢と捉えている。
吹奏楽について千葉県は相当優れています。
吹奏楽に関しては全国的にも恐らくトップレベルにあるといえます。
審査員は全くその事実を分かっていない。
戦後間もなく、
船橋の箕輪さんと云う自転車屋さんが始めた
船橋吹奏楽団が千葉県の吹奏楽のルーツです。
箕輪さんはボーイスカウトにも関わっていた人です。
伊藤楽器という楽器屋さんが船橋にあります。
私が所属している天風会の大先輩でもあります。
船橋吹奏楽団の楽器を商っていたこともあるでしょうが、
単なる商いを超えたところで地域の音楽文化を支えた人です。
後に船橋市商工会議所の会頭をなさった方です。
「吹奏楽の千葉県」とは知る人ぞ知る、ではいけません。
モノカキの端くれの更にその端くれの私を含めて
単なる郷土自慢じゃなく、ちゃんと伝える義務があります。
作文コンクールの審査員の不勉強をなじる前に
その事実を伝えるべき人の怠慢があった、と云えます。
「全国音楽コンクールで3年連続金賞に輝く」
程度のことは各誌が伝えますが、
地域の音楽文化そのものに言及する人は少ない。