ももはな日記 ~南フランスでの子育て~

ボンジュール☆
ますますオテンバ娘に成長。
日本から遠く離れたここ南フランスで子育てをしています♪

マッサージ・サロンに行く

2011年04月06日 | 妊娠中期(16~27週目)
先日、近所の歩いて20秒のところにあるマッサージ・サロンに行きました。

というのも、
2週間ほど前から、ずーと、足がつるのです。
実家の母も、電話で「私も、よく、つってた」と言っていたので、遺伝なのか?どうか分からないですが、
とにかく、左足がつったり、右足がつったりと…痛くて、しんどい。
お尻の付け根の筋肉から太ももにかけて、キリキリ鈍い痛みも続き、
歩いている時、痛みから、ちょっとの間、動けなかったり…と、我慢の限界が来ていたので、
もう、絶対、マッサージサロンに行って、集中ケアをしてもらわないとダメだ!と、夫に頼んで、
近くのマッサージ・サロンに相談して、予約を入れました。

通常、「妊婦のマッサージ」は、サロンによっては、断られます。

なぜかというと、
人体のツボによっては、お腹が張ったり、流産をうながしたりする箇所があり、
そこを指圧したり、マッサージすると危険なのです。

あらかじめ、「妊娠何ヶ月で、こういった症状がある」ことを、明確にエステシャンに相談した上で、
マッサージを受けます。
様々な知識を持った資格あるプロのエステシャンだからこそ、妊婦にも、マッサージができるのです。

私は、ラ・シオタに初めて来たのは、結婚する1年前で、ちょうど、滞在をしていた時、
このマッサージ・サロンが新しくオープンしました。

我が家の近くには、このサロンをはじめ、お肉屋さん、野菜や卵等が売ってあるお店、イタリアン・レストラン、
そして、パン屋さんが歩いて1分以内で行ける距離にすべてあり、とっても便利で、重宝しています。

このマッサージ・サロンに通うようになったのは、オープンした直後からだったので、
お店のエステシャンとも、もう、2年以上のお付き合いになります。

最初の頃は、会話はすべて、英語でした。
でも、少しずつ、フランス語になって、今では、英語は全く使わなくなりました。

今回、お店に行った際、久しぶりだったためか、
エステシャンの彼女は、私のお腹とフランス語の上達に、喜んでいました。

いつもは、全身をマッサージしてもらっていたのですが、
今回は、足のつけ根から足首までをマッサージしてもらいました。

指圧は一切なしで、柔らかく筋肉をほぐす感じでマッサージ。
パンプレットやインターネットのマッサージ・コースのどこにも載っていない、
妊婦さんに合わせた特別メニューでした。

マッサージを終え、いつもの様にお茶をいただいて休んでいると、彼女から、
「個展をこのお店でしてはどう?」と思いがけない提案があり、
再び、小さな、プチ・個展を開催する事となりました。

昨日は、その個展の搬入を行い、現在、サロンには、私の油絵が飾ってあります。



マッサージに使うオイルは、様々です。



お店には、蘭や竹などが飾ってあり、南の島を想い起こすアジア風で、とってもリラックスできます。


薬箱の整理

2011年04月01日 | 妊娠中期(16~27週目)
先月のエコグラフィ検査の帰り、夫とスーパーマーケットに寄って、ちょうど良い薬箱を見つけました。

普通の薬箱といえば、箱型で携帯に便利な応急箱なのですが、
それは、以前から、小さいポシェット型を夫が持っているので、対応できます。

今回、その箱型ではなく、バスルームの壁に固定して設置できる薬箱を発見。

私たちは、ずっと前から、薬専用の棚が欲しくて、今回、偶然、いつも行くスーパーでそれを見つけ、
夫は迷わず、購入したのです。

デザインが可愛くて、素材がメタルで出来ているので、清潔で頑丈。
お値段が、なんと、たったの2,000円。
鍵がかけられる戸棚で、子どもが、勝手に中を開けることができないようにします。

早速、夫は、バスルームのトイレの後ろに設置しました。
少しずつ、賞味期限を確認しながら、あちこちに置いていた薬を整頓して、入れていってます。

これから、出産後、ますます、家族みんなが、何かとお世話になるだろう…この薬棚。
どうぞよろしくね。



2回目のエコグラフィ検査

2011年03月23日 | 妊娠中期(16~27週目)
今週の月曜日、2回目のエコグラフィ検査があり、夫とラ・シオタ中央病院へ行きました。

この日は、予約が朝の診察に入っていたので、9時10分には、病院に到着。
階段をゆっくりと登って、2階の産婦人科に向かっていると、後ろから女性の話し声が聞こえ、
夫と私は振り向きました。
すると、その女性の1人は、私の担当医でした。笑
私たちより病院に到着するのが遅くなった彼女とバッタリ会って、「ボンジュール」と挨拶しました。

診察予約は、9時半なので、待合室で、夫と待つこと30分。
さきほど会った担当医に名前を呼ばれ、診察室に入りました。

この日は、体重や子宮口の検査などはなく、ひたすら、エコグラフィで、赤ん坊を隅々まで検査していきました。

月に1度か2度、お腹の赤ちゃんの様子をエコで診ることが、私たち夫婦にとって、楽しみになっています。
妊娠中期に入ってから、私は胎動を感じるものの、夫にはそれが伝わることはないので、
病院でのエコグラフィ検査は、実際、視覚的に胎児を診る事ができて、特に、彼(父親)にとって、格別のようです。

さて、この日の赤ちゃんは…というと、なんと!ご機嫌斜めで、うずくまる体型で、顔を手で覆って、
窮屈そうに子宮の中にいました。
先生が「不機嫌みたいで…」と言いながら、胎児の大脳と小脳のサイズ、心臓のサイズ、膀胱や胃のサイズ等を測って行きました。
調べる項目にはないものの、先生は、どうしても、赤ちゃんの顔を見たくて、仰向けになってくれないか…と、
私のお腹を押し始めました。

先生は、私の下腹部の左側や右側を手で押しては、胎児がひっくり返って、仰向けにならないだろうかと、一生懸命。
でも、赤ちゃんは、ソッポを向いて、背骨や頭の後ろを見せるだけ…。

結局、この日は、一度も胎児のはっきりした顔を見ることができず、先生も私も夫も、残念でした。

診察が終わり、私と夫は、「大地震が日本で起き、原子力発電所が爆発した影響で、その時の雲が、フランスにも流れてくると、
ニュースで知りましたが、胎児には影響はありますか?」と質問しました。

先生は、こんな質問が出るとは思っていらっしゃらず、困惑して「わかりません」と言いました。
「日本からの輸入食品、例えば、震源地周辺で採れた魚を食べたりは、しないほうが良いかと…。」付け加えて言われました。

すべての診察が終わり、先生と握手をして、病院を出ました。

いつもならラ・シオタの繁華街を通って帰るのですが、月曜日で、お店は閉まっているので、
公園の中を通って帰りました。

公園は、春らしく、花が咲き誇っていて、太陽もキラキラしていて、あたたかい気持ちになりました。
ここ10日ほど日本の地震で気分が暗かったものの、元気なお腹の赤ちゃんが診れて、ホッとしました。

この公園で、写真を何枚か撮り、春の息吹を感じながら、夫とゆっくりと歩いて家に帰りました。



ラ・シオタ市内にある公園で記念撮影



CEANOTHE BLEU(セアノサス)という花が咲いていました。


注文したマタニティ・ガードル

2011年03月20日 | 妊娠中期(16~27週目)
先日、注文したマタニティ・ガードル(妊婦帯)が来ました。

何個か注文した内、まだ、1セット分しか来てないのですが、早速、中身を確認。
コットン95%の2枚セットで、日本円で合計1,200円くらい。
なので、1着、600円程度。

マタニティ商品は、ピンからキリまであり、種類も豊富で、妊娠時期の段階を追って、
それぞれ必要なものだけど、その時期を過ぎたら、使う事がないというデメリットがあります。

長い期間使う普通の服や靴などとは違うので、別に、ブランドのマタニティ商品を買う必要はありません。

下着は特に1ヶ月程度で、サイズが変化しやすく、夫と私は、品質がコットンで、お手ごろな値段の
マタニティ・ガードルを探して注文しました。

ガードルといっても、今回来たのは、腹巻となんら変わりはなく、ちょっとサイズが大きかったので、
夫の母に縫ってもらって、自分の腰周りのサイズと合わせて、完了です。

普段、家に居る時、Tシャツを着ているのですが、お腹の下腹部分がTシャツの裾から、バッチリ!はみ出ているので、
この部分を隠して保温効果を高める働きを、ガードルが補ってくれます。
とっても、温かく、お腹が安定して、最高です。

お腹の表面の皮膚がのびて、ちょっと痛いので、専用のクリームを夫に塗ってもらい、そのあと、ガードルをして、就寝。
夜中、お腹が暑くて、途中、脱いだり…といろいろ試してます。

肌寒い日が続いたので、この妊婦帯をして、快適でした。




2枚セット。色柄と白無地の2種類です。
外出用ではなく、お家にいるときに最適なタイプ。




装着したところ。後ろは、ギャザーが入っているので、ちゃんとお腹を包んでくれます。

大地震が起きて

2011年03月17日 | 妊娠中期(16~27週目)
3月11日の午後2時46分、東北地方でマグニチュード8・8という大地震が起きました。

私の実家からは、遠くはなれた東北地方ですが、私が日本人という事もあって、
フランスの夫の家族、親類、友人が、私の家族を心配してくださり、この日は、1日中、問い合わせの電話が鳴りっぱなし。
ひっきりなしに夫の携帯電話が鳴り、「妻の実家は震源地から遠く、家族は無事なので安心して」と、彼は対応に追われました。

私も、実家に電話をして、父と母の声を聞き、ホッとしました。
今度結婚する弟と婚約者の彼女さんからも、メールが入って、一安心。

昨年1月下旬、フランス大使館にビザの手続きのため、私が東京へ行った時、
叔母と久しぶりに会って、お茶をした事を思い出しました。

叔母家族は、東京近郊に住んでいるので、私の家族は、とても心配でした。
私は、従姉妹に連絡をして、彼女から返事が来て、無事を確認しました。


フランスでは、連日トップニュースで地震の事を伝えています。
1時間ニュース番組の中で、50分以上、日本の被災地情報・原子炉爆発のこと・日本にいるフランス人の状況などを
伝えています。
テレビは、フランス語なので、おぼろげにしか分からないものの、今は、インターネットがあるので、
自分が知りたい情報は、インターネットの日本語で詳しい情報を観ています。

今回の大地震の映像を観ていて、15年前の神戸大地震を思い出しました。
私は当時、高校3年生で、受験を控えているクラスメイトや、合格が決まって神戸へ行くクラスメイトが何人もいました。
あの地震は、朝早5時46分という時間に発生。
私は、ベットに寝ていて、揺れで目が覚めました。

地震の揺れは、体験した人にしか分からない感覚なので、夫や夫の周りのフランスの人に説明しても、
「恐怖」だけは伝わるものの、共感というところには到らないです。

夫が、「日本人は地震が起きても、全く、キャーッとかワーッとか泣き叫んだりしないで、
冷静に警察や自衛隊のアナウンスを聞いて、みんなが沿って動いている」と言ってました。
「フランスだったら、在り得ない。パニックになる」とビックリして、感心していました。

私は「日本は、地震大国だから、幼稚園に通う頃から「防災」に対する知識や心構えを学んでいくし、
大人になってからも職場などで年に2回は防災訓練を行うよ」と説明しました。

私たち夫婦は、国際結婚なので、根本的に育った環境が違い、家庭でよくこういった議論をします。

インターネットのニュースで、停電になっている病院で出産をした女性のことを知りました。
懐中電灯の明かりだけで、出産をした日本人女性。
多くの尊い命が失われた中で、新たな生命が誕生。

原子力発電所の爆発により、次々と人が逃げ場を求めて、移動していってますが、
私は、現在、妊娠中なので、どうしても、妊婦さんの気持ちを考えてしまいます。
近くに住んでいる妊婦さんは、どんな気持ちで生活されているんだろう…胸が張り裂ける想いがします。

たくさんの犠牲者を出し、悲しみが心に沁み込んでくる毎日ですが、
この私のお腹にいる赤ん坊から元気をもらい、日々、生活していきます。