ももはな日記 ~南フランスでの子育て~

ボンジュール☆
ますますオテンバ娘に成長。
日本から遠く離れたここ南フランスで子育てをしています♪

2回目のエコグラフィ検査

2011年03月23日 | 妊娠中期(16~27週目)
今週の月曜日、2回目のエコグラフィ検査があり、夫とラ・シオタ中央病院へ行きました。

この日は、予約が朝の診察に入っていたので、9時10分には、病院に到着。
階段をゆっくりと登って、2階の産婦人科に向かっていると、後ろから女性の話し声が聞こえ、
夫と私は振り向きました。
すると、その女性の1人は、私の担当医でした。笑
私たちより病院に到着するのが遅くなった彼女とバッタリ会って、「ボンジュール」と挨拶しました。

診察予約は、9時半なので、待合室で、夫と待つこと30分。
さきほど会った担当医に名前を呼ばれ、診察室に入りました。

この日は、体重や子宮口の検査などはなく、ひたすら、エコグラフィで、赤ん坊を隅々まで検査していきました。

月に1度か2度、お腹の赤ちゃんの様子をエコで診ることが、私たち夫婦にとって、楽しみになっています。
妊娠中期に入ってから、私は胎動を感じるものの、夫にはそれが伝わることはないので、
病院でのエコグラフィ検査は、実際、視覚的に胎児を診る事ができて、特に、彼(父親)にとって、格別のようです。

さて、この日の赤ちゃんは…というと、なんと!ご機嫌斜めで、うずくまる体型で、顔を手で覆って、
窮屈そうに子宮の中にいました。
先生が「不機嫌みたいで…」と言いながら、胎児の大脳と小脳のサイズ、心臓のサイズ、膀胱や胃のサイズ等を測って行きました。
調べる項目にはないものの、先生は、どうしても、赤ちゃんの顔を見たくて、仰向けになってくれないか…と、
私のお腹を押し始めました。

先生は、私の下腹部の左側や右側を手で押しては、胎児がひっくり返って、仰向けにならないだろうかと、一生懸命。
でも、赤ちゃんは、ソッポを向いて、背骨や頭の後ろを見せるだけ…。

結局、この日は、一度も胎児のはっきりした顔を見ることができず、先生も私も夫も、残念でした。

診察が終わり、私と夫は、「大地震が日本で起き、原子力発電所が爆発した影響で、その時の雲が、フランスにも流れてくると、
ニュースで知りましたが、胎児には影響はありますか?」と質問しました。

先生は、こんな質問が出るとは思っていらっしゃらず、困惑して「わかりません」と言いました。
「日本からの輸入食品、例えば、震源地周辺で採れた魚を食べたりは、しないほうが良いかと…。」付け加えて言われました。

すべての診察が終わり、先生と握手をして、病院を出ました。

いつもならラ・シオタの繁華街を通って帰るのですが、月曜日で、お店は閉まっているので、
公園の中を通って帰りました。

公園は、春らしく、花が咲き誇っていて、太陽もキラキラしていて、あたたかい気持ちになりました。
ここ10日ほど日本の地震で気分が暗かったものの、元気なお腹の赤ちゃんが診れて、ホッとしました。

この公園で、写真を何枚か撮り、春の息吹を感じながら、夫とゆっくりと歩いて家に帰りました。



ラ・シオタ市内にある公園で記念撮影



CEANOTHE BLEU(セアノサス)という花が咲いていました。


注文したマタニティ・ガードル

2011年03月20日 | 妊娠中期(16~27週目)
先日、注文したマタニティ・ガードル(妊婦帯)が来ました。

何個か注文した内、まだ、1セット分しか来てないのですが、早速、中身を確認。
コットン95%の2枚セットで、日本円で合計1,200円くらい。
なので、1着、600円程度。

マタニティ商品は、ピンからキリまであり、種類も豊富で、妊娠時期の段階を追って、
それぞれ必要なものだけど、その時期を過ぎたら、使う事がないというデメリットがあります。

長い期間使う普通の服や靴などとは違うので、別に、ブランドのマタニティ商品を買う必要はありません。

下着は特に1ヶ月程度で、サイズが変化しやすく、夫と私は、品質がコットンで、お手ごろな値段の
マタニティ・ガードルを探して注文しました。

ガードルといっても、今回来たのは、腹巻となんら変わりはなく、ちょっとサイズが大きかったので、
夫の母に縫ってもらって、自分の腰周りのサイズと合わせて、完了です。

普段、家に居る時、Tシャツを着ているのですが、お腹の下腹部分がTシャツの裾から、バッチリ!はみ出ているので、
この部分を隠して保温効果を高める働きを、ガードルが補ってくれます。
とっても、温かく、お腹が安定して、最高です。

お腹の表面の皮膚がのびて、ちょっと痛いので、専用のクリームを夫に塗ってもらい、そのあと、ガードルをして、就寝。
夜中、お腹が暑くて、途中、脱いだり…といろいろ試してます。

肌寒い日が続いたので、この妊婦帯をして、快適でした。




2枚セット。色柄と白無地の2種類です。
外出用ではなく、お家にいるときに最適なタイプ。




装着したところ。後ろは、ギャザーが入っているので、ちゃんとお腹を包んでくれます。

大地震が起きて

2011年03月17日 | 妊娠中期(16~27週目)
3月11日の午後2時46分、東北地方でマグニチュード8・8という大地震が起きました。

私の実家からは、遠くはなれた東北地方ですが、私が日本人という事もあって、
フランスの夫の家族、親類、友人が、私の家族を心配してくださり、この日は、1日中、問い合わせの電話が鳴りっぱなし。
ひっきりなしに夫の携帯電話が鳴り、「妻の実家は震源地から遠く、家族は無事なので安心して」と、彼は対応に追われました。

私も、実家に電話をして、父と母の声を聞き、ホッとしました。
今度結婚する弟と婚約者の彼女さんからも、メールが入って、一安心。

昨年1月下旬、フランス大使館にビザの手続きのため、私が東京へ行った時、
叔母と久しぶりに会って、お茶をした事を思い出しました。

叔母家族は、東京近郊に住んでいるので、私の家族は、とても心配でした。
私は、従姉妹に連絡をして、彼女から返事が来て、無事を確認しました。


フランスでは、連日トップニュースで地震の事を伝えています。
1時間ニュース番組の中で、50分以上、日本の被災地情報・原子炉爆発のこと・日本にいるフランス人の状況などを
伝えています。
テレビは、フランス語なので、おぼろげにしか分からないものの、今は、インターネットがあるので、
自分が知りたい情報は、インターネットの日本語で詳しい情報を観ています。

今回の大地震の映像を観ていて、15年前の神戸大地震を思い出しました。
私は当時、高校3年生で、受験を控えているクラスメイトや、合格が決まって神戸へ行くクラスメイトが何人もいました。
あの地震は、朝早5時46分という時間に発生。
私は、ベットに寝ていて、揺れで目が覚めました。

地震の揺れは、体験した人にしか分からない感覚なので、夫や夫の周りのフランスの人に説明しても、
「恐怖」だけは伝わるものの、共感というところには到らないです。

夫が、「日本人は地震が起きても、全く、キャーッとかワーッとか泣き叫んだりしないで、
冷静に警察や自衛隊のアナウンスを聞いて、みんなが沿って動いている」と言ってました。
「フランスだったら、在り得ない。パニックになる」とビックリして、感心していました。

私は「日本は、地震大国だから、幼稚園に通う頃から「防災」に対する知識や心構えを学んでいくし、
大人になってからも職場などで年に2回は防災訓練を行うよ」と説明しました。

私たち夫婦は、国際結婚なので、根本的に育った環境が違い、家庭でよくこういった議論をします。

インターネットのニュースで、停電になっている病院で出産をした女性のことを知りました。
懐中電灯の明かりだけで、出産をした日本人女性。
多くの尊い命が失われた中で、新たな生命が誕生。

原子力発電所の爆発により、次々と人が逃げ場を求めて、移動していってますが、
私は、現在、妊娠中なので、どうしても、妊婦さんの気持ちを考えてしまいます。
近くに住んでいる妊婦さんは、どんな気持ちで生活されているんだろう…胸が張り裂ける想いがします。

たくさんの犠牲者を出し、悲しみが心に沁み込んでくる毎日ですが、
この私のお腹にいる赤ん坊から元気をもらい、日々、生活していきます。



マタニティ・ガードル(妊婦帯)

2011年03月08日 | 妊娠中期(16~27週目)
先日、母と電話で、「妊婦帯」について話をしました。

夫も知らなかったこの「妊婦帯」、マタニティ・ガードルは、4ヶ月~5ヶ月頃から、
お腹がどんどん大きくなってくるので、その体を支え、腰の負担を和らげ、プロポーションを整える役目を果たします。

日本には、昔から、5ヶ月の「戌の日」に、さらしの腹帯を巻いて安産を祈る習慣があって、
母は「本当だったら、実家がお祝いと祈願をこめて、持って行くんだけど…。」と言って、
嫁いだ娘に何もしてあげられない彼女らしい気持ちがあり、
私は「大丈夫。こっち(フランス)にあると思うから、探してみる!」と、返事をしました。

私は、日本の実家で出産しないで、夫の国で出産する事を決めたのは、いろいろな理由からですが、
もし、実家に帰ると、絶対、母親に甘えて、あれやこれやと彼女に世話を焼かすのが、とっても嫌で、
夫も私も、初めての妊娠・出産を、自分たちの力で迎えていくことに意味があるんじゃないかな…?と思ったのです。
なので、
ほとんど、夫の母にでさえ尋ねず、自分たちで考えて、解決していってます。

幸い、夫の両親は、1階に住んでいるので、何かあれば、助けてくれます。
でも、普段は、あまり細かい事まで尋ねたりお願いしたりしないです。


このマタニティ・ガードルは、進化をとげ、現在は、いろいろ可愛いデザインや機能を備えていて、
インターネットの通信販売のページを見ているだけで、本当に楽しいです。

始め、夫はこのマタニティ・ガードルがどんなものか全く知らなくて、
「ガードルって何?英語?フランス語では何ていうの?」という感じ。
よく説明をすると、早速、インターネットで検索し、「こんなんのがあるよー」と
何社かの通販ページを見せてくれました。
そして、アッというまに、注文をしてくれました。

問題は、サイズ。
うーん、お店にいっても、下着関係は、試着が難しいので、サイズ表を見て、検討して、試しに購入。

日本の通販ページも検索してみましたが、いいお値段が付いてて、
もしサイズが合わなかったら、嫌だな…なんて考えたり。
妊婦生活が終われば、使わないのに、もったいない。

夫とあれやこれやと話して考えて、自分たちの子どもに必要なものを揃えていくのは、とっても楽しいです。

また、実際、注文した商品が来たら、
写真に撮ってみます。

胎動初覚

2011年03月03日 | 妊娠中期(16~27週目)
妊娠16週目に入った頃から、胎動を感じるようになりました。

胎動初覚とは、お腹の赤ちゃんが子宮の中で動く感覚を、母親の私が初めて感じる事をいいます。

初め、この胎動を、「胃や腸が消化のため働いている」感覚だと思ったのですが、
どうやら…それとは、違う。
ピョコン!ピョコン!と、上向きにお腹を蹴る感覚や皮膚をなぞる感覚が、最近あるのです。


今週の火曜日、月に一度の定期検査を受けに、再び夫とラ・シオタ中央病院へ行きました。
この日も、午後からの診察で、私たち夫婦は、だんだん病院に診察へ行く事に慣れてきました。
受付を済ませ、産婦人科のある2階へ。
20分ほど待ち、担当医に呼ばれ、診察室へ入りました。

診察室へ入って、びっくり。
この日の担当医は、なんと、マスクをされていました。
キレイな顔が見れなくて、少し、残念。
どうしてマスクをされているのか、夫と担当医はフランス語で世間話をして和やかムード。
私は、彼女に理由も聞けないまま、すぐさま、診察を開始。

この日も、体重測定 → 子宮口のチェック → エコグラフィ の順番で、
淡々と診察をしていきました。

今回は、子宮底長も測りました。
これは、足を伸ばした仰向けの姿勢で、恥骨の上から子宮の一番上までの長さをメジャーで測る事です。

楽しみにしていたエコグラフィ検査で、
1カ月ぶりにお腹の赤ちゃんの様子を診る事ができました。
この日は、
赤ちゃんは、子宮の中で、足を伸ばして、座っていました。
小さく丸まっている格好ではなく、頭を下にして、足を上に伸ばして、ねっころがってました。

2月の定期健診の時より、一段と大きくなっていて、先生も、「大きくなってますよー!」と笑顔。
1ヶ月前は、子宮の大きさに合わせて、羊水に浮かぶ赤ん坊の大きさは普通で、ほどよいスペースを保っている感じでしたが、
なんか、今回は、赤ちゃんの身体の方が大きくなっていて、子宮が狭く感じました。
窮屈じゃないんだろうか…?

指の関節までハッキリと成長していて、骨が光って見えました。
耳の穴も見えました。
目の位置も確認。

身体の細部まで形成されていて、感動。

カルシウムを採らないといけないなぁ…と感じました。

さて、診察が終わり、先生からの注意事項を夫と聞く際、
私は、「先生、どうされたんですか?マスクされて」と尋ねました。
すると先生は、「喉が痛くて、患者さんにうつしたくないので、マスクしてます」と笑顔で返答。

今回も、私の体重は、1kgも太っておらず、先月と同じ数値。
先生が、夫に「どちらが料理をされるんですか?」と興味深げに質問していて、
夫が「僕が作っていて、同じものを食べているのに、彼女は太らず、僕が太ってます」と返答してました。笑

先生もすごく痩せてらっしゃるので、帰り際、私は「先生も食べて元気になってくださいね」と言って、
かたく握手を交わしました。