娘の通う学校では、
今年に入って、新しいプロジェクトとして、小学2学年対象に、
体育の授業で「柔道」が取り入れられた。
以前、ラ・シオタ市内に通う小学生から、ちらほら、
「柔道の授業がある」事を聞いていたけれど、9~10才くらいの高学年が対象。
低学年にも、「柔道」を、学んでもらおう!という、画期的な教育プロジェクトに、
私は、ビックリした。
娘は、「自分が日本人だから」とか、「日本のスポーツだから」とか、
そういう感覚は、全く持ってない。
見た目は、日本人っぽいけど、頭の中は、フランス生まれのフランス人。
フランス人な夫の影響を大きく受けて成長している娘は、
日本の文化に対しても、外国人的な眼差しで、
「なんで私はこんなに漢字を覚えないといけないの~?」と、言った調子。
柔道が教える日本人ならではの「尊敬」「平等」などからは、とても遠い所にいる彼女は、
スーパーマリオなポケモン世代の先端を、ひたすら走っている。。。
なにわともあれ、9月から始まった柔道の授業も、今月で終了。
担任の校長先生から、「引率に来てもらえないか?」とお願いされる事もあった。
柔道は、勝ち負けがハッキリと出て、相手の体格によっては、対戦しにくい競技でもあるため、
娘は、足の長いクラスメイトの子と組みたがらなかった。
畳の上にあがる時と、道場を去る時に、一礼する。
日本では、「お辞儀」をするのは、普通の挨拶でも、フランスでは、柔道を習う時だけ。
柔道を教える元オリンピック選手の指導員が、日本語で指示を出すのも、何だか新鮮だった…。
日本から遠い国、ここフランスで、日本を味わうことが出来て、嬉しかった。
普段の登校時の様子。
フランスでは、体育の教科の指定された「体育着」の存在がない。
ので、ジョギング用のズボンと、Tシャツといった「スポーツがしやすい服装」で、登校。
去年の自転車乗り授業の時には、ヘルメットも持参した。
「水泳」の授業では水着の指定もないので、着替えがしやすく、水の中にいても、よく見える水着を選んだ。
娘は、スカートみたいにヒラヒラがついた水着を着たがったが、それは学校の授業には合わないから、と、止めた。