先月からマタニティ・スクールが始まりました。
私の通院するラ・シオタ中央病院の産婦人科が運営する講座で、様々な講座が設けてあります。
水泳・針治療・食事療法など興味深い講座がたくさんあったので、
私は、その中でもヨガの講座を希望していました。
しかし、タイミングが合わず、
その講座は、受けることができませんでした。
その代わり、もっと出産や育児に直接関わる講座を薦められたので、
その中でも特に興味があった「授乳」と「無痛分娩」「退院後の育児の仕方」「分娩について」を選び、
予約を入れてもらいました。
先月は、「授乳」についての講座。
受講するため、たくさんの妊婦さんが部屋に集りました。
付き添いで来ている男性は、私の夫と、もう1カップルの旦那さんだけ。
多くの妊婦さんが、羨ましそうにこちらを見ていましたが、
私は、いい加減、もう、1人で講座に行きたい気持ちがありつつも、
フランス語の専門用語が飛び交うマタニティ・スクールで、
大切な事柄を聞き漏らさないで聴くなんて、そんなコト…無理。
やっぱり夫がいないと、外国で出産する以上、私だけでは言葉の壁は乗り越えられないのが現状です。
でも、「私だけでも受講する」という自立した気持ちで、仏語辞書をカバンに入れて病院へ行きました。笑
さて、
この日は、現場で働く助産士さんが講師となって、「授乳」についての説明がありました。
と言っても、「実際、このように授乳します」と手取り足取り技術を学ぶものではなく、
「母乳」の重要性を説く概念的な・哲学的な講座で、フランスって凄いな…と感じました。
助産士さんは、特に、「赤ちゃんとのスキンシップ」がどんなに大切か、と説明。
私の傍らにいる夫は、聴き漏らさないよう、あとで私に説明ができるよう、カリカリとノートにメモ書き。
学生時代、こんなに熱心に勉強した事がない…と言わんばかしに、真剣でした。
もちろん、メモ書きしている妊婦さんはチラホラいましたが、夫は、男性なので、余計目立つ。
でも、全然、本人は気にしていないようで、逆に、講師の助産士さんに感心されていました。
今月に入り、
次の講座は「無痛分娩」についてでした。
この講座は、必ず臨月に入ったら受講するよう言われていた重要な講座。
「無痛分娩をどのようにするのか?」実際の映像をモニターで観ました。
麻酔を使い背骨にある神経を眠らせ、痛みをなくして分娩に望むので、
注射器などを身体に刺し、チューブの通す映像などが映し出されると、
何人かの妊婦さんが、目をそらしてたり、手で持っている紙で扇いだりして、
平静を保っていました。
注射や針、血、手術などが苦手な人は、妊婦さんになったら大変だろうな…と感じました。
私は、確かに注射されたり、いろいろ診察台に乗って、調べられたりするのはいい気分はしないけど、
でも、別に倒れたり、気絶したりするほどの恐怖もあるわけでもなく、
ホラー映画が大好きなだけに、病院での治療・診察・検査は、嫌いではありません。
逆に、夫は、病院が苦手でだったらしく、人が入院しているのを見舞うのも億劫がっていた…と聞き、
全然そんな風には見えなかったので、「えっ?」とビックリしました。
夫は、過去、少年時代にトキソプラズマ病に罹り、マルセイユの大きな病院に通院して、
注射を何本もされ、この病気が原因で、喘息にもなり、それまでは、かなりの健康児だったのに、
辛い少年時代を過ごした思い出があります。
今となっては、ムキムキと筋肉があり、身長も体重もあり、大柄な体型で、見た目にも健康ですが、
やはり注射は嫌いだとのコト。。。
そんなこんなで、
「無痛分娩」についての講座では、映像を観ながらの説明を受け、そのあと、全員が麻酔科に移動しました。
ここで、採血・血圧測定をして、
アンケートに答えて、「無痛分娩」を受けるかどうか?の同意書にサインをしました。
その後、診察を受けました。
診察は、私の背骨を調べるもので、麻酔科の女医さんが優しく背骨をチェック。
先生が「あら?この子、背骨が曲がってる…」と言い、
診察台の傍らにいた夫が「何か問題はありますか?」と尋ねると、
「普通なら(背骨が曲がっていても)問題はないです」とワケが分からない事をおっしゃっていました。
この私の背骨の曲がりようは、小学校の保健の先生にも指摘されていたことで、
20年以上も前に、すでに曲がっていた背骨を、今更、真っ直ぐにすることなんて…無理。苦笑
フランスで、「自然分娩」か「無痛分娩」かを選べるとは、思いもしなかった。
私の日本の周りの友人・家族・親戚などで、分娩方法を選べる話など聴いた事もなく、
フランスって、自由な考え方がこんなところにまで影響しているんだな…と感じました。
これは、私がステンドグラスで創作した「エンジェル・フィッシュ」
大好きなステンドグラス製作も、今は、全然していません。。。
この作品も、実家、祖母の家に飾られています。
私の通院するラ・シオタ中央病院の産婦人科が運営する講座で、様々な講座が設けてあります。
水泳・針治療・食事療法など興味深い講座がたくさんあったので、
私は、その中でもヨガの講座を希望していました。
しかし、タイミングが合わず、
その講座は、受けることができませんでした。
その代わり、もっと出産や育児に直接関わる講座を薦められたので、
その中でも特に興味があった「授乳」と「無痛分娩」「退院後の育児の仕方」「分娩について」を選び、
予約を入れてもらいました。
先月は、「授乳」についての講座。
受講するため、たくさんの妊婦さんが部屋に集りました。
付き添いで来ている男性は、私の夫と、もう1カップルの旦那さんだけ。
多くの妊婦さんが、羨ましそうにこちらを見ていましたが、
私は、いい加減、もう、1人で講座に行きたい気持ちがありつつも、
フランス語の専門用語が飛び交うマタニティ・スクールで、
大切な事柄を聞き漏らさないで聴くなんて、そんなコト…無理。
やっぱり夫がいないと、外国で出産する以上、私だけでは言葉の壁は乗り越えられないのが現状です。
でも、「私だけでも受講する」という自立した気持ちで、仏語辞書をカバンに入れて病院へ行きました。笑
さて、
この日は、現場で働く助産士さんが講師となって、「授乳」についての説明がありました。
と言っても、「実際、このように授乳します」と手取り足取り技術を学ぶものではなく、
「母乳」の重要性を説く概念的な・哲学的な講座で、フランスって凄いな…と感じました。
助産士さんは、特に、「赤ちゃんとのスキンシップ」がどんなに大切か、と説明。
私の傍らにいる夫は、聴き漏らさないよう、あとで私に説明ができるよう、カリカリとノートにメモ書き。
学生時代、こんなに熱心に勉強した事がない…と言わんばかしに、真剣でした。
もちろん、メモ書きしている妊婦さんはチラホラいましたが、夫は、男性なので、余計目立つ。
でも、全然、本人は気にしていないようで、逆に、講師の助産士さんに感心されていました。
今月に入り、
次の講座は「無痛分娩」についてでした。
この講座は、必ず臨月に入ったら受講するよう言われていた重要な講座。
「無痛分娩をどのようにするのか?」実際の映像をモニターで観ました。
麻酔を使い背骨にある神経を眠らせ、痛みをなくして分娩に望むので、
注射器などを身体に刺し、チューブの通す映像などが映し出されると、
何人かの妊婦さんが、目をそらしてたり、手で持っている紙で扇いだりして、
平静を保っていました。
注射や針、血、手術などが苦手な人は、妊婦さんになったら大変だろうな…と感じました。
私は、確かに注射されたり、いろいろ診察台に乗って、調べられたりするのはいい気分はしないけど、
でも、別に倒れたり、気絶したりするほどの恐怖もあるわけでもなく、
ホラー映画が大好きなだけに、病院での治療・診察・検査は、嫌いではありません。
逆に、夫は、病院が苦手でだったらしく、人が入院しているのを見舞うのも億劫がっていた…と聞き、
全然そんな風には見えなかったので、「えっ?」とビックリしました。
夫は、過去、少年時代にトキソプラズマ病に罹り、マルセイユの大きな病院に通院して、
注射を何本もされ、この病気が原因で、喘息にもなり、それまでは、かなりの健康児だったのに、
辛い少年時代を過ごした思い出があります。
今となっては、ムキムキと筋肉があり、身長も体重もあり、大柄な体型で、見た目にも健康ですが、
やはり注射は嫌いだとのコト。。。
そんなこんなで、
「無痛分娩」についての講座では、映像を観ながらの説明を受け、そのあと、全員が麻酔科に移動しました。
ここで、採血・血圧測定をして、
アンケートに答えて、「無痛分娩」を受けるかどうか?の同意書にサインをしました。
その後、診察を受けました。
診察は、私の背骨を調べるもので、麻酔科の女医さんが優しく背骨をチェック。
先生が「あら?この子、背骨が曲がってる…」と言い、
診察台の傍らにいた夫が「何か問題はありますか?」と尋ねると、
「普通なら(背骨が曲がっていても)問題はないです」とワケが分からない事をおっしゃっていました。
この私の背骨の曲がりようは、小学校の保健の先生にも指摘されていたことで、
20年以上も前に、すでに曲がっていた背骨を、今更、真っ直ぐにすることなんて…無理。苦笑
フランスで、「自然分娩」か「無痛分娩」かを選べるとは、思いもしなかった。
私の日本の周りの友人・家族・親戚などで、分娩方法を選べる話など聴いた事もなく、
フランスって、自由な考え方がこんなところにまで影響しているんだな…と感じました。
これは、私がステンドグラスで創作した「エンジェル・フィッシュ」
大好きなステンドグラス製作も、今は、全然していません。。。
この作品も、実家、祖母の家に飾られています。