桃色鸚哥のため息

風の吹くまま、気の向くままに……

1月16日(月) 入院

2006年02月12日 | Weblog
 朝ご飯は食べる暇無し。とっとと出かける。11時、入院手続きを済ませ、外来婦人科に行き、3階の病棟に案内してもらう。ナースに病室であれこれ説明を受け、早速病衣に着替える。靴もスリッパに。麻酔科の先生とまた面談できるというので、手術室に向かう。前回お会いした先生と、もう一人、若い女性の先生と二人。

 また、喉に管が入りにくい話が中心。若い方の先生と二人で私の顔、骨格、首の硬さ(前後にどのくらい傾くか)、口の開き具合などを見て、普通に大丈夫だと思えるわよね、と言っている。ま、もしダメでも仕方がない、と前回も話して決めたことだから、全てお任せしますと言う。他に心配なことはないかと聞くので、あとは痲酔が醒めそうなときに何かを叫ぶことが心配だと言うと、22年前とは器具もだけれど薬も方法も変わっているから心配はないし、かえって叫ぶ人の方が意識がある証拠なので安心できるとか。じゃ、イイとするか。

 部屋に戻ってくると、お昼ご飯が置いてあった。病院食というと、暖かい物は冷め、冷たい物は温くなり、お味もねえ……と思う人の方が多いだろうが、どっこい、結構おいしい! 暖かい物は暖かく、冷たい物は冷たい。食事を運ぶワゴンは、ちゃんと温蔵庫と冷蔵庫に別れていて、ひとり分のトレーがちゃんと両方にまたがって収まるようにできているのだ。進化している……。

 午後は、1時頃シャワーを浴び、電気カミソリを渡されたので剃る。えっと、下腹を切るので見える範囲の下の毛を、です。でも、なんでよ~途中で電池が切れちゃうってのはさ~! 寝間着を着て浴室から出て取り替えてもらう。どんな電池と取り替えたのか知らないが、結局終わる頃にまた電池が切れた……頼むよ、新しいの入れてよ!

 2時半頃、婦人科外来に行き、もう一度MRIの写真を見ながら説明を受ける。その上で、万が一の話を。まずは、お腹を開いてみて卵巣が著しく腫れていたりした場合は摘出するという話。MRIを撮った頃は、少し腫れていたらしい。ま、その時から時間は経っているし。女性ホルモンを抑える薬を数回打ってもいるので、ほとんど心配はいらないそうな。ただ、開けてみなければわからない、ということはあるので一応。卵巣は、片方の5分の1あれば、機能としては果たすことはできるのだそうな。だから、片方取ったからといって悲観することはないそうだ。
 
 あとひとつは、万が一、出血が多かった場合に輸血をすることもあるので、同じ血液を用意するのでといって血を採られた。それと、輸血をする場合は、万全を期してはいるが、どうしてもその目をくぐってその時の検査に引っかからなかった肝炎やHIVに感染する場合がないとは言えないのでそれを承知して欲しいと言うことだった。仕方がないな。

 部屋に戻ると、下剤が待っていた。この下剤は市販の下剤の何倍もの威力があるという。8時間後くらいに効くはずなので、もう飲んでくれということで3時頃飲む。と、もうすることはない。テレビのカードを買ったくらいか。荷物の出し入れをし、明日に備える。あとはもう、まな板の鯉! 

 晩ご飯は6時。思うほど多くはない。っていうか足りないくらい(笑) これから出さなきゃいけないから少なくても仕方ないか。と、下剤は7時前から早くも効く! 夜のうちにかなり出る。が、晩ご飯の分はいつ出るんだろうなあ……。9時以降水一滴飲めなくなるし、朝は浣腸が待っているしね。というわけで、あっという間に9時になり消灯時間だ。電気は9時少し過ぎると小さな明かり取りのライト以外はつけようと思ってもつかなくなった。暖房も9時で終わり。

 最近、9時なんぞに寝たことはないからな~。手術より、寝られるかどうかが不安な夜だった。