6 人を愛する上で肝心なのは――――――誰にも強制は出来ない。愛するものが自分の望むことや、相手によかれと思うことをしてほしいと願うのは人情だが、人の事は何事もなりゆきに任せなくてはいけない。しかしそれは辛いことだ。人はとかく干渉したくなるもの。「誰かを守ってやりたくても、それが出来ないのも辛い」「守ってやることとなんてできるもんじゃない。精々できるのは愛することぐらいさ」 (サイダーハウスルール下P421より)
7 いつもキラキラしていろ。他人を分かろうとしたり、何かしてあげようとしたり、他人から分かって貰おうとしたり、何かしてもらおうとしたりするな。自分がキラキラと輝いている時が何よりも大切。それさえ分かっていれば美しい女と美味しいビールは向こうからやってくる。
8 役者は私がそうだったように苦労して下から這い上がらなければいい味が出せない世界。急に人気が出るようだと困る。○○さんも、××さんも2世で騒がれるのは大変。 (緒形拳さん88’5/2報知)
9 人生順番である。「最近何してる?」「順番待ってるの」
10 病とヒトの共存の本質――――――ウイルスやバクテリアが登場して活躍しすると、死ぬべき体質の人は死ぬ。で、いったん鎮まる。しばらくすると又発病すべき体質の人が出て来る。そこで又ウイルスが働く。死ぬ人は死ぬ。残りの人はウイルスの宿主としては政府登録国際観光旅館みたいなものだから生かされる。(栗本慎一郎著「パンツを捨てるサル」p45より)