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今日四月四日は熊本大学の入学式、以下の上田沙丹氏の龍南物語には、入学当初の様子を表した文が記載されているである。このクラス会の文で気がつくところは五高には九州各地はもとより、全国から学生が集まっていたこと。この時代までは卒業は毎年六月で入学は九月であったこと。特に「いつしか暮れやすい秋の夕べはとっぷり暮れて闇となる 」と言う表現はそれをはっきり表している。また新入生は未だ未成年が多かったと思われるが新入生歓迎会から酒が出され、世の中は酒に対して鷹揚であった。大正もはるか昔のことになりにけりであろうか。今年も入学後の五月になれば新入生歓迎コンパも多く実施されると思われるが、新入生諸君は酒の一気飲み等を決してしないようにしなければ、取り返しのつかないことになってしまう怖れなきにしもあらず・・・・・