月岡芳年 月百姿
『原野月』 保昌
明治二十一年印刷
藤原保昌(ふじわらのやすまさ)は平安時代中期の官史
天徳2年(958年)~ 長元9年(1036年)9月
藤原南家巨勢磨流 右京大夫・藤原致忠の子
丹後守として赴任する時は和泉式部を伴って下った
『宇治拾遺物語』より
国立国会図書館デジタルコレクション 007
平安時代中期、袴垂(はかまだれ)という盗賊がいた
この男、十月のころ衣服が欲しくなったので
笛を吹きながらそろりそろりと歩く保昌の衣を奪おうとしたが
隙のなさに圧倒され家まで連れていかれ 綿入れの衣を与えられたという。
明治16年(1883)出版の【武者无類外ニ三枚続キ画帖】
藤原保昌月下弄笛図(ふじわらのやすまさ げっかろうてきず)
国立国会図書館デジタルコレクション
ここでは大蘇芳年となっている