オオカミになりたい(遺言)

ずっとそばにいるよ

月乃百姿 姥捨月

2017-04-27 | 月百姿

月岡芳年 月百姿

『姥捨月』

明治二十四年印刷

 

 

棄老伝説

国立国会図書館デジタルコレクション 098


大和物語 第156段 姨捨

 信濃国更科に住む男は年老いたおばとともに暮らしていたが

男の妻はこのおばのことを憎み 深い山におばを捨ててこいと男に迫った

ついに男はおばをだまして月夜に連れ出し 山に置き去りにする。

だが家に帰った男は 『わがこころ なぐさめかねつ さらしなの

をばすてやまに てるつきをみて』 と

自分のしたことを悔い、おばを迎えに行ったという。

 

 

本朝孝子傳 姥捨て山の古話

枝折り型になっている

『奥山に枝折り手折りは たが為ぞ 我が身をわけて 産める子のため』