オオカミになりたい(遺言)

ずっとそばにいるよ

古今名婦伝 「遊女地獄」

2018-06-29 | 豊国錦絵

地獄太夫(じごくたゆう)は室町時代の伝説的な遊女

生没年不詳

文久1年(1861)出版  歌川豊国(国貞)絵

 

遊女地獄

泉州・堺 高須(こうす)の遊君なり 容顔並ぶ者なく

今を盛にして気立てもたかく、 自ら地獄と呼んで

衣類は皆 地獄変相の図を画した衣をまとっていた

暇(いとま)なる時は座禅して悟道を味わい

悟りの境地で仕事に励み妙を得た故

一休禅師も噂の遊女に

『聞しより 見て恐しき 地獄かな』

             (柳亭梅彦記)


返しに                

『しにくる人の おちざるはなし』