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イギリスのエリザベス女王が亡くなりましたね。国葬には世界の王族が集まり、イギリス国民だけでなく世界中から嘆きの声が聞こえます。25年前、ダイアナ妃が急死した際も凄かったけれど、今回はその上を行くのではないでしょうか。
70年にもわたって大英帝国に君臨してきた女王。きっと(我儘な孫夫婦の無理難題にも毅然と対峙するなど)美しく気高く威厳ある言動が、世界で愛されてきたのでしょう。日本の皇族にも大変よくしてくださいましたね。
何を隠そう我が家にも、女王の即位50周年記念の際のタペストリーが飾られています。ネットフリックスのTVシリーズ「ザ・クラウン」が始まった時、子供たちが悪ノリして飾ったものなのですが…。これからもしばらく飾っておこうと思います。
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さて、このたびの女王崩御から葬式まで、イギリスでたびたび虹が目撃されて話題になっていますね。女王崩御の前後、バッキンガム宮殿の上に二重の虹が出現したとか。また昨日は国葬を前に、ロンドンの空に虹がかかったそうです。
イギリスが虹のメッカとは聞いていませんが、この時期にそんなにしばしば虹がかかるのは、やはり理由があるような気がします。イギリスでは「亡くなったフィリップ殿下が迎えにきたのだ」「虹を渡って女王が天に赴く」などと噂されているよう。
…実はハワイ王国7代目のカラカウア王についても、よく似た虹の逸話が残っています。カラカウア王が療養先のサンフランシスコで亡くなり、ご遺体が船でホノルル港に着いた時。遺体を乗せた馬車がイオラニ宮殿に近づくと、宮殿の真上に三重の虹が出現したそうです。
ハワイアンの信条では虹の解釈はさまざまですが(良いことも悪いこともあります)、その一つに「虹は王族がご先祖の仲間入りをする印」というのがあります。虹は、ご先祖が王族を天に迎え入れる印なのだそうです。
こういったハワイアンの信条を考えると、このたびロンドンにたびたび虹がかかった不思議な現象にも、納得がいくような気がしますね。「虹はあの世とこの世を結ぶ」というだけでなく、そこにはもっと深いスピリチュアルな背景がありそうです。
僭越ながら…女王のご冥福を心よりお祈りいたします。