もりんの日々是迷い人

もりん。50代主婦。
×あり。子あり。
良い職場と幸せを探し求める日々。

全てが終わる。全てが消える。

2024-07-18 16:00:00 | 家族
前の夫が亡くなって…
早くも3ヶ月が過ぎました。

色々ありました。
お葬式をして。
納骨をして。
子供達が引っ越して来ました。

私には再婚した夫…『ご主人』がいます。
子供達は前の旦那さんとの子供で。
子供と言っても、もう成人しています。

現在、息子30歳。娘24歳。
この年齢の子供たちを見ずして、前の夫は逝ってしまいました。
(亡くなってから誕生日が来たので)


子供たちが越してきたのは、私の今の旦那さんの実家。
ややこしい(笑)

私とご主人は、団地?のようなマンション?に2人で住んでいて。
ご主人の実家は、そこから約徒歩10分の距離にあります。

6年前に建て直しました。
建て直して直ぐは、ご主人と私、義母の3人暮らしでした。
が。
近くに住むご主人の姉弟家族が、あまりに身勝手に頻繁に出入りするのに嫌気がさして、私は家を出ました。
離婚覚悟でしたが、結局離婚にはならずに、今はご主人と別の所に住んでいると言う訳です。


ご主人の実家。建て直す時に。
ご主人と私で、色々色々考えました。
義母には気兼ねなく暮らせるようにと、1階に大きなキッチンとリビングと部屋。
私たち夫婦には、2階に小さいキッチン。

私たちの2階には。
部屋は小さくてもひとつ多めに。
屋根裏には部屋にもなりそうな場所を作りました。

ひとつ多めの部屋と、屋根裏に電気もコンセントもある場所を作ったのは………
子供たちに何かあったら住めるようにでした。

考えた当時に、前の夫が病気だったわけじゃありません。
あくまで遠い将来何かあればと、作った部屋でした。

なのに…なのに…
まさかこんなにも早く、あの部屋を使うことになるなんて思いもしませんでした。

最初は。
今、私とご主人が住んでいる所に、子供たちを呼ぼうと考えていました。

けれど。
息子には軽い障害があり、大きい声で話したり騒いだりしてしまうことがあり…集合住宅での生活は難しく。
息子も娘も、いわゆる『オタク』で。大量のグッズを持って行きたいと言う。

そんなこんなな事情を考えて…
子供たちは、ご主人の実家に住むことになったのでした。

娘には、もともと私が使っていた部屋を。
息子は、余分に用意しておいたあの部屋を。
大量のグッズは、屋根裏の部屋に。

結果的に……皮肉にも…
全てが上手くいきました。


何故子供たちはこちらに引っ越さなければならなかったのか?

前の夫と子供たちが住んでいた家は、古く。
古いだけならまだ良かったのだけれど、私が離婚して家を出たあと、あまりに掃除をされない上に、物ばかりが増やされて……
壁はカビだらけ、階段にはガムテープが貼られ。床は抜けそうに緩くなり…。ほぼゴミ屋敷。

離婚して家を出た時。
家を建て直すための頭金くらいは残して出ました。子供たちのために。 事故の保障金を支払って、残った分は置いて来ました。
なのに…結局建て直す事もなく、前の夫は逝ってしまった。

でもそのおかげ?で。
子供たちが近くに住むことになりました。


今の私の気持ち。
子供たちだけで離れて暮らさせるよりは、近くに住んでくれるのは安心です。
でも、ご主人には、とてつもなく大きな『恩』が出来たと思います。

子供たちと一緒に住むことになった義母。全くの他人との同居です(笑)
私としては、ちょっと「ざまあみろ」な感じもあります。 
同居してた時、私がどれだけ嫌な思いをしたか…少しは分かるかな?と思うので。
子供たちにとっても義母は他人なので、多少の遠慮は出るとは思いますが。彼らは誰に似たのか意外と図太い(笑)

ご主人は。
実家を建て直したのは自分で。
自分が良いと言うのだから、誰にも文句は言わせない…そう私に言ってくれました。

他人である私の子供たちがいることで、以前のように、ご主人の姉弟一家が頻繁に出入りしてくれないことを、私は願っています。
義母と同居の頃は。
知らない間に家の中にいて、風呂出たら突然来てて…どれだけ気持ち悪い思いをしたか。


とにもかくにも。
子供たちの引っ越しも済んで…
残すは。
前の夫の家の売却。です。

もうすぐ。 
全てが終わって。
全てが消えます。

ほっと一息つきたいのに……
涙が出ます。