昨夜、ちょっとした料理を作った。
コンビニに弁当を買いに行く気力もなく、出前のパンフレットを見ても食欲をそそるものもないので、
よく作っていた、玉子とトマトの中華風の炒め物と、大根の味噌汁。
祥一郎が居た時もたまに膳に出した料理だ。
ところがそれが、味覚がおかしくなったのではないかと思うくらい、不味いのだ。
いや、不味いというのは正確じゃないな。
食事をしているという感覚が希薄なのだ。それこそ砂を噛むような味というか、餌を食んでいるというか。
つくづく味覚というのは、環境に左右されるんだなと感じた。
二人で暮らしていた頃は、美味いの不味いの言いながら、たわいもない会話をしながら、それでも炊いたご飯を全部平らげ、そこそこ満腹になるまで二人とも食事を堪能していたのだということを改めて理解した。
共に食事をしていた伴侶が突然居なくなってしまった環境で食べるたったひとりの夕餉。
献立を考える喜び、美味しくなれと思いを込めながらする料理、そして同じテーブルで共に食べるということ、そういう環境がもう無い今、私の食事は未来永劫こういうものなのだろうか。
それでも何かを腹に入れないと仕事に差し障りが出るかもしれないので、無理矢理口に押し込んでいる。仕事をする意味も分からなくなってしまったのに・・・・・・・・・・・
もういっそのこと、ガスコンロも調理器具も食器も全部捨ててしまおうかとも思ってしまう。
祥一郎・・・・・・・・・
お前と食べた食事は、例えちょっと失敗した料理でも、ぶつくさ言いながらでも、人間の食事だったね。
お前と出逢う前は、普通に一人で食事ができていたのに。
やっぱりもうお前と出逢う前には戻れないんだな。
祥一郎・・・・・・・・・・・・・・
おっちゃんは空腹だよ。お腹がではなく、心が空腹だよ・・・・・・・・・・・・・・
祥一郎・・・・・・・・・何故死んだ?おっちゃんをひとり置き去りにして・・・・・・・・・・・・
コンビニに弁当を買いに行く気力もなく、出前のパンフレットを見ても食欲をそそるものもないので、
よく作っていた、玉子とトマトの中華風の炒め物と、大根の味噌汁。
祥一郎が居た時もたまに膳に出した料理だ。
ところがそれが、味覚がおかしくなったのではないかと思うくらい、不味いのだ。
いや、不味いというのは正確じゃないな。
食事をしているという感覚が希薄なのだ。それこそ砂を噛むような味というか、餌を食んでいるというか。
つくづく味覚というのは、環境に左右されるんだなと感じた。
二人で暮らしていた頃は、美味いの不味いの言いながら、たわいもない会話をしながら、それでも炊いたご飯を全部平らげ、そこそこ満腹になるまで二人とも食事を堪能していたのだということを改めて理解した。
共に食事をしていた伴侶が突然居なくなってしまった環境で食べるたったひとりの夕餉。
献立を考える喜び、美味しくなれと思いを込めながらする料理、そして同じテーブルで共に食べるということ、そういう環境がもう無い今、私の食事は未来永劫こういうものなのだろうか。
それでも何かを腹に入れないと仕事に差し障りが出るかもしれないので、無理矢理口に押し込んでいる。仕事をする意味も分からなくなってしまったのに・・・・・・・・・・・
もういっそのこと、ガスコンロも調理器具も食器も全部捨ててしまおうかとも思ってしまう。
祥一郎・・・・・・・・・
お前と食べた食事は、例えちょっと失敗した料理でも、ぶつくさ言いながらでも、人間の食事だったね。
お前と出逢う前は、普通に一人で食事ができていたのに。
やっぱりもうお前と出逢う前には戻れないんだな。
祥一郎・・・・・・・・・・・・・・
おっちゃんは空腹だよ。お腹がではなく、心が空腹だよ・・・・・・・・・・・・・・
祥一郎・・・・・・・・・何故死んだ?おっちゃんをひとり置き去りにして・・・・・・・・・・・・
はじめまして。けいでもおっちゃんでもいいですよ。
野菜不足になるから何とか自炊しようとするのですけど、色々な思いが交錯してなかなかできないんです。
ほんとに、このままだと自分が倒れて祥一郎の証をのこすこともできないのではなんて思ってしまいます。
はこちゃんさんは一年半経ってもそうなんですね。私はまだ3カ月足らず。なにか気が遠くなるような気がします。