はけたけ宗匠のブログ

本業である刷毛についての話や、日本空手道昇禅会の本部師範として指導している道場の話、趣味の話

商売繁盛の酉の市

2009-11-29 12:03:16 | うんちく・小ネタ

毎年11月の酉の日に行われる酉の市に出掛け、商売繁盛を祈願しています。

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今年は一の酉11月12日に中村区にある素盞男神社に行ってきました。

「酉の市」は古くから関東地方に根強い信仰を持った民間の商売繁昌、家内安全を祈る行事です。

俗に、「おとりさま」と言い、天ノ日鷲大神を祭神とし、毎年十一月の酉の日に社頭にたった「市」のことだそうです。02_3

商売繁昌を願う人々が招福の熊手、箕、宝船、縁起の良い財宝、福寿を求めて、「取り込む」「熊手でかき込む」等の縁起を祝ったそうです。

ここ、中村では 素盞男神社の摂社に大鳥大神様をお祭したのが昭和24年だそうです。

私どもでは、先代、竹治の時代より毎年酉の市のご祈祷を受け、商売繁昌を祈願するのが、年中行事の一つになっています。


お千代保稲荷で見つけたもの

2009-11-29 10:04:56 | うんちく・小ネタ

11月7日お千代保稲荷の本殿から西に向かって鳥居をくぐった前にある公園にコンクリートの瓦礫のようなものが恭しく設置されているのを見つけました。

Photo  すぐ横に併設されている石碑を見ると、国歌「君が代」の歌詞に歌われることで知られる「さざれ石」と言う事です。

01_3 さざれ石について、チョット調べてみたらこんなことが書いてありました。

小さな石の欠片の集まりが炭酸カルシウムなどに埋められ、ひとつの大きな石の塊に変化したもの。「石灰質角れき岩」とも呼ばれる。

石灰岩が雨水で溶解し、石灰質の作用により、小石がコンクリート状に凝結して固まって出来るそうです。

伊吹山が主要産地。


本来のガムテープって知ってる?

2009-07-25 21:24:09 | うんちく・小ネタ

いわゆる「ガムテープ」と言われる物は、梱包用のクラフト粘着テープや布粘着テープ。そして、最近良く見かけるOPP粘着テープの総称だと思っていませんか?

私もつい先日までそう思っていました。しかし、本来のガムテープは段ボール箱などの封緘に用いるテープで、クラフト紙や布に再湿性接着剤を塗布したものだそうです。使用する際に、糊の塗られた面に水をつけ、糊を活性化した上で貼付する(一般的な郵便切手と同様)。ダンボールの封緘、梱包の他伝票類の背貼り、電球類の包装に多く使われています。水溶性の糊を使用しているので、剥離剤や合成接着剤などの非水溶性樹脂を使っていないので、リサイクルする際にはがす必要が無い。表面に剥離剤の処理が無い為、重ね貼りが出来る。クラフト粘着テープ等をはがす時はドライヤー等で熱を加えればはがした痕跡が残らないが、ガムテープの場合は容易に痕跡無くはがすことが出来ないと言う特徴があるそうです。

01 そして、この「ガムテープ」なるものを使用する際はたいてい左にあるような、専用のガムテープディスペンサーを使用するそうです。

但し、現在この機械は製造中止になり、部品供給も本年度始めに終了したそうです。02

そこで、名古屋市内に本社を置く、某ガムテープメーカーでは、自社製のコンパクトディスペンサーの開発に乗り出すと共に、従来の機械のメンテナンス対応の為、ディスペンサー取り付けの為の、最適な水付け用ガムテープ刷毛の開発の必要性が出てきました。

そんな中で、弊Photo_2社に製作依頼の話が来ています。まだまだ試作段階ですが

  弊社独自に開発した吸水性に優れた化学繊維を使用し、ステンレス金具で固定するという左のような形状の「ガムテープ刷毛」を開発中です。


茅の輪くぐりと能舞台

2009-05-17 15:28:26 | うんちく・小ネタ

5月16日、刷毛組合の研修旅行で昼神温泉の「石苔亭いしだ」へ行ってきました。

Photo 入り口を入ると、茅の輪が施されていました。少々早めの「茅の輪くぐり」です。

神代の昔、須佐之男命は、蘇民将来に一夜の宿を借り厚いもてなしを受けたお礼に、茅(かや)で作った輪をお授けになりました。「茅の輪」には疫病を祓いのける力があり、そのお陰で蘇民将来の家族は末永く栄えることが出来たそうです。以来、疫病が流行すると人々は「蘇民将来の子孫なり」と口々に唱え、「茅の輪」を身につけるようになったと言われています。そして、疫病の流行しやすい夏を前にした六月(夏越)の大祓いには、半年間の心身の罪穢れを祓い清め、病魔に負けないお力を頂ける様「茅の輪」をくぐるみそぎ行事として各地で行われるようになったそうです。

早速、この「茅の輪」をくぐり、飲みすぎに注意という願いを込め、黄色の人形(ひとかた)に名前を書き庭先の神社に納めました。

「いしだ」の玄関をくぐると、立派な能舞台がありました。Photo_3

舞台前の席に着座して、繰り広げられる地元の伝統芸能を鑑賞しました。

ますは、鳥舞、つづいて、神楽太鼓、最後に獅子舞と続きました。本日の出演者は海外公演も行う地元では有名な人だそうです。

舞台を堪能した後、昼神の温泉につかり、日頃の疲れを充分癒すことが出来ました。昼神の湯は無色透明で、ヌルッ!といった触感で、出た後もポカポカ、ツルツル・・・

湯上り後、宴会場へ移動して懇親会を始めました。美味しい食事と冷たいビールを、これまた堪能することが出来ました。