はけたけ宗匠のブログ

本業である刷毛についての話や、日本空手道昇禅会の本部師範として指導している道場の話、趣味の話

茅の輪くぐりと能舞台

2009-05-17 15:28:26 | うんちく・小ネタ

5月16日、刷毛組合の研修旅行で昼神温泉の「石苔亭いしだ」へ行ってきました。

Photo 入り口を入ると、茅の輪が施されていました。少々早めの「茅の輪くぐり」です。

神代の昔、須佐之男命は、蘇民将来に一夜の宿を借り厚いもてなしを受けたお礼に、茅(かや)で作った輪をお授けになりました。「茅の輪」には疫病を祓いのける力があり、そのお陰で蘇民将来の家族は末永く栄えることが出来たそうです。以来、疫病が流行すると人々は「蘇民将来の子孫なり」と口々に唱え、「茅の輪」を身につけるようになったと言われています。そして、疫病の流行しやすい夏を前にした六月(夏越)の大祓いには、半年間の心身の罪穢れを祓い清め、病魔に負けないお力を頂ける様「茅の輪」をくぐるみそぎ行事として各地で行われるようになったそうです。

早速、この「茅の輪」をくぐり、飲みすぎに注意という願いを込め、黄色の人形(ひとかた)に名前を書き庭先の神社に納めました。

「いしだ」の玄関をくぐると、立派な能舞台がありました。Photo_3

舞台前の席に着座して、繰り広げられる地元の伝統芸能を鑑賞しました。

ますは、鳥舞、つづいて、神楽太鼓、最後に獅子舞と続きました。本日の出演者は海外公演も行う地元では有名な人だそうです。

舞台を堪能した後、昼神の温泉につかり、日頃の疲れを充分癒すことが出来ました。昼神の湯は無色透明で、ヌルッ!といった触感で、出た後もポカポカ、ツルツル・・・

湯上り後、宴会場へ移動して懇親会を始めました。美味しい食事と冷たいビールを、これまた堪能することが出来ました。


越前和紙の郷を訪ねてⅡ

2009-05-04 18:52:06 | 祭り

5月3日越前和紙の郷を訪れた日は、紙の祖神「岡太神社(おかもとじんじゃ)」の33年ごとに行われる式年大祭の日でした。

Photo_6 パピルス館と紙の文化博物館を結ぶ和紙の里通り一帯では、「神と紙のまつり」と称してテントが立ち並び和紙の販売を始め、越前そばの手打ち実演とおろしそばの販売、和紙組合の人たちによる焼き鳥、フランクフルト、五平餅、味噌おでん、などなどの販売などで大変賑わっていました。

和紙販売のイベントテントでは、色んな和紙や和紙製品が超破格値で販売されていました。

私は包装紙として使う為、中々洒落た柄の和紙5種類が10枚づつ、計50枚の和紙を格安で購入しました。

また、長男は、洒落たデザインの祝儀袋を2種類買っていました。青白系と赤金系のこだわりの袋といったものでした。近々友達の結婚式があるそうで、その為のものです。地元ではチョットお目にかかれない流石和紙の里の製品。それが、また安い!!

小腹がへったので、手打ちのおろしそばを頂きました。腰があってのど越しも最高。最後に残ったおつゆに蕎麦湯を注いで、ゴックン。これで一杯500円・・・・安い・うまい

Photo_7 紙祖神岡太神社の式年大祭は2日の「お下り」に始まり、5日のお上りまで4日間に渡って行われるそうです。

私達は1時から始まる法華八講を見るべく岡太神社の本殿前で待っていました。

この法華八講は神仏習合の伝統儀式法要で、明治維新の神仏分離令以降中断していたものが、平成四年の神門回廊の竣工奉祝大祭で126年ぶりに復活再現され、今年の式年大祭で再度奉修されると言うことだそうです。

Photo_8 山伏を先頭にして、神職、僧侶と続く行列。本殿での神職による祝詞奏上、お払いの儀、続いて、本殿前に作られた特設舞台で僧侶による読経。初めての珍しい体験でした。


越前和紙の郷を訪ねて

2009-05-04 17:14:02 | まち歩き

 5月3日福井県越前市の越前和紙の里を訪ねました。先日の福井県和紙工業協同組合から依頼を受けて作った刷毛の評価を職人さんから直接聞きたい。そして、実際の紙すきの作業工程を見てみたい。そういった二つの理由があって、ゴールデンウィークを利用して家族で出掛けました。

 渋滞を避け、午前6時半頃自宅を出発しましたが、心配した渋滞も無く、午前9時前には現地に到着しました。組合の山下さんの案内で、紙の文化博物館を見学後、卯立の工芸館で伝統工芸士さんの実演を拝見しました。

Photo_5    初めて、手漉き和紙の作業工程を見せていただきましたが、大変いい勉強になりました。どの様に使っているか理解した上で、今後提案できればと思いました。

01  作業を見せて頂いた伝統工芸士さんに、愛知から来た刷毛職人だと山下さんから紹介されました。その後は、刷毛について毛材などの質問に答えたり、自分の刷毛に対するこだわりなど、刷毛談義に花が咲きました。

Photo_3

卯立の工芸館を出て、次は組合事務所のあるパピルス館に入りました。

こちらでは、紙すき体験が出来ると言うことで、初挑戦しました。

はがき、コースター、色紙、うちわ、壁掛け、タペストリーと、色々なサイズのものを漉くことが出来ます。

私は、およそA3サイズ位の壁掛けを漉きました。漉いた紙に押し花等をあしらったり、着色したり、金粉、銀粉等をかけたりした後、掃除機の様な脱水装置を使い乾燥させ、5分ほどでお土産として受け取りました。材料費込み1000円で貴重な体験と、お土産ゲットです。

02   紙すき体験を終え、まもなく山下さんから連絡がありました。

人間国宝の岩野市兵衛さんが、卯立の工芸館前で待っているとの知らせです。

挨拶の後、先日の赤毛の刷毛の使い勝手を尋ねると、あれから10日間程使っている。従来品よりやや硬めな感じがするが、よく出来ており使いやすい。従来品より長持ちしそうだ。と、大変いい評価を頂きました。

職人冥利に尽きる一言でした。


春季昇段昇級検定

2009-05-02 16:36:51 | 空手

4月19日、日本空手道昇禅会春季昇段昇級検定が本部道場にて執り行われました。

従来、昇禅会では本部館長の意向もあり、少年部の初段位は非常に少ない傾向にありました。しかしながら、昨年に続き今期の検定にも本部から阿部隼人士君(中1)が初段位に挑戦しました。

少年部にとって特に、1級位と初段位の受験において余りにも格差が大きすぎ、ハードで大変すぎるという事で、数年前から少年部にも指定型の他に指名型1~2を1・2級位受験科目に増やしたり、組手を90秒2ラウンドにしたりと、すこしづつハードルを上げてきました。

そして、今回1・2級位受験者に基本的な裏技審査の項目を追加しました。

そのような理由があっれか、今回の検定受験者は例年と比較するとやや少なめで、早朝より始めた昇級検定は午前中に終了し、11時40分より本部の阿部隼士君の昇段検定に移りまPhoto_2 した。

まずは体力測定から

5本指たて 30回 スクワット100回 腹筋 100回 逆立ち腕立て 15回(年齢数以上)

難なく、クリヤー!!

Photo_3 続いて、指定型「抜塞大」の審査。指名型「平安参段の型」の審査と続く。緩急のリズムもよく、鋭い視線で、なかなか切れのある型を演武していました。上出来。

Photo_5

続いて、裏技、の審査。

足技、手技と審査が進みます。

Photo_6  入身(いりみ)、開身(かいしん)の足裁きに若干のぎこちなさがあるが、前蹴り、回蹴り、外蹴りの蹴り方、蹴り処はOK

その他の蹴り技もまずまずの出来栄え?!

踏み違いによる手技六法の審査。

無難にこなしているものの、もう少し肩が回れば・・・・・

一にも二にも、もっと練習。

Photo_7 続いて、天心古流拳法(柔術)

切紙 居取之位 12手

やられ役をする相手が一転二転して結局、2~3週間前になって、大石弐段(指導員)に相手役(受け手)が決定。

一ヶ月前と比べると、比べ物に成らないほどの進歩、出来栄え。

今後も練習を忘れず、人前で演武出来るぐらいに仕上げてほしい。

Photo_8 最後は、組手の審査。

一般有段者相手に1分5ラウンド

(以前は少年部は3ラウンドでした)

一人目、二人目、三人目と初段位が相手。四人目は大石弐段。そして最後五人目は山田師範(四段)。

少年部の初段位受験で、四段の師範が相手するのは前代未聞。それだけ、阿部君に期待がかかっている証拠だと思います。

この、ハードな組手に耐え、見事五ラウンドの間、攻撃をつづけました。

実は、阿部君、検定開始の1時間ほど前、練習中に、左足の薬指を痛め、痛みをこらえての受験でした。翌日、整形外科で受診したら、左足の薬指第一間接付近が骨折していました。骨折の中、あれだけ頑張れたのはスゴイ。

今後の成長が楽しみだ。もっともっとガンバレ!!

※※審査j結果※※

体力測定、指定型、指名型、組手、合格点クリヤー

裏技、天心古流拳法が、わずかに合格点に達せず。但しトータル平均点は合格点超え。

結論として、5月から7月まで月例の「禅の会」(有段者講習会)に参加し、合格点に達しなかった二種目についての再審査を夏季合宿の際に行い、その間合否判定を保留することとなりました。

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ラグビー総体尾張予選

2009-05-02 14:21:47 | スポーツ

4月29日一宮市の光明寺グランドにて、ラグビーの総体尾張予選準決勝が午前11時より一宮高校と一宮西高校で行われました。

01我息子は、数日前よりの風邪をひき、咳と頭痛を抱えながらの出場でした。朝方はやや辛そうでしたが、6番のユニホームを着けてグランドに立ったときは、気合を入れて、なんとかパワフルに奔走していました。

結果は17(前半10 後半7)対14(前半7 後半7)で02何とか一宮西の攻撃を抑え、勝つことが出来ました。 次は5月2日の一宮工業との決勝戦です。

県大会へは2位まで出場できるので、まずは一安心です。

試合の翌日、風邪がひどくなってきたので、病院へ行ったら、もう少しで肺炎になる一歩手前の状況ということで、30分程の点滴をしてもらい、翌日も点滴に来るようにいわれました。2日の点滴終了後、登校し、部活にも参加しましたが、大事を取って2日の試合は21番だそうです。今日の試合は出番が無さそうですが、出番が来れば思いっ切り頑張ると言って出掛けていきました。

出来れば一宮高校が、今日の決勝戦も勝って1位で県大会へ進んでほしいと願わんばかりです。