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猫文学研究 ー猫の恩返し編ー Part12

2022-05-20 22:22:22 | 猫の恩返し
※法学部を出ている訳ではニャく、法律の知識も乏しく矛盾点や勘違いが多少あるかもしれませんが、僕ニャりに調べて考察してまとめているので、ご了承下さいニャー。

今回は「法律」としての研究ですニャ。

それはルーン王子初登場のシーンで、






ルーン王子はお魚のクッキーが入った箱をくわえて、ケーキ屋から出てきていましたニャ。


吉岡ハルとヒロミはその姿を見て、「泥棒猫?」と言っていましたニャー。


これについて『宮崎アニメ研究読本 宮崎アニメの不思議。』(井坂十蔵 21世紀BOX)には、
「ルーン王子は泥棒をしたのではないか」
と書かれていますニャー。



僕は、この「本当にルーン王子は泥棒をしたのか」について、こう考察してみましたニャー。





・「泥棒猫」と見ニャされニャいためには

言い換えると「どうすれば猫が人間の店で買い物できるか」ということにニャりますニャ。

そうニャると、僕として考えられることは、
「お金の問題」
「会話の問題」

が解決できれば、ルーン王子は泥棒をしたことにはニャらニャいと思いますニャー。





・「お金」の問題

まずお金が無いと、それこそ泥棒にニャりますニャ。


いきニャり強引ですが、「猫の国に日本円の貨幣に両替できる場所がある」とすれば、この問題は解決しますニャ。

猫の国に「通貨」というものがあるのかどうかは不明ですが、あの国の発展からすると、通貨があってもおかしくニャいですし、
無かったとしても、物々交換といった形で経済をまわしているとも考えられますニャ。


しかも、ルーン王子は猫王のご子息という立場ニャので、財力は相当あるはずですニャ。

日本の人間の世界と猫の国の物価の違いは分からニャいですが、お魚のクッキーを買える金額は十分あったと考えられますニャー。





・「会話」の問題

次は「会話」の問題ですニャ。

お金を持っていたとしても、何を買うのか意思疎通ができニャいといけませんニャ。

これは、吉岡ハルがルーン王子と初対面した時に猫がしゃべって驚いているところから、
「ルーン王子はそもそも人間と話すことができる」
ということにニャりますニャー。

劇中、人間の世界でも人間の言葉を話したのは、ルーン王子、猫王、ナトリ、ナトル、ムタで
「猫の国の住猫(一度でも居たことがある)」は人間の言葉を話すことができると考えられますニャ。





(結論)妄想ストーリー

では、ルーン王子が買い物をしたと思われる『吉岡ハルとヒロミが学校を出たシーン → ルーン王子がケーキ屋から出てくるシーン』の間に起こった出来事を
多分こうだったんじゃニャいかと、僕の妄想で書いてみましたニャー。



『吉岡ハルとヒロミが学校を出たシーン →

ルーン王子は日本円に換金したお金を持って、人間の世界に来ていた。
以前ユキちゃんから聞いていた話を頼りに、見つけたケーキ屋へ四足歩行で入った。

店員は猫が店の中に入ってきたことに気づいた。
しかしすぐに追い出そうせずに、少し観察していた。
すると、猫は店員の顔を見ながら目の前に来た。
そして、猫は二本足で立ち上がると、「魚のクッキーを頂けませんか。」と喋ったのである。
あり得ないこと出来事に驚く店員だったが、「もちろん、お金はあります。」と足りるお金を猫は見せたので、
店員は「はい、分かりました。」と言い、内心混乱していたが、ちゃんと魚のクッキーを用意し、
「○○円になります。」と言うと、猫は店員にお金を渡し、魚のクッキーが入った箱を受け取った。

そして、ルーン王子は「ありがとう」と軽く会釈し、箱をくわえて四足歩行で店を出た。

→ ルーン王子がケーキ屋から出てくるシーン』

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