40年の間にオン・オフ合わせて25台近く乗ってきた。台数が増えたのはオンとオフの車両を複数台同時に所有していた事があるせいだと思う。自分の場合、メーカーとか車両にさして大きな思い入れはない。その時々のニーズ合ったバイクが一番で昔は体力もあったし中古バイクが安かったのでこういう結果になった。
今は所有車は1台だけ。よく友人が外車に乗ればいいのにと言うが今まで外車を所有した事はない。コストが最優先なので自分の力量も大したことは無いし高い外車を買うくらいならメンテ費用も安い国産車を複数持っていた方がいい。しかし国粋主義ではないので裕福になれたら考えてもいいかなと思う。実際のところ故障率はどうなんだろう。車もバイクも故障だけは勘弁してもらいたい性分。今まで40年以上、車とバイクに乗ってきたが大きな故障は一度も経験していないのが国産車が信頼を勝ち得ている証かもしれない。それとYoutubeで外国人がBMWやDucatiと同等に国産車をテスト、評価をしているのでそんなに遜色はないのではないかと思う。車と比較すればバイクは本当に安い。身体を使って乗るので、安易に誰でも乗れるものではないのにも魅力を感じる。
自分にとってはオートバイは道具。期待に良く答えてくれれば愛着も湧くがピカピカに磨いてほくそ笑むなどと言う事はない。各メーカーが今度はどのように性能を向上させてくるかの方が楽しみだ。今ではあたりまえのABSやトラコン、1000ccで100馬力以上、200Kgちょっとの車重、出そうと思えば安全に200Km/hなんて考えられなかったがメーカー間の競争と努力のお陰で100万円位でこれらが手に入るのは大変ありがたい。昔は暗いヘッドライトでよく効かないブレーキなどなど怖い思いもずいぶんした。
みんなでワイワイやりたい人にはこの考え方はあてはまらないが、周囲や雑誌などの情報に煽られることなく現在の自分の力量、資金、仕事などを考慮して、最大限エンジョイするにはどうしたらいいかを考えるのが趣味の醍醐味。
昔からバイク雑誌のインプレには疑問を感じてきた。専門家はたくさんのバイクに乗っているし素人の考えとはずいぶん乖離があると思う。またテレビと同じでスポンサーの力関係が現れる。実際乗ってみて気に入らなければ買い替えればいいだけ。乗り換えても古くない下取りはそれほど悪くない。
そもそもある程度の期間、所有してみないとそのバイクの良さなど分からないと思っている。自分の場合、買い替えた時は不満の方が多い。でもしばらく乗っていると「そんなに悪くも無いな」と思い始め。身体や頭が慣れてきてからそのバイクの本当の性格が解ってくる。とにかく他人に惑わされず自分で考え、行動したほうがいい。