バッテリーはAZバッテリーというのに換装した。重さは前に書いたように元が4.6キロでAZバッテリーは1キロ。ショーライという会社の方が安くていいかと思ったがバイク屋氏が、何台か付けた事があると言ったので実績のあるAZにした。長期で使ってみないと評価は出来ないと思う。40年間、1ヶ月に1回はバイクに乗るようにするか乗れない時は端子を外すなどしていたがリチウムイオンバッテリーの説明書には2週間バイクに乗らなければ端子を外せと書いてあるので実際は解らないが注意が必要。あと寒冷環境等でスターターが廻らない時は、本来の性能を出すために負荷をかけていかなければならないようで、ライトやウインカーを4、5分付けっ放しにしてからエンジンを始動させてくれとのこと。
V-STROM1000ABSの高速道路での感想はやはりGSX-S1000Fに比べると時速100キロ以上からの追い越し加速が手首一つで出来ていたのが、大きくアクセルを開けなければならないと言う事と、あたりまえだがあんなに速くは加速しないので慣れなければならない。もっとも馴らし運転中だからガバッと開けている訳ではない。カタログ値ではGSXが145馬力、V-STROMは100馬力。ギアを下げなければ馬力よりトルクが重要だが。
GSX-S1000F
107kW〈145PS〉 / 10,000rpm
106N・m〈10.7kgf・m〉 / 9,500rpm
V-STROM1000ABS
74 kW 〈100 PS〉 / 8,000 rpm
103 N・m 〈10.5 kgf・m〉 / 4,000 rpm
Vツインエンジンなので馬力は無いけどトルクは同等なんだね。それも4000回転でマックスだから本来はV-STROMの方がギアを変えない加速はよさそうだが実際の加速感覚とは違うような気がする。100キロ以上で走ってるって言う事は既にトルクのピークになっているのかもしれない。それとも車重がそんなに効いてくるのか?馴らしを終えてもっと開けてみないと解らないかな。
車高が高く静かで前傾姿勢ではないから景色がとてもよく見える。歳をとってくるとこれが一番重要な気がする。もう何回通ったか分らない関越道だが富士山、浅間山、群馬や栃木の雪をかぶった山々の景色は絶景だった。たっぷり堪能できる余裕が出るのがこのバイクのメリットだ。