独り言を『ささやいていく』適当に!

後で『思い出すため』に書くメモ代用のブログです。

あんのこと、という映画感想の仮書き【映画の感想】

2024-10-02 21:52:58 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2日に分けて見終えた。

面倒臭い映画なので、サクっと適当に感想を書いておく。後で書き直すかもしれない。

結論として、ダメな映画だった。

何だこりゃと思いながら、他人の映画レビューを見たら凄い評価高いのね。

俺は駄目だと思うけど・・・・言いたいことは以下

1つ目、主人公あんを演じた女優は、演技として良かったと思う。お世辞ではなく良かった(描き方とは異なる)

2つ目、カメラワーク撮影面が最悪、グラグラしてる。何これ???

3つ目、様々なテーマを大量に入れた結果、途中から『何やってのか分からない話』になってる。最近観た押井守監督のアニメ映画オンリーユーと似てる失敗。

4つ目、『女の子あん』『警察』『記者』が主要キャラになっているけど、『警察』『記者』の描き方が雑、途中で離脱して放置されて最後にまた出てきたときに困惑した。

5つ目、ひどい話という『インパクト』社会問題に焦点を当てているという『社会問題』そういう映画の出来とは違う視点で評価されてるんじゃないかと疑っている。その描きも浅い。


6つ目、嫌な予感を感じ始めたのは序盤にある『あんの家での両親と祖母が揃ってるシーン』カメラ撮影で誰をどこを主軸にするかという視点が欠落しているので、中心軸のないシーンになっている。

 

7つ目、主人公は母親から「ママ」と呼ばれている。母親が娘に「ママ」と呼ぶのは奇妙だ。別にそういう話を描くのは良いと思うけど「それはなぜ?」というのは描かれていない。観客に判断を委ねるという意味かもしれないけど、それは母と娘がテーマになっている場合なのでは?

 

8つ目、「65分辺り?」から警察の問題が報道され、以降は作品の方向性が変わる。まるで違う作品を描き出すような作りで、冒頭から描いてきた世界を無視して無理やり話を入れたような違和感があった。

 

9つ目、この作品は「20代女性のハナ(仮名)の記事」を元に作られている。この記事を読むと「なぜ」酷い家族、嫌な仕事、介護、コロナ、警察官と再発防止の場所を描いているのかが分かる。ただ彼女に対しての追悼的な意味として考えると「0点」な作品だった。

 

そんな感じか。

個人的には、この手の映画で考えると長澤まさみ主演の映画『マザー』の方がマシな映画だった。演技の問題があるけど・・・。

 


ツレがうつになりまして。 【映画の感想】

2024-10-02 21:42:50 | ⑤長めの感想(映画+アニメ)

2011年のドラマ映画。微妙だった。

ある夫婦の夫が、鬱病にかかり退職する。
妻は夫の鬱病と向き合いながら、夫婦2人で生きる物語。

この映画を観て、鬱病に否定的な人間が変わるかというと変わらないと思う。

それは、この映画で変わったのは、結局2人の夫婦でしかないから・・・。

この夫婦以外が変わる、『人が変わる』ことを描いていないから、ただの『日常を描いたふつうの映画』みたいにしか見えない。

その『人が変わる』というのが『夫の兄』だと思っていたら、何もないまま終わるのは残念だった。

それとイグアナをなぜ飼うのかという強い意味も感じないし、納豆の話は何だったんだろう?

見てて嫌な気持ちになるだけだった。

終盤にキリスト教、イエス、ニーチェ、カトリック教会とかが出てくるけど、凄まじい違和感を感じた。

やっぱり、思いだすと変。唐突だし。変。

キリスト教の話を出すなら、最初からキリスト教徒の妻として話を作るべきだったんじゃ?とか思っちゃう。

病の話なら病院や医師などの描写は重要だと思うんだけど、そういう病に関しての脚本も軽かったし、最後の講演会で、本の宣伝しまくりなのを見せられたのも困った。

うつ病に関して惜しいと思うところもあったけど、結局は微妙な映画だった。