2日に分けて見終えた。
面倒臭い映画なので、サクっと適当に感想を書いておく。後で書き直すかもしれない。
結論として、ダメな映画だった。
何だこりゃと思いながら、他人の映画レビューを見たら凄い評価高いのね。
俺は駄目だと思うけど・・・・言いたいことは以下
1つ目、主人公あんを演じた女優は、演技として良かったと思う。お世辞ではなく良かった(描き方とは異なる)
2つ目、カメラワーク撮影面が最悪、グラグラしてる。何これ???
3つ目、様々なテーマを大量に入れた結果、途中から『何やってのか分からない話』になってる。最近観た押井守監督のアニメ映画オンリーユーと似てる失敗。
4つ目、『女の子あん』『警察』『記者』が主要キャラになっているけど、『警察』『記者』の描き方が雑、途中で離脱して放置されて最後にまた出てきたときに困惑した。
5つ目、ひどい話という『インパクト』社会問題に焦点を当てているという『社会問題』そういう映画の出来とは違う視点で評価されてるんじゃないかと疑っている。その描きも浅い。
6つ目、嫌な予感を感じ始めたのは序盤にある『あんの家での両親と祖母が揃ってるシーン』カメラ撮影で誰をどこを主軸にするかという視点が欠落しているので、中心軸のないシーンになっている。
7つ目、主人公は母親から「ママ」と呼ばれている。母親が娘に「ママ」と呼ぶのは奇妙だ。別にそういう話を描くのは良いと思うけど「それはなぜ?」というのは描かれていない。観客に判断を委ねるという意味かもしれないけど、それは母と娘がテーマになっている場合なのでは?
8つ目、「65分辺り?」から警察の問題が報道され、以降は作品の方向性が変わる。まるで違う作品を描き出すような作りで、冒頭から描いてきた世界を無視して無理やり話を入れたような違和感があった。
9つ目、この作品は「20代女性のハナ(仮名)の記事」を元に作られている。この記事を読むと「なぜ」酷い家族、嫌な仕事、介護、コロナ、警察官と再発防止の場所を描いているのかが分かる。ただ彼女に対しての追悼的な意味として考えると「0点」な作品だった。
そんな感じか。
個人的には、この手の映画で考えると長澤まさみ主演の映画『マザー』の方がマシな映画だった。演技の問題があるけど・・・。