2024年のファンタジー映画、ある意味で勉強になったがダメな映画。
平安時代、占いが国の運命を決めており、占いは陰陽師が行っていた。
町で殺人事件が起きたことで、犯人を捜すことになるが・・・みたいな感じの話。
この映画は、大きな意味で3つの話になっていた。
1つ目は、重要な役職の男が殺されて、その犯人を見つける話。
2つ目は、姫様みたいな女性と位の低い男の恋愛話。
3つ目は、主人公の安倍晴明が自分の両親を殺した犯人を捜す話。
しかし2時間近くの時間がありながら、それらが上手く描かていたかと言えば疑問。
とりあえず冒頭から10分くらい映画の世界観とか状況を説明してるんだけど、長い。
そして学校の講義聞いてる感じで眠い。
色々語るのはいいけど、面白味もなく、何が重要なポイントかも見えないので観ていてツマラン。
序盤は、全体像よりも主役の安倍晴明について描いた方が、いいじゃね?とか思いながら退屈に観てた。
殺人事件が起きた辺りから、『作品の方向性』が見えてくるので、印象は多少マシになる。
しかしマシにはなったけど、別に面白いわけでもない。
語るとこが、あまりない映画で空気感もあるので、すぐ忘れそう。
この映画を観て思ったのは、映画のブログを書く時に『あらすじを永遠と書くのは良くないな!』と良い意味で勉強になったがダメな映画だった。冒頭からダラダラ世界観の説明してる映画と同じ。注意したい
■色々思ったこと。
・1000年前の人間を描くということで、分かりやすくするために現代の言葉に変えていたけど、それにより「令和の人間」が平安時代の人間のふりをしているようにしか見えない。会話の仕方や演技自体も現代的なので奇妙。
・冒頭の説明で大きな字幕が『ドーン』と何度も連発して出て来るので、正直かんべんしてくれ!と思った。ギャグ?
・殺人事件の話だけど、犯人を捜すというサスペンス・ミステリーとしては、出来が悪い。
・途中で派手なVFX・CGシーンが見れるけど、実写映画「進撃の巨人」を連想した。安倍晴明が長髪になるので、エレンイエーガーみたいに見えたり。