
衆院選挙が終わり、与党は、自民191議席、公明24議席で、合計215議席となり、過半数の233議席に届かず過半数割れとなりました。
対して野党は、立憲148議席、維新38議席、国民28議席、共産8議席、れいわ9議席、参政3議席、社民1議席、無所属・諸派15議席で、合計250議席となりました。
石破総理が総理を続投する考えである以上、「残りの18議席をどうするか?」の問題で、与党は政権維持のために、野党との連立で模索すると感じます。
簡単な話で、維新か国民が有望と思います。この際、維新、国民が共に吸収されるかもしれません。
維新38議席と国民28議席を合わせると66議席です。与党215議席と合わせると281議席で、国政運営の主導権を握る261議席を20議席上回ります。

(東京新聞から拝借)
また、与党の公示前議席数が288議席であるため、実質的に新与党(自民+公明+維新+国民=281議席)は7議席しか失っていないことになります。
この7議席位は、参政3議席、無所属・諸派15議席の18議席からどうとでもなると感じます。
因みに、自民党だけで観た場合は、公示前議席数は256議席で、選挙後は191議席となりました。
しかし、維新+国民の66議席を合わせれば、257議席と1議席増えたことになります。
よって、選挙前と大して変わらない勢力図となります。
今回の選挙の目的は、「裏金議員を落とす選挙」だったと結果的に判断できると思います。
私は、維新と国民は自民党が支持率が低下した際の、支持者の一時的な受け皿的な役割りである党と割り切っています。
そのため、そもそも期待していません。
さて、憲法改正発議ライン(2/3)が、310議席で、憲法改正発議阻止ライン(1/3超)が、156議席です。
新与党281議席が、参政と無所属・諸派を取り込んでも、299議席で憲法改正発議ラインの310議席には、11議席足りません。
憲法改正を本気で考える場合は、立憲の切り崩しを行うと考えます。
立憲は、野党第一党で148議席ではありますが、一枚岩ではありません。新与党281議席は、憲法改正ライン310議席足らない29議席を、立憲の中から確保することもありそうです。
憲法改正がされた場合、緊急事態条項により、与党独裁が実質的に可能になります。
そうならないためには、衆議院議員の中にどれだけ国民のことを考えている議員がいるか否かだと感じます。
祈るしかない状況ではありますが、我々庶民は、日々の暮らしをしながら静観するしかありません。
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