Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

そうだ!過去を修正するために資格を取ろう。

2024-02-21 23:13:31 | スキルアップ
令和2年は2月にバス会社に就職してから、大型二種免許以外で3つの資格を取得しました。

きっかけは、当時勤めていたバス会社の統括運行管理者の方から、「若いんだから運行管理者の資格も取れよ!」と、勧められたことでした。

特に仕事以外にすることのない毎日を過ごしていた時期でしたので、2つ返事で承諾して勉強しました。

試験自体はさほど難しくもなく、基本書をさらっと読んだあと過去問7年分のを3回繰り返し、無事合格できました。

運行管理者の資格を取得後、運転手兼で週1~2回土日祝の点呼番および事務所の雑務を行いました。

その後、運行管理者と同じ要領で、第一種衛生管理者も取得しました。

ただ、運行管理者の仕事は観光バス、特定バスの営業職も兼務しないと給与が少ないです。

そのため、少しでも給与額を増やしたいと思い、ドライバーに特化することを会社にお願いしました。

会社側は、ゆくゆくは運行管理者に特化してほしいと考えていたことと、丁度タクシー会社で運行管理者を経験していた方が私と代わり運行管理者に特化してくれるとのことで、次のような提案がされました。

ドライバーに特化するのはいいが、その間、国内旅行業務取扱管理者の資格の勉強をして、ゆくゆくはメインの営業職兼の運行管理者として働いてほしいとのことでした。

営業職兼ではあるものの、運行管理者でドライバーと同じ給与水準は魅力に感じ快諾して、勉強を開始しました。

勿論この間、運行管理者のサポートはちょいちょい行っていました。

ただこの資格、運行管理者や衛生管理者と違い、ひたすら愚直に基本書と過去問で受かる試験ではありませんでした。

特に国内観光実務については、自分でノートに白地図を作ったり、観光名産やご当地文学など暗記ノートを作るなど、若干の工夫が必要でした。

国内旅行業務取扱管理者は、無事1回で合格できましたが、その時にはこの会社には居らず、新しい大手バス会社に就職後1ヶ月後でした。

あのまま前の会社にいたら、今ごろは営業職兼の運行管理者になっていたと思います。

しかし、田舎の小規模な会社のため少し気になることもあり、この転職に後悔していません。

唯一の後悔は、結構規則も緩く気楽に働ける環境を失ったことです。

但し、今の会社が規則に厳しい訳も多少の運行管理者の経験から分かるような気がしますので、これでよかったと思います。

そんなこんなで、運命の巡り合わせから整備系の資格を除いたバス会社で重要な3つの資格を取得することができました。

基本的に、今後バス会社に勤務するにあたっては、この資格で不足はないと、自分自身考えています。

ただ、この3つの資格は、バス会社に就職したご祝儀として、天から与えられたように自分は感じています。

なぜなら、資格取得にあたって、様々なことが比較的スムーズにいったからです。

今まで障害まみれの人生からすると、雲泥の差を感じるほどです。

今後のバス会社人生をしっかりやらないと、バチがあたりそうです。

さて、上記の資格は、今とこれからに必要なものです。

私の場合、24歳から44歳までの間人生を漂流した経験があります。

この20年間という期間を、修正する方法として自分自身考えると、やはり資格取得が一番現実的に感じます。

今度は、人から促されるのではなく、能動的に資格取得を考えてもいいかと思いました。

最近、外国人が増えてますね。

2024-02-20 23:46:15 | 日記
バスを運行していてしばしば感じることは、近年の在留外国人の増加についてです。

以前田舎の路線バス会社にいた頃は、1便につき1割ぐらいの割合で外国人の方が乗車していたイメージでした。

しかし、都内のバス会社に転職してからは、1便につき3割位が外国人の方で占めているイメージです。

国籍は、もっとも多いアジア系を筆頭に、インド系、中東系、南アメリカ系、欧米系とバライティーに富んでます。

最近の傾向ですが、どの外国人の方も乗車マナーがよく、いつも感心させられます。

その中でも最も乗車マナーがいいのは、欧米系の方で、何か洗練されたものを感じ、私も勉強になっています。

その他の外国人の方々も、なるべく日本の公共マナーに配慮しようと、一生懸命努力している姿勢がひしひしと感じられ、非常に好感をもって拝見しています。

但し、ごく少数ではありますが、日本の公共マナーを無視する外国人の方も、残念ながら存在します。

私の記憶でも、割り込みを乗車をして高齢者の方から注意されていた方や、大声で自国の言葉で会話していた方など、少数ですが確かに存在しました。

つい数日前ですが、アジア系の外国人4人組が乗車して来ました。

その内1人が発車後席を立ったため、すかさず車内マイクで注意をしたところ、思いもよらない返答が英語でかえってきました。

「彼女は、日本語できない。○○語で話せ!」

ニュアンス的には、「お前、サービス業だろ?!○○語で対応してみろよ!」の方が近いと思います。

それを聞いたときは、内心憤慨しましたが、終点まで直ぐだったため、無言でやり過ごすこととしました。

外国の方も様々ですが、やはり同じアジア系の方が一番難しいですね。

はじめまして!Mr.Bus-stopです

2024-02-19 23:05:00 | 自己紹介
はじめまして!
Mr.Bus-stopと申します。

このブログは、44歳迄多数の転職を繰り返した男が、ふとした思いからバス運転士に転職し、安定した生活を手に入れた今をお伝えします。

ちなみに、現在のバス運転士のキャリアは、4年目で、内1年は運行管理者を運転士兼で行っていました。

さて、私は、都内のDランクの私大を卒業後44歳まで、ありとあらゆる仕事を転々としてきました。

当然、このようなことですから、生活は一向に上向かず、常に心身共に不安定で、時間だけが徒に過ぎていく状態でした。

そんな中、とあるハプニングから人生の転機を迎え、バス運転士に就職をすることとなりました。

運送系の会社には、直前に軽貨物の仕事をしていたことから抵抗はありませんでしたが、バスという大きな車体を自分が操作できるのか、正直不安で一杯になった記憶がございます。

合宿で大型二種免許を取得後、転職活動を行い田舎の路線バス運転士に就職が決まりました。

就職先では3週間の研修の後、独車となり実際に運行を行うこととなりました。

最初の3ヶ月位は、不安と緊張で日々へとへとになりながら勤務していた記憶ががざいます。

しかし、その後は細かな失敗や仕事への不安もなくなり、普通に乗務をこなせるようになりました。

給与の面も、正社員になるまでは低めでしたが、正社員になった後は、一般的な額位は確保され、生活にも余裕ができました。

物質的な意味で安定した生活を手に入れると、精神的にもゆとりができ、資格取得の勉強も可能になりました。

資格については、会社がすすめる運行管理者(旅客)、第一種衛生管理者、国内旅行業務取扱管理者を取得しました。

資格自体の難易度は、さほど難しくはありませんが、バス会社勤務を行う上で評価される代表的な3つです。

その他に、整備も行いたい場合は2、3級整備士と危険物乙種4類があるといいですが、私は今は取得を考えていません。

そんなこんなで勤務3年目を迎えた頃に、「将来のためにも、もっと安定した環境で仕事がしたい。」、「大手バス会社のきちんとした研修を経て、バス運転士として本当のプロになりたい。」と云う思いが湧き、半年後に都内の大手バス会社に転職しました。

現在は、その会社できちんとした3ヶ月の研修を経て路線バス運転士としてを運行しています。

今後の夢は、勤務3年後キャリアチェンジのチャンスがあるため、運行管理者もしくは高速バス運転士、観光バス運転士に向けて今は頑張りたいと思っています。

基本的に私は、バス運転士の仕事は好きです。そのため、今後はバス関係の仕事以外の転職は考えていません。

おそらく今回の転職が人生最後の転職なのではと、今は考えています。

私がこのブログを始めた理由のひとつとして、過去の私と同じように人生に漂流している方がいましたら、是非ともバス運転士という選択肢も考えていただいたいと思います。

勿論、向き不向きもあると思いますが、きちんとハマれば、安定した生活とゆとりが確保できる数少ない職種と考えます。

こんな思いで、日記を更新していきますので、是非お付き合いいただければ幸いに思います。