(写真は、朝鮮通信使の船が上陸したという
「長雁木」)
職場の先輩だった”離島巡りの達人”の「原人
さん」に同行して、瀬戸内海の「とびしま海道」
へ行って来ました。
日本には約”420”の有人島がありますが、
原人さんは、これまでに”140”の有人島を
踏破しています。
原人さんに同行しての離島巡りは、今年4月の
五島列島(長崎県)に続いて3回目です。
離島巡り当日の天気予報が気になりますが、原人
さんの当初のプラン通り、自転車を借りて
「とびしま海道」をサイクリングすることに
なりました。
とびしま海道は、昔から海上交通の要所で、村上
水軍の城砦も築かれていたそうなので楽しみです。
羽田空港(7:00)→(8:25)広島空港
リムジンバス(9:00)→ (9:15)JR白市
(9:27) →JR山陽本線 →(10:03)海田市
(10:06)→ JR呉線 → 広(10:43)
→広駅前(11:20) →さんようバス (とびしま
海道) →(11:42)下蒲刈島
羽田空港で、7時発の飛行機に乗ると、8:25
には、もう広島空港に着きました。
空港からリムジンバスで、最寄り駅のJR「白市」
駅へ向かいます。
リムジンバスの車窓から見える上の写真の
オレンジ色の鉄塔は、山奥にある広島空港の
誘導灯です。
(白市駅)
(山陽本線)
白市駅から、「山陽本線」の岩国行き列車で
「海田市」駅まで乗車、そこから「呉線」に
乗り換えて、終点の「広」へ向かいます。
(海田市駅)
呉線は海岸線を走り、呉の造船所を通り過ぎて
行きます。
丁度、昼食時に広駅に着いたので、駅前に2軒
ある食堂のどちらかで食事をしようとしますが、
平日の昼間だからかどちらも閉店しています。
仕方なく、駅舎のコンビニでオニギリを買って
駅の待合室で食べます・・・
広駅に着いたあたりから、いよいよ雨は本降り
になりました・・・
今回のサイクリング車でのとびしま海道巡りを
断念、駅前から貸自転車店にキャンセルの電話
をします。
急遽、「ぶらり?路線バスの旅」に計画変更
です!
雨が激しくなる中、前途多難な旅のスタートです・・・
広駅前から、とびしま海道方面に行くバスに
乗ります。
バスの本数が少ないので、どこでバスを途中下車
して見物するか、真剣に車窓の景色を眺めながら
進みます。
上の写真の「安芸灘大橋」周辺は、余り見るもの
が無さそうな感じだったので、バスを降りずに
「安芸灘大橋」を渡り、「下蒲刈島」(しもかま
がりじま)へ向かいます。
下蒲刈島に入ると、「朝鮮通信使」の看板が目に
付いたので、通信使行列に興味のある私は、看板
のあった「三之瀬」バス停で下車してみます。
先ず、次のバスまで、約2時間あることを確認
してから見学を開始します。
この「下蒲刈島」は、古くは伊予水軍が進出して
いましたが、江戸時代には、広島藩が、海駅
としてここ三乃瀬を整備して、海本陣・茶屋など
を置いたそうです。
小雨が降り続く中、「下蒲刈島」の「蒲刈大橋」
の下にある「松濤園」(しょうとうえん)を
見学します。
(関連施設も含め1,680円)
「松濤園」の中の建物は、全国各地の建造物を移築
したものだそうです。
次に、同じ「松濤園」の中にある「番所跡」を
見学します。
番所跡の高札には、
”男女が一緒にいてはいけない。”
”海上から見える庭は綺麗にしておくこと。”
等と書かれています。
更に、同じ「松濤園」の中の「朝鮮通信使資料館」
の中に入って見学します。(写真撮影禁止)
(「朝鮮通信使資料館」の内部:資料館のパンフレットから)
上の絵は、通信使船が、岡山藩の小舟に曳かれて、
瀬戸内海を航行する様子を描いたものです。
(資料館のパンフレットから)
上の写真は、朝鮮通信使への豪華な供応料理です。
(資料館のパンフレットから)
江戸時代に正式な外交があったのは朝鮮だけ
だったので、幕府は朝鮮通信使をこの様に
丁重に処遇しました。
(朝鮮通信使:資料館のパンフレットから)
(本陣の前の朝鮮通信使行列:資料館の
パンフレットから)
(朝鮮通信使の船の模型:同上)
松濤園を出て、海岸沿いの道を「長雁木」へ
向かいます。
上の写真は、福島正則が幕命により築いた
「長雁木」で、「雁木(がんぎ)」とは、
階段状の船着場のことです。
朝鮮通信使は、ここで船から上陸して、道路の
向いにある「三乃瀬本陣」(海本陣)で休息
したそうです。
下の写真の「三乃瀬本陣」跡は、朝鮮通信使が
来訪していた当時の本陣の建物の外観を復元
したもので、内部は美術館になっています。
「三乃瀬本陣」跡から、「三之瀬」バス停まで
戻り、路線バスで、本日宿泊する「大崎下島」
へ向かいます。
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