3月の下旬にあった3連休のど真ん中に更なるレベルUPに向け、ちょっと?結構?重要な講習を受けました。
Emergency First Response(EFR)
普及の進むAED(自動体外除細動器)、街角・職場・コンビニなどにも設置が進み、目にする機会が多いと思いますが使い方はご存知ですか? 目の前で突然人が倒れたら対処できますか? EFRはそんな事態に「(海でも陸でも)迅速・的確に対処できるようになろう」というSPです(ダイバーでない方も受講できますよ) 車の免許を持っている方は教習所で人命救助の講習を受けた覚えがあると思いますが、それにもう少し項目を足したようなSPでした。
学科講習はまたもTくん。OWの学科以外、今まで受講してきたSPの学科は全てTくんが担当してくれていました。このときになって2人とも気づいてビックリ(笑) 他に受講者が居なかったのでこの日のメンバーは私とイントラTくん、そしてアンちゃん(永遠の18歳) 今回はこの彼女が患者役をほとんど担ってくれました。とってもおとなしくて無口ないい子です
《アンちゃん》
実際に18歳で命を落としたアンちゃん。お父さんが『こんな悲しみを味わう人が1人でも減るように』との願いをこめて、娘アンちゃんの顔を提供したのだとか。名前もちゃんと服にプリントされています
講習は朝から夕方まで一日みっちりで何気に結構ハードでした。事前の教材学習にくわえDVDを見たり、アンちゃんを相手に心肺蘇生法(人工呼吸や胸部圧迫(心臓マッサージ))の実習をしたり。
意外と言えば意外、なるほどと言えばなるほどなことに心肺蘇生法を施す前には必ず、「私はmuboudiverです。心肺蘇生法を習ったことがあります。何かお手伝いすることありますか?」と患者に確認しなくてはなりません。反応(意識)のない患者は暗黙の承認ということでOKをもらえたものとして扱いますが、反応のある患者で断られた場合はどんなに患者が苦しんでいても緊急ケアを施すことはできません。この確認をしないで緊急ケアをした際に何かあって「助けを求めてないのに勝手に対応したからだ」と訴えられたら確実に負けてしまうそうです
それから気道の確保、呼吸の確認、胸部圧迫、除細動、出血やショック、脊髄の管理をします。周囲の人に手伝いを求めて声もかけます。(「救急車呼んでください!」とか)
呼吸・心拍がなければ2回吹き込んで30回の胸部圧迫をし、それでも戻らなければAED使うなどして救急隊の到着まで緊急ケアを続けます。AEDは1回使い切りなのでAEDを使っても戻らなければ再び吹き込みと胸部圧迫を救急隊の到着まで繰り返します。
かな~り強く圧迫しないといけず、たいていの場合、胸部圧迫を受けた患者の肋骨は折れているんだとか。そんなことを聞くと『肋骨折っちゃうなんて…』と救助を躊躇してしまいそうですが、そんな心配に対応している法律があるんです
自主的に助けようとする個人を守るための法律で「グッド・サマリタン法」というそうです。これは、救助を試みたものの患者が助からなかった場合に救助を試みた人が守られる法律です。もちろん、適用されるには救助中の状況や行動について「習ったこと以外のケアはしない」などの条件がいくつかあり、先程の「助けてもいいですか?」の確認も条件のうちのひとつです
他にもケアをした人の精神面にどんな心配があるかや倒れて意識の無い人をどうやって自分1人の力で安全に仰向けにさせるか、骨折や出血がある場合はどう対処すれば良いか、などなど盛り沢山。
Tくん、私と身長が2cmしか変わらない上に細身なのですが予想に反して結構重たいんですよ。そのTくんを倒れている状態から仰向けにさせるのも大変。意識が無い人となるともっと重たくなるのでもっと大変 でもいざとなったら…火事場のなんとやら…
あ、包帯の巻き方や骨折した人への対処などもやりましたよ。(足だけ登場Tくん)
今回の講習内容は常日頃、頭の中で復習しておきたいものでした。(今のところちゃんと毎日復習しています) みなさんも緊急事態に遭遇したときはケアに当たっている人に「何か手伝えることはないか?」など聞いてみて下さい。緊急ケアの方法を知らなくても手伝えることはいっぱいあります 例えばAEDをいち早く現場へ届けるとか。そのためには何気なく目にしては流しているAEDがどこにあるかをちゃんと把握しておくよう意識する必要がありますが、その記憶ひとつで命がひとつ助かるかもしれません
あ、重要なことがありました。極力、患者の肌には直接触れないように気をつけます。救助者自身の安全や感染を防ぐためです。
この講習を受けて、更にスキルを磨く&定着させるべく3月最後の週末、海へ行ってきました。そしてなんとなんと…
Emergency First Response(EFR)
普及の進むAED(自動体外除細動器)、街角・職場・コンビニなどにも設置が進み、目にする機会が多いと思いますが使い方はご存知ですか? 目の前で突然人が倒れたら対処できますか? EFRはそんな事態に「(海でも陸でも)迅速・的確に対処できるようになろう」というSPです(ダイバーでない方も受講できますよ) 車の免許を持っている方は教習所で人命救助の講習を受けた覚えがあると思いますが、それにもう少し項目を足したようなSPでした。
学科講習はまたもTくん。OWの学科以外、今まで受講してきたSPの学科は全てTくんが担当してくれていました。このときになって2人とも気づいてビックリ(笑) 他に受講者が居なかったのでこの日のメンバーは私とイントラTくん、そしてアンちゃん(永遠の18歳) 今回はこの彼女が患者役をほとんど担ってくれました。とってもおとなしくて無口ないい子です
《アンちゃん》
実際に18歳で命を落としたアンちゃん。お父さんが『こんな悲しみを味わう人が1人でも減るように』との願いをこめて、娘アンちゃんの顔を提供したのだとか。名前もちゃんと服にプリントされています
講習は朝から夕方まで一日みっちりで何気に結構ハードでした。事前の教材学習にくわえDVDを見たり、アンちゃんを相手に心肺蘇生法(人工呼吸や胸部圧迫(心臓マッサージ))の実習をしたり。
意外と言えば意外、なるほどと言えばなるほどなことに心肺蘇生法を施す前には必ず、「私はmuboudiverです。心肺蘇生法を習ったことがあります。何かお手伝いすることありますか?」と患者に確認しなくてはなりません。反応(意識)のない患者は暗黙の承認ということでOKをもらえたものとして扱いますが、反応のある患者で断られた場合はどんなに患者が苦しんでいても緊急ケアを施すことはできません。この確認をしないで緊急ケアをした際に何かあって「助けを求めてないのに勝手に対応したからだ」と訴えられたら確実に負けてしまうそうです
それから気道の確保、呼吸の確認、胸部圧迫、除細動、出血やショック、脊髄の管理をします。周囲の人に手伝いを求めて声もかけます。(「救急車呼んでください!」とか)
呼吸・心拍がなければ2回吹き込んで30回の胸部圧迫をし、それでも戻らなければAED使うなどして救急隊の到着まで緊急ケアを続けます。AEDは1回使い切りなのでAEDを使っても戻らなければ再び吹き込みと胸部圧迫を救急隊の到着まで繰り返します。
かな~り強く圧迫しないといけず、たいていの場合、胸部圧迫を受けた患者の肋骨は折れているんだとか。そんなことを聞くと『肋骨折っちゃうなんて…』と救助を躊躇してしまいそうですが、そんな心配に対応している法律があるんです
自主的に助けようとする個人を守るための法律で「グッド・サマリタン法」というそうです。これは、救助を試みたものの患者が助からなかった場合に救助を試みた人が守られる法律です。もちろん、適用されるには救助中の状況や行動について「習ったこと以外のケアはしない」などの条件がいくつかあり、先程の「助けてもいいですか?」の確認も条件のうちのひとつです
他にもケアをした人の精神面にどんな心配があるかや倒れて意識の無い人をどうやって自分1人の力で安全に仰向けにさせるか、骨折や出血がある場合はどう対処すれば良いか、などなど盛り沢山。
Tくん、私と身長が2cmしか変わらない上に細身なのですが予想に反して結構重たいんですよ。そのTくんを倒れている状態から仰向けにさせるのも大変。意識が無い人となるともっと重たくなるのでもっと大変 でもいざとなったら…火事場のなんとやら…
あ、包帯の巻き方や骨折した人への対処などもやりましたよ。(足だけ登場Tくん)
今回の講習内容は常日頃、頭の中で復習しておきたいものでした。(今のところちゃんと毎日復習しています) みなさんも緊急事態に遭遇したときはケアに当たっている人に「何か手伝えることはないか?」など聞いてみて下さい。緊急ケアの方法を知らなくても手伝えることはいっぱいあります 例えばAEDをいち早く現場へ届けるとか。そのためには何気なく目にしては流しているAEDがどこにあるかをちゃんと把握しておくよう意識する必要がありますが、その記憶ひとつで命がひとつ助かるかもしれません
あ、重要なことがありました。極力、患者の肌には直接触れないように気をつけます。救助者自身の安全や感染を防ぐためです。
この講習を受けて、更にスキルを磨く&定着させるべく3月最後の週末、海へ行ってきました。そしてなんとなんと…