無謀海酔人muboudiverの日記 ~ダイビングと水族館~

シャチをこよなく愛する泳げない私が無謀な野望を胸にダイビングに挑戦!
(文章/写真の無断転載等は固くお断り致します)

シャチの引越し

2010-03-03 21:53:22 | Orca(シャチ)
私にとって朗報なようなそうでないような記事を見ました。

シャチと言えば鴨シー(千葉県にある鴨川シーワールド)が有名ですが、もう一箇所、国内でシャチに逢える水族館があります。和歌山県の「太地町立くじらの博物館」。この「太地町立くじらの博物館」に住んでいるナミ(♀、体長5.6m、体重2.7㌧、推定年齢26)をクーが住んでいた名古屋港水族館へ移すことが決まったという記事でした。

最初、この記事を目にしたときは正直も~~~~~~~『キランキラン』 実は『国内のシャチ全員に逢う』計画が私にはあってナミが最後の1頭だったので名古屋に来てくれる…となると開館から閉館までいても日帰りが可能。1泊すれば2日間も朝から晩までシャチと過ごせます そんなワケでこの記事を見た瞬間は本当に嬉しかったのですが、ふと気づきました。

『ナミはそれでいいのか? 体力はもつのか?
 長く住んでいた地や慣れた人(飼育員)から離していいのか?』

それを考えると、とても複雑な気分 自分がある日突然(扱いは丁寧だとしても)強制的に引越しさせられたら…? 慣れ親しんだ家じゃなくなる、慣れ親しんだ人たちにもう会えない。そんな状況に突然移されたら…? んーーー、やっぱり…
研究のためだなんだというけれど(名古屋港水族館も素晴らしい場所ではあったけど)シャチ自身のことを考えたら今のまま過ごさせてあげた方がいいんだろうな
うんうん、研究だってしなくちゃいけないわけじゃない。研究して何になる? 人間の知識欲が満たされるだけ?なら今のままでいいじゃん 生態だってもうある程度わかってるし。シャチ同士の会話の分析も要らない。シャチ同士が仲良くやっていけてればいいじゃん。シャチが幸せならそれでいいじゃん …自分の立場だけで考えると名古屋へ来てくれるのは(交通の便も良いし)嬉しいけど…


あ、ちなみに国内の水族館では鴨シーに現在7頭、くじらの博物館に1頭(寂しい…)の合計8頭が生活しています。アドベンチャーワールド、伊豆三津シーパラダイス、名古屋港水族館にもいたのですが残念ながら既に他界しています。


シャチ大好きです いつでもいつもシャチに逢いたいし、シャチが生き延びられるならパクッと食べられてしまっても全く構わない シャチの存在が無い生活なんて考えられない そのシャチに安全に確実に長時間逢える場(水族館)があることはとても嬉しい。だけれど、鴨シーで自然繁殖に成功したような個体でなければ、もうシャチを陸上に増やして欲しくないな
鴨シーにしたって最初私が初めて行ったときは3頭だったのが今は7頭。それでも水槽の大きさは変わってない。これ以上増えたら…


それにしてもなんてカワイイ…



(写真は2枚とも過去に鴨シーで私が撮影したものです)



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