昨日(7/7)時代劇専門チャンネルで放送された『忠臣蔵』前篇「君、怒りもて往生を遂ぐ」を見ました。
鰹節2本しか進物しなかった浅野内匠頭に吉良上野介は融通の利かない人は嫌いと、勅旨を迎える礼の作法も、畳替えも教えず、松の廊下では「かつお大名」とののしり、内匠頭に額を斬られる。
その日のうちに内匠頭は切腹。
その知らせを知った大石内蔵助は会議で仇討ちの心積もりを話して、城明け渡し。
決行は来年3月14日と。
いろいろな隠密が赤穂浪士の周りを探索する中、内蔵助は京で遊興三昧。
妻のりくを豊岡へ。
息子の主税を元服させ、切腹の作法を教える。
大石内蔵助…里見浩太朗
浅野内匠頭…風間杜夫
吉良上野介…森繁久彌
瑶泉院…多岐川裕美
りく…中野良子
大石主税…坂上忍
片岡源五右衛門…竜 雷太
目付役多門伝八郎…竹脇無我
上杉綱憲…中村橋之助
色部又四郎…丹波哲郎
1985年日本テレビの年末時代劇第一弾として放送された番組。
リアルタイムで見ていた私はすっかりこの作品で忠臣蔵にハマってしまい、今に到ります。
幼少のころから時代劇は大好きでしたが、忠臣蔵はよく知りませんでした。
26年も過ぎると、自分自身中身は変わっていないつもりでも、変わっているものですね。
昔は「吉良が意地悪で真っ正直な内匠頭がかわいそう。赤穂浪士はえらい!」と思っていましたが、今では、「内匠頭が融通きかなくて不器用だから、こんなことになってしまった。もうちょっと我慢すればよかったのに。しかしこんな主君でも仕える家臣がえらい!」といったところでしょうか。
吉良の「太平の世は無骨な武士道はいらん。融通を利かせて馳走じゃ。」と内匠頭に嫌味たっぷりで言ったり、上手く振舞った伊達藩主の「老人の言うことを聞けばいいのです。」のセリフがやけに心に残ってしまいました。結構現実的なセリフだったんですね。
私の好きな脇坂淡路守が出てこないのと、松の廊下で裃姿で出てしまった内匠頭が大急ぎで控えの間に戻ると、片岡源五右衛門が予備で烏帽子大紋を用意していたというシーンがなかったです。
自分でも驚きましたが3つのシーンで号泣してしまいました。
内匠頭が切腹する直前に片岡源五右衛門に「無念じゃ」と言うシーン。
刃傷の知らせを知った内蔵助が家の蔵にこもって、内匠頭の形見の火消し装束に向かって語りかけるシーン。
京で遊興の帰りで寝入っている内蔵助にりくが「足手まといですか。豊岡に帰ります。」主税が「父上は振りをされているだけです。もしこれが本心なら刺し違えます。」その主税に感心したりく、そして最後の別れを語るりく。
それから、刃傷に及んだ内匠頭をおさえる人が宮内洋さんで、切腹の介錯を福本清三さんだったのがビックリ。覚えてなかった…。
あと、当時20歳(のはず)の中村橋之助さん、上杉綱憲役。思ってたよりたくさんシーンがあって、丹波哲郎さんの色部又四郎との父を思う綱憲に、内蔵助にはなりとうはないと言い放つ色部。名シーンでした。
そのほか、目付役多門伝八郎の竹脇無我さんもよかったなあ。
内匠頭に刃傷の原因は「乱心でござろう」というセリフ。
改めて見ると、ほんと面白いです。
後編も楽しみにしていましょう。
鰹節2本しか進物しなかった浅野内匠頭に吉良上野介は融通の利かない人は嫌いと、勅旨を迎える礼の作法も、畳替えも教えず、松の廊下では「かつお大名」とののしり、内匠頭に額を斬られる。
その日のうちに内匠頭は切腹。
その知らせを知った大石内蔵助は会議で仇討ちの心積もりを話して、城明け渡し。
決行は来年3月14日と。
いろいろな隠密が赤穂浪士の周りを探索する中、内蔵助は京で遊興三昧。
妻のりくを豊岡へ。
息子の主税を元服させ、切腹の作法を教える。
大石内蔵助…里見浩太朗
浅野内匠頭…風間杜夫
吉良上野介…森繁久彌
瑶泉院…多岐川裕美
りく…中野良子
大石主税…坂上忍
片岡源五右衛門…竜 雷太
目付役多門伝八郎…竹脇無我
上杉綱憲…中村橋之助
色部又四郎…丹波哲郎
1985年日本テレビの年末時代劇第一弾として放送された番組。
リアルタイムで見ていた私はすっかりこの作品で忠臣蔵にハマってしまい、今に到ります。
幼少のころから時代劇は大好きでしたが、忠臣蔵はよく知りませんでした。
26年も過ぎると、自分自身中身は変わっていないつもりでも、変わっているものですね。
昔は「吉良が意地悪で真っ正直な内匠頭がかわいそう。赤穂浪士はえらい!」と思っていましたが、今では、「内匠頭が融通きかなくて不器用だから、こんなことになってしまった。もうちょっと我慢すればよかったのに。しかしこんな主君でも仕える家臣がえらい!」といったところでしょうか。
吉良の「太平の世は無骨な武士道はいらん。融通を利かせて馳走じゃ。」と内匠頭に嫌味たっぷりで言ったり、上手く振舞った伊達藩主の「老人の言うことを聞けばいいのです。」のセリフがやけに心に残ってしまいました。結構現実的なセリフだったんですね。
私の好きな脇坂淡路守が出てこないのと、松の廊下で裃姿で出てしまった内匠頭が大急ぎで控えの間に戻ると、片岡源五右衛門が予備で烏帽子大紋を用意していたというシーンがなかったです。
自分でも驚きましたが3つのシーンで号泣してしまいました。
内匠頭が切腹する直前に片岡源五右衛門に「無念じゃ」と言うシーン。
刃傷の知らせを知った内蔵助が家の蔵にこもって、内匠頭の形見の火消し装束に向かって語りかけるシーン。
京で遊興の帰りで寝入っている内蔵助にりくが「足手まといですか。豊岡に帰ります。」主税が「父上は振りをされているだけです。もしこれが本心なら刺し違えます。」その主税に感心したりく、そして最後の別れを語るりく。
それから、刃傷に及んだ内匠頭をおさえる人が宮内洋さんで、切腹の介錯を福本清三さんだったのがビックリ。覚えてなかった…。
あと、当時20歳(のはず)の中村橋之助さん、上杉綱憲役。思ってたよりたくさんシーンがあって、丹波哲郎さんの色部又四郎との父を思う綱憲に、内蔵助にはなりとうはないと言い放つ色部。名シーンでした。
そのほか、目付役多門伝八郎の竹脇無我さんもよかったなあ。
内匠頭に刃傷の原因は「乱心でござろう」というセリフ。
改めて見ると、ほんと面白いです。
後編も楽しみにしていましょう。