昨日(2/4)大阪中央公会堂で開催された、第29回「咲くやこの花賞」贈呈式に行ってきました。
自由席ということで、開場の30分前に行きましたが、すでに100人くらいの方が並ばれていました。
開場時間には200人以上の列になっていました。
私は10列目の真ん中に座りました。
■□■
元よみうりテレビアナウンサーの羽川英樹さん司会で、まず最初に大阪市ゆとりとみどり振興局の局長さん(女性)の挨拶がありました。
そして受賞者の紹介。
・三宅砂織(現代美術)
マッシュルームカットに白いふんわりしたワンピースに紫のタイツ。20代の方かと思いきや30代の方だったんですね。
印画紙に絵を描いて、そこにガラスとかいろんなものを挟んで?印画紙を重ねて陰影を出して現像する?
写真と絵画と版画をあわせたような技法の絵?を制作されてる方だそうです。
代表的な作品をスクリーンに映し出して説明されていましたが、難しすぎて半分以上理解できませんでした。ごめんなさいです。
・中村壱太郎(歌舞伎)
今は松竹座で出演中とのことでご欠席(涙)代理でお母様の林えつこさんがご出席。
薄い桃色に扇の訪問着、黒の帯で壱太郎さんそっくりの細身の綺麗な女性でした。
スクリーンに壱太郎さんの受賞のご挨拶。
昨年の若き日の信長と幸助餅で受賞されたとのことで、幸助餅は喜劇で大阪弁で大変苦労されたとか。
東京生まれ、東京育ちで大阪弁も話せないのに受賞できたのが大変嬉しいとのこと。
そして、昨年10月の南座の法然と連獅子の舞台の様子が映しだされました。
そして、お母様のお話。壱太郎さんは大学生とのことですがという質問には、出演するしないは彼の自己責任。
留年するようなことがあったら自分で学費を払いなさい。と言われているそうです。
家庭でもお芝居の話になるそうで、そのときは祖父、父ではなく大先輩、後輩の間柄になるとのことでした。
おしゃべりも達者でいつまでもお話伺っていたかったです。
・桂吉坊(落語)
桂吉朝さんのお弟子さん。かわいい男の子っていう雰囲気の方ですね。
きっかけは小学生のときにテレビで見た米朝師匠の落語だとか。
中学三年のときに吉朝さんのところに弟子志願したが、高校へ行けと断られたそうですが、楽屋へいつでも遊びに来なさいといわれたそうです。
そして、高校二年のときにいきなり師匠に米朝師匠宅へ行かされて「弟子にします」と言われたそうです。
舞台には簡易な高座がしつらえられ、上手に受賞者の方が座られている中、一席始まりました。
仕事に就けない男が、ある男に厄払いの紙を持たされ、これで厄払いをして儲けて来いと。
なかなか「やくばらい」と声も出せず、うどん屋に行ったり、どうこうしていると、ある店に声をかけられ厄払いをすることに。
吉坊さんは初めて見ましたが、さわやかな声で歯切れもよく、なかなかだと思ったのですが、
途中「なべや~くばらい」と声を出したとき、これは男が言っているのか、うどん屋が言ってうどん屋が繁盛したのかわからなくなったことと、
店に入って番頭と男が会話する件でどっちの台詞かわからなくなったのがとっても残念でした。
これからも頑張ってほしいと思いました。
・西加奈子(小説)
きょろっとした大きな目が印象的な女性の方。グレーのワンピースに水色のタイツ。個性的です。
お父様のお仕事の関係でテヘラン生まれ、カイロで小学生まで居て、その後大阪で育ったそうです。
アラビア語は話せず、大阪弁だけですとべたべたな大阪弁が面白いです。
羽川さんが著書「通天閣」の内容や感想を述べ(ほめ)ると、「すいません~。」(大阪弁のイントネーションで)、ことあるごとに「すいません~。」。
作品はある一場面が出てきて、そこから膨らましたりするとのこと。連載はできないとおっしゃってました。
今は東京にお住まいとのことで、「今回東京弁がでて何気取ってんねんと思われたらどうしようって思ってたんですけど。」
いい意味でけったいで面白い方でした。
・片岡リサ(筝)
白地に梅の綺麗な訪問着、金の帯で、派手なお顔の美しい女性の方でした。
幼少のころにピアノをされてたそうなんですが、あまり好きじゃなく、小学三年の時に両親が琴を始めなさいとのことで始めたのがきっかけとのこと。
大阪にお住まいで今は音大で講師もされているとのことです。
お琴を弾きながら歌も歌うとのことで、音大で声楽は取られておらず、卒業してから勉強されたとのこと。
昔から弾きながら歌うのはあるが、女性のソプラノは珍しいそうです。
舞台にはお琴が一張、それに椅子が。
一曲目は祭り何とかという曲。普段、たまに歌舞伎でお琴を聴く機会はありますが、お琴だけの演奏は初めて。
手前からだんだん弦が太いのかなあとか(だんだん音が低かったから)、左手でおさえるだけじゃなくて、両手で弾いたりするねんなあ、とか。
そして、なにより驚いたのが、椅子に座って弾いてはったこと。
後で調べてみたら、椅子で弾くのが今の主流だそうで。知りませんでした。
2曲目は「アメージンググレース」途中、歌を交えて。
これならお着物ではなくドレスもありかな。それから、伝統的な日本の曲も聴いてみたいなと思いました。
・スペシャルゲスト 宮川大助・花子
昭和62年度(第5回)の受賞とのこと。約20分の抱腹絶倒な漫才が始まりました。
つかみはいつもテレビで見る、結婚して何年とか、お二人の病気のこととかでしたが、大助さんが鳥取出身で今ゲゲゲの女房で有名になったという話から大笑いが始まりました。
「水木しげるはえっと、向井理。かっこええなあ、あんたはむかいのおっさん。」「水木しげるロードがありまして、そこは妖怪だらけ。あんたのお姉さんもいてはんねんなあ。」
今は生駒にお住まいのお二人。いのししが出るとのことで、「いのししが信号で待つんです。女子大生がポッキーいるか。っていうたら要らんわ。」て言う花子さんのボケに大助さん「ポッキーは食わんやろ。」「いや、そこはポッキーと違て、なんでいのししが喋るねん。てつっこむところちゃうん。」
「いのししが我が家の呼び鈴鳴らすんです、うわすごいと思うでしょう、そしたら大助くんのお義母さんでしてん。」
などなど、ちょっと笑いスイッチが入ったところで、畳み掛けるようにしょーもなーいボケと突っ込み、時々大助さんのカミカミ突っ込み。
絶妙な間で、場内大爆笑の渦でした。
生の漫才は6年ぶりくらい。最近落語ばかり聞く私ですが、やっぱり漫才もええもんですね。
漫才の後は羽川さんのインタビューというより、トリオ漫才のようでした。
15年前、お三人は「2時のワイドショー」でご一緒だったとかで、その話が中心でした。
途中花子さんが「プーさん(羽川さん)とムーミン(大助さん)に挟まれて大変やわ。」とまた大ボケ。
いつまでもとまらない花子さんのトークでした。
羽川さんが腕時計を見て「もうそろそろお時間ですので。」と。
花子さん「やらしいわあ、宴もたけなわですが、もうそろそろお時間とか言われへんの。」とまた漫才でした。
おしまいは、受賞者の方たちが再び壇上へ。
一言ずつ挨拶がありましたが吉坊さんが「さぎやこの人賞と言われないように頑張ります。」と座布団3枚!な締め言葉。
花子さんが、「あんたうまいわぁ。」と握手しにいく一幕もあり、盛り上がったエンディングでした。
今回は無料招待(抽選)でしたが、ほんまにこれ無料でええのん?と思えるほど楽しい贈呈式でした。
自由席ということで、開場の30分前に行きましたが、すでに100人くらいの方が並ばれていました。
開場時間には200人以上の列になっていました。
私は10列目の真ん中に座りました。
■□■
元よみうりテレビアナウンサーの羽川英樹さん司会で、まず最初に大阪市ゆとりとみどり振興局の局長さん(女性)の挨拶がありました。
そして受賞者の紹介。
・三宅砂織(現代美術)
マッシュルームカットに白いふんわりしたワンピースに紫のタイツ。20代の方かと思いきや30代の方だったんですね。
印画紙に絵を描いて、そこにガラスとかいろんなものを挟んで?印画紙を重ねて陰影を出して現像する?
写真と絵画と版画をあわせたような技法の絵?を制作されてる方だそうです。
代表的な作品をスクリーンに映し出して説明されていましたが、難しすぎて半分以上理解できませんでした。ごめんなさいです。
・中村壱太郎(歌舞伎)
今は松竹座で出演中とのことでご欠席(涙)代理でお母様の林えつこさんがご出席。
薄い桃色に扇の訪問着、黒の帯で壱太郎さんそっくりの細身の綺麗な女性でした。
スクリーンに壱太郎さんの受賞のご挨拶。
昨年の若き日の信長と幸助餅で受賞されたとのことで、幸助餅は喜劇で大阪弁で大変苦労されたとか。
東京生まれ、東京育ちで大阪弁も話せないのに受賞できたのが大変嬉しいとのこと。
そして、昨年10月の南座の法然と連獅子の舞台の様子が映しだされました。
そして、お母様のお話。壱太郎さんは大学生とのことですがという質問には、出演するしないは彼の自己責任。
留年するようなことがあったら自分で学費を払いなさい。と言われているそうです。
家庭でもお芝居の話になるそうで、そのときは祖父、父ではなく大先輩、後輩の間柄になるとのことでした。
おしゃべりも達者でいつまでもお話伺っていたかったです。
・桂吉坊(落語)
桂吉朝さんのお弟子さん。かわいい男の子っていう雰囲気の方ですね。
きっかけは小学生のときにテレビで見た米朝師匠の落語だとか。
中学三年のときに吉朝さんのところに弟子志願したが、高校へ行けと断られたそうですが、楽屋へいつでも遊びに来なさいといわれたそうです。
そして、高校二年のときにいきなり師匠に米朝師匠宅へ行かされて「弟子にします」と言われたそうです。
舞台には簡易な高座がしつらえられ、上手に受賞者の方が座られている中、一席始まりました。
仕事に就けない男が、ある男に厄払いの紙を持たされ、これで厄払いをして儲けて来いと。
なかなか「やくばらい」と声も出せず、うどん屋に行ったり、どうこうしていると、ある店に声をかけられ厄払いをすることに。
吉坊さんは初めて見ましたが、さわやかな声で歯切れもよく、なかなかだと思ったのですが、
途中「なべや~くばらい」と声を出したとき、これは男が言っているのか、うどん屋が言ってうどん屋が繁盛したのかわからなくなったことと、
店に入って番頭と男が会話する件でどっちの台詞かわからなくなったのがとっても残念でした。
これからも頑張ってほしいと思いました。
・西加奈子(小説)
きょろっとした大きな目が印象的な女性の方。グレーのワンピースに水色のタイツ。個性的です。
お父様のお仕事の関係でテヘラン生まれ、カイロで小学生まで居て、その後大阪で育ったそうです。
アラビア語は話せず、大阪弁だけですとべたべたな大阪弁が面白いです。
羽川さんが著書「通天閣」の内容や感想を述べ(ほめ)ると、「すいません~。」(大阪弁のイントネーションで)、ことあるごとに「すいません~。」。
作品はある一場面が出てきて、そこから膨らましたりするとのこと。連載はできないとおっしゃってました。
今は東京にお住まいとのことで、「今回東京弁がでて何気取ってんねんと思われたらどうしようって思ってたんですけど。」
いい意味でけったいで面白い方でした。
・片岡リサ(筝)
白地に梅の綺麗な訪問着、金の帯で、派手なお顔の美しい女性の方でした。
幼少のころにピアノをされてたそうなんですが、あまり好きじゃなく、小学三年の時に両親が琴を始めなさいとのことで始めたのがきっかけとのこと。
大阪にお住まいで今は音大で講師もされているとのことです。
お琴を弾きながら歌も歌うとのことで、音大で声楽は取られておらず、卒業してから勉強されたとのこと。
昔から弾きながら歌うのはあるが、女性のソプラノは珍しいそうです。
舞台にはお琴が一張、それに椅子が。
一曲目は祭り何とかという曲。普段、たまに歌舞伎でお琴を聴く機会はありますが、お琴だけの演奏は初めて。
手前からだんだん弦が太いのかなあとか(だんだん音が低かったから)、左手でおさえるだけじゃなくて、両手で弾いたりするねんなあ、とか。
そして、なにより驚いたのが、椅子に座って弾いてはったこと。
後で調べてみたら、椅子で弾くのが今の主流だそうで。知りませんでした。
2曲目は「アメージンググレース」途中、歌を交えて。
これならお着物ではなくドレスもありかな。それから、伝統的な日本の曲も聴いてみたいなと思いました。
・スペシャルゲスト 宮川大助・花子
昭和62年度(第5回)の受賞とのこと。約20分の抱腹絶倒な漫才が始まりました。
つかみはいつもテレビで見る、結婚して何年とか、お二人の病気のこととかでしたが、大助さんが鳥取出身で今ゲゲゲの女房で有名になったという話から大笑いが始まりました。
「水木しげるはえっと、向井理。かっこええなあ、あんたはむかいのおっさん。」「水木しげるロードがありまして、そこは妖怪だらけ。あんたのお姉さんもいてはんねんなあ。」
今は生駒にお住まいのお二人。いのししが出るとのことで、「いのししが信号で待つんです。女子大生がポッキーいるか。っていうたら要らんわ。」て言う花子さんのボケに大助さん「ポッキーは食わんやろ。」「いや、そこはポッキーと違て、なんでいのししが喋るねん。てつっこむところちゃうん。」
「いのししが我が家の呼び鈴鳴らすんです、うわすごいと思うでしょう、そしたら大助くんのお義母さんでしてん。」
などなど、ちょっと笑いスイッチが入ったところで、畳み掛けるようにしょーもなーいボケと突っ込み、時々大助さんのカミカミ突っ込み。
絶妙な間で、場内大爆笑の渦でした。
生の漫才は6年ぶりくらい。最近落語ばかり聞く私ですが、やっぱり漫才もええもんですね。
漫才の後は羽川さんのインタビューというより、トリオ漫才のようでした。
15年前、お三人は「2時のワイドショー」でご一緒だったとかで、その話が中心でした。
途中花子さんが「プーさん(羽川さん)とムーミン(大助さん)に挟まれて大変やわ。」とまた大ボケ。
いつまでもとまらない花子さんのトークでした。
羽川さんが腕時計を見て「もうそろそろお時間ですので。」と。
花子さん「やらしいわあ、宴もたけなわですが、もうそろそろお時間とか言われへんの。」とまた漫才でした。
おしまいは、受賞者の方たちが再び壇上へ。
一言ずつ挨拶がありましたが吉坊さんが「さぎやこの人賞と言われないように頑張ります。」と座布団3枚!な締め言葉。
花子さんが、「あんたうまいわぁ。」と握手しにいく一幕もあり、盛り上がったエンディングでした。
今回は無料招待(抽選)でしたが、ほんまにこれ無料でええのん?と思えるほど楽しい贈呈式でした。
私も「え゛~、大助花子かぁ。去年はトミーズやったのにい。まあ、無料やし。」って思ってたんですよ。
が、生で聴くと面白かったんですよねぇ
って、いきなりスミマセン
吉坊さんの落語、ちょっと惜しいところがチョイチョイありますね。上下(かみ.しも)の振り分けは今後に期待したいと思います。
わたしも入場券申し込もうかと思ったのですが、大助花子が好きではないのでやめました(^^;)