【視聴メモ】世直し奉行

■配役
・跡部能登守　片岡千恵蔵
　公事方勘定奉行。お風呂が大好き。何かにつけ出仕を断る。
　あるときは股旅、あるときは商人、まぬけな浪人…とすぐ扮装して自ら八州に出向いて事を解決する。
　人情の厚い人柄で、部下の信頼も厚い。

・早瀬主人　田村正和
　八州取締出役。いつも着流しの浪人姿で八州を廻っている。
　とにかく真面目で頭も切れ、危険な役は自らかって出る。
　やくざになったり、農民になったり、潜入捜査も得意。剣の達人。

・仲沢要介　石山律
　八州取締出役。一見真面目そうだが遊び人でおっちょこちょい。
　他人をすぐ信用してヘマをすることが多く、早瀬によく注意される。
　ちょぼいちの辰とウマが合う。手形を盗まれ、大事件になったことがある。

・ちょぼいちの辰　砂塚秀夫
　跡部の人柄にほれ込んで手伝いをしている、元すり。
　早瀬に拾われた。
　おしゃべり好きで、いつもひと言多い。
　怪しい3人組から銃をすることができる、やり手の元すり。

・お染　赤座美代子
　跡部の人柄にほれ込んで手伝いをしている、元軽業師。
　跡部が座廻りから拾ってきた。
　用があるときにサッと現れ、すぐに調べてくる。
　軽業のワザを使って、屋敷から証拠の品を盗んだりする。

・おくに　小山明子
　跡部の妻。美人でよく気がつく。
　跡部が旅に出ようと考えているのを察してすぐ旅の支度をする。
　時には跡部らとともに大店の女将として賭場で潜入捜査もしてしまう、度胸の持ち主。


■みどころ
　レギュラー5人のキャラクターがしっかりしていて、まるで侍版水戸黄門という感じ。
　正月の3ヶ日しか休みがない（台詞より）八州取締出役なので
　舞台のほとんどが関東一円の八州。

　大体、どこどこで事件が起きたから行って来いと跡部が部下に調べさせ、
　いいところで扮装してものすごいスピードで現場に到着。
　みんなで黒幕の屋敷に乗り込んでたたっ斬る！というパターン。
　とにかく千恵さんと正和さんの殺陣が見所です。

　そして、千恵さんの見得と黒幕に言ってのける啖呵がかっこいいです。

　正和さんもまだお顔が白くなく、殺陣も妙なオカズがなくてちょうど良い感じです。
　ぼそぼそぼそっと、口数少なめでたまにニコっと優しい笑顔。
　惚れてしまいました(*^_^*)

　辰さんは太鼓持ちや、座敷の遊びの踊りがむちゃくちゃ上手いです。
　江戸弁も落語家さんみたいに上手です。

　私の目標はおくにさんみたいな美人で控えめで、しかし自分の意見はしっかり持っていて
　心優しい奥様になることです（絶対ムリ！）。

　とにかくリアルタイムで千恵さんの時代劇は、加藤剛さんの「大岡越前」で
　「ただすけ～っ。」と言ってたまに奥から出てくる父上役しか知らなかったので
　たっぷり堪能できて大満足でした。

（2009/12/15）