今日(6/19)、兵庫県立芸術文化センター中ホールでも催された
春風亭昇太さんの落語会に行ってきました。
昨年(2010年)の文我さんの独演会で「ストレスの海」を聞いて以来、ずっと昇太さんの落語をもう一度と思っていたら、やっと休日開催。
1階席の前方の席が取れまして。この日を指折り数えて待っておりました。
■□■
会場は満員のお客さん、パイプ椅子で座席が増設されていました。
まさに老若男女、いろんな年代の方がお越しでした。やはり「笑点」効果?
舞台には赤い台の上に座布団、後ろには屏風が立っていました。
■□■
開演時間14時、さてお弟子さんの昇也さんかなと思っていると、いきなり帽子をかぶった私服(?)の
昇太さん登場。ハンドマイクを持って、最近まで出演されていた舞台のお話をされました。
特に真矢みきさんの意外な一面?のお話が面白かったです。
もともと俳優さんになりたかったとか。だからとても楽しかったがどこかで「落語がやりたい、やりたい、という気分があって、
今マックスな状態なんですよ。」と。
前から最前列や3列目の席が空いていて、この話の途中で入ってこられればいいんですが、だから出てこられた
みたいなことを言われてましたが、結局来られませんでした。
・動物園 春風亭昇也(14:15~14:25)
昇太さんのお弟子さんによる前座。
職探しの主人公。「ぶらぶらできて、10時から4時まで勤務で月給100万欲しい」というのが条件。
それならあるということでつれてこられたのは変わった動物園。そこで黒いライオンの皮を着て
檻の中でライオンを演じることに。
途中でオチがわかってしまいました。頑張っていただきたいです。
・ちりとてちん 春風亭昇太(14:25~14:55)
マクラが15分ほど。めまぐるしく色んなお話をされていてそれがまた面白いのなんのって。
なんでも「初めて食べる」と感動して喜ぶ男と、なんでもけなす男に一泡ふかせてやろうと
腐った豆腐を台湾名物「ちりとてちん」といって食べさせる。
お酒、鯛のお刺身、うなぎの蒲焼を食べる仕草がもう、上手いのなんのって。
特に蒲焼。身がホクホクした感じが良く出ていて、うなぎが食べたくなりました。
「ちりとてちん」を食べて悶絶する件はものすごいオーバーアクション。
お客さん大喜びでしたね。大笑いしました。
おなじみのお噺ですが、上手な方がされると絶品ですね。
・ストレスの海 春風亭昇太(14:55~15:25)
もともと2席の予定だったので着物を2着しかもって来ていなかったそうですが
紋之助さんが2着もって来られたとのことで、恒例(らしい)生着替え(なまきがえ)が始まりました。
「なまきがえ?」と思ったら、なんと壇上でいきなり着替えはじめられるんです。
長襦袢一枚になられるわけですよ。まあ、それがおしゃべりしながらちゃっちゃとあっという間に帯も結ばれて
なんか、すごいですねえ。別に着替えなくてもいいのにねえ。面白いです。
噴出す汗を拭きふき、15分ほど面白いお話があって、「あなた、ねえあなた、起きてよぉ。」と
始まりました。「ストレスの海」。
初めて昇太さんを見たのがこのお噺。やっぱり面白いです。奥さん最高。
あらすじは2010年1月31日の記事をご覧下さいませ。
・仲入り(15:25~15:40)
・三増紋之助 江戸曲独楽(15:40~15:55)
なんだか大きなコマを指の上で回したり、刀の刃の上をすべらせて頂点で止めてみたり、
客席の方と一緒にトトロのぬいぐるみをさした(?)コマを綱渡りさせたり、
長くて細い棒の上に大きなコマをまわして、客席中歩いてみたり。
ただただ、圧巻でした。プロの職人芸ですね。すごいわ。
よく昇太さんと廻られているそうです。また、見たいなあ。
・春風亭昇太 宿屋の仇討(15:55~16:40)
神奈川宿のある宿屋。武士が「疲れているから静かに眠りたい。」と番頭に頼み込む。
そこに大阪から帰りの3人組。武士の隣の部屋でどんちゃん騒ぎ、相撲をとったり。
そのたびに武士に呼びつけられる番頭。そして、3人組の一人が、武家の妻を色恋あった末
夫婦ともども殺してしまったと話す、それを聞いた武士は「実はその武家夫婦の兄で仇を討つ」と
番頭に言い出し…。
武士とドンちゃん騒ぎの3人組の間を行ったり来たりする番頭さん(?)が良かったです。
番頭さんに静かにするように言われ、最初は静かにしていてもだんだん騒いでしまう3人組の様子も
絶妙でした。上手い!
□■□
マクラというか、ただとめどなくあふれ出てくる雑談のようで、とりあえず今覚えているのを書き出します。
朝の新幹線で東京から新大阪にきて、また今日東京に帰ってしまわれるそうです。
笑点はどうして若い女のアシスタントがいないんでしょう。年寄りが座布団を取り合うなんて。
譲り合うならわかりますが。座布団運ぶ人が昇太さんより年上だとか。
眼鏡をどうしてかけてるかというと、目にモノを入れるのが嫌だからとか。
コンタクトなんてもってのほか、目薬も鏡を見ながらしかさせない。学生の頃の眼科検診では羽交い絞めにされていたほどだとか。
それに眼鏡をとったらあっさりしているから、写楽の浮世絵みたいなんですよ、と絵のマネ。
そこから浮世絵の話で東京で写楽展をしているが、その音声ガイドが昇太さん。でも国芳のほうが好きだとか。
お城が好き。とくに戦国時代の中世城郭。天守って安土城からあとの平和な時代に建ったものですから。
暴れん坊将軍でよく姫路城が江戸城にされてますでしょ。姫路城が怒ってきませんかね。
吉宗が居た頃には江戸城天守は焼けてなくなっちゃってますから。
まだまだあったとおもいますが、失念しました。だから雑談のようなんですかね?
しかしまあ、マクラも面白いし、噺も面白いし、ほんとすごい方ですね。
そうかあ、昇太さんは山城がお好きなんですねえ。縄張り図とかスラスラスラ~っと書けちゃうとか?
一度、三津五郎さんとお城についてのトーク番組とかないでしょうかねえ。
また関西に来られたら是非行きたいと思います。
春風亭昇太さんの落語会に行ってきました。
昨年(2010年)の文我さんの独演会で「ストレスの海」を聞いて以来、ずっと昇太さんの落語をもう一度と思っていたら、やっと休日開催。
1階席の前方の席が取れまして。この日を指折り数えて待っておりました。
■□■
会場は満員のお客さん、パイプ椅子で座席が増設されていました。
まさに老若男女、いろんな年代の方がお越しでした。やはり「笑点」効果?
舞台には赤い台の上に座布団、後ろには屏風が立っていました。
■□■
開演時間14時、さてお弟子さんの昇也さんかなと思っていると、いきなり帽子をかぶった私服(?)の
昇太さん登場。ハンドマイクを持って、最近まで出演されていた舞台のお話をされました。
特に真矢みきさんの意外な一面?のお話が面白かったです。
もともと俳優さんになりたかったとか。だからとても楽しかったがどこかで「落語がやりたい、やりたい、という気分があって、
今マックスな状態なんですよ。」と。
前から最前列や3列目の席が空いていて、この話の途中で入ってこられればいいんですが、だから出てこられた
みたいなことを言われてましたが、結局来られませんでした。
・動物園 春風亭昇也(14:15~14:25)
昇太さんのお弟子さんによる前座。
職探しの主人公。「ぶらぶらできて、10時から4時まで勤務で月給100万欲しい」というのが条件。
それならあるということでつれてこられたのは変わった動物園。そこで黒いライオンの皮を着て
檻の中でライオンを演じることに。
途中でオチがわかってしまいました。頑張っていただきたいです。
・ちりとてちん 春風亭昇太(14:25~14:55)
マクラが15分ほど。めまぐるしく色んなお話をされていてそれがまた面白いのなんのって。
なんでも「初めて食べる」と感動して喜ぶ男と、なんでもけなす男に一泡ふかせてやろうと
腐った豆腐を台湾名物「ちりとてちん」といって食べさせる。
お酒、鯛のお刺身、うなぎの蒲焼を食べる仕草がもう、上手いのなんのって。
特に蒲焼。身がホクホクした感じが良く出ていて、うなぎが食べたくなりました。
「ちりとてちん」を食べて悶絶する件はものすごいオーバーアクション。
お客さん大喜びでしたね。大笑いしました。
おなじみのお噺ですが、上手な方がされると絶品ですね。
・ストレスの海 春風亭昇太(14:55~15:25)
もともと2席の予定だったので着物を2着しかもって来ていなかったそうですが
紋之助さんが2着もって来られたとのことで、恒例(らしい)生着替え(なまきがえ)が始まりました。
「なまきがえ?」と思ったら、なんと壇上でいきなり着替えはじめられるんです。
長襦袢一枚になられるわけですよ。まあ、それがおしゃべりしながらちゃっちゃとあっという間に帯も結ばれて
なんか、すごいですねえ。別に着替えなくてもいいのにねえ。面白いです。
噴出す汗を拭きふき、15分ほど面白いお話があって、「あなた、ねえあなた、起きてよぉ。」と
始まりました。「ストレスの海」。
初めて昇太さんを見たのがこのお噺。やっぱり面白いです。奥さん最高。
あらすじは2010年1月31日の記事をご覧下さいませ。
・仲入り(15:25~15:40)
・三増紋之助 江戸曲独楽(15:40~15:55)
なんだか大きなコマを指の上で回したり、刀の刃の上をすべらせて頂点で止めてみたり、
客席の方と一緒にトトロのぬいぐるみをさした(?)コマを綱渡りさせたり、
長くて細い棒の上に大きなコマをまわして、客席中歩いてみたり。
ただただ、圧巻でした。プロの職人芸ですね。すごいわ。
よく昇太さんと廻られているそうです。また、見たいなあ。
・春風亭昇太 宿屋の仇討(15:55~16:40)
神奈川宿のある宿屋。武士が「疲れているから静かに眠りたい。」と番頭に頼み込む。
そこに大阪から帰りの3人組。武士の隣の部屋でどんちゃん騒ぎ、相撲をとったり。
そのたびに武士に呼びつけられる番頭。そして、3人組の一人が、武家の妻を色恋あった末
夫婦ともども殺してしまったと話す、それを聞いた武士は「実はその武家夫婦の兄で仇を討つ」と
番頭に言い出し…。
武士とドンちゃん騒ぎの3人組の間を行ったり来たりする番頭さん(?)が良かったです。
番頭さんに静かにするように言われ、最初は静かにしていてもだんだん騒いでしまう3人組の様子も
絶妙でした。上手い!
□■□
マクラというか、ただとめどなくあふれ出てくる雑談のようで、とりあえず今覚えているのを書き出します。
朝の新幹線で東京から新大阪にきて、また今日東京に帰ってしまわれるそうです。
笑点はどうして若い女のアシスタントがいないんでしょう。年寄りが座布団を取り合うなんて。
譲り合うならわかりますが。座布団運ぶ人が昇太さんより年上だとか。
眼鏡をどうしてかけてるかというと、目にモノを入れるのが嫌だからとか。
コンタクトなんてもってのほか、目薬も鏡を見ながらしかさせない。学生の頃の眼科検診では羽交い絞めにされていたほどだとか。
それに眼鏡をとったらあっさりしているから、写楽の浮世絵みたいなんですよ、と絵のマネ。
そこから浮世絵の話で東京で写楽展をしているが、その音声ガイドが昇太さん。でも国芳のほうが好きだとか。
お城が好き。とくに戦国時代の中世城郭。天守って安土城からあとの平和な時代に建ったものですから。
暴れん坊将軍でよく姫路城が江戸城にされてますでしょ。姫路城が怒ってきませんかね。
吉宗が居た頃には江戸城天守は焼けてなくなっちゃってますから。
まだまだあったとおもいますが、失念しました。だから雑談のようなんですかね?
しかしまあ、マクラも面白いし、噺も面白いし、ほんとすごい方ですね。
そうかあ、昇太さんは山城がお好きなんですねえ。縄張り図とかスラスラスラ~っと書けちゃうとか?
一度、三津五郎さんとお城についてのトーク番組とかないでしょうかねえ。
また関西に来られたら是非行きたいと思います。