西山裁判控訴審敗訴

　沖縄返還における裏協定、基地の移転返還費用の一部を日本が肩代わりする。
　元毎日新聞記者西山さんがスクープした裏協定は、当時の佐藤政権を窮地に追い込んだが、情報の入手先の外務省女性職員との男女の仲に矮小化され、公務員法の守秘義務違反と、漏洩教唆に問われ最高裁まで争ったが、刑が確定してしまった。
　記者生命まで奪われ、毎日新聞を去らざるを得なかった。
　２年前北海道新聞のスクープで当時のアメリカ局長から、裏協定はあったという証言が得られた。一審判決を前にどう影響するかということがあって注目されたが、国賠請求期限が２０年という時効を盾に、一審は敗訴。
　控訴審の今日の判決も裏協定の存在にまで踏み込まず、一審と同じ時効をたてに訴えを退けた。

　日本政府は今も裏協定の存在を認めていないし、西山さんの名誉回復にもそっぽを向いたままだ。許せない。*(激怒)*