ミュウタントのブログ

日本国憲法第9条は地球人類の宝、それを改悪するための日本国憲法第96条の改正に反対!

都立高校校長へ

2008-02-27 20:35:00 | インポート
 都立学校校長先生への手紙は、24日・25日で、約260の全都立学校に発信いたしました。
賛同いただいた学校の数は60校となりました。
みなさまのご協力に感謝いたします。
送った、手紙と賛同学校リストを後ろにコピーいたします。

なお、本日27日、有志で都教委に対しての要請も行ってきました。



東京都立学校 校長先生 各位

           校長先生へのお願い

校長先生はじめ教職員の皆様には、日々の教育にご尽力いただき
ありがとうございます。
私たちは、都立学校児童・生徒の保護者です。

私たちは、東京都教育委員会が発したいわゆる「10・23通達」によって、学校での
式典で壇上正面に日の丸を掲げ、君が代では起立して斉唱することを例外なく
強制され、異議をとなえる教職員が処分されていることに、たいへん心をいためていま
す。
君が代・日の丸にたいしてイメージするものは人それぞれです。私たち保護者の中にも
胸をはって歌いたいと思っている人もいますし、他方、歴史的背景を思い嫌悪感をもつ
人もいます。だからこそ国旗国歌法が制定された国会でも“強制はしない”という政府
答弁があったのです。強制はしない――それは学校であっても例外ではないはず。まし
てやさまざまな立場、国籍の人が学ぶ公立学校で強制すべきではありません。
とりわけ式典はそれぞれの学校の独自性が大事にされる場です。私たち保護者も
子どもたちの門出を祝う式典が、そこに集う教職員、生徒たちの手で温かいものに
なることを望んでいます。しかし、悲しいことに現在の都立学校の式典は強制と処分
の場となっています。
子どもたち自身がこうした強制に異議をとなえれば担任の先生まで処分の対象に
なる、そんな学校で、自由で豊かな人間性の発達が望めるでしょうか。

一昨年9月21日、東京地方裁判所において、この「10・23通達」ならびにそれに
もとづく職務命令が違憲・違法であるとの判決が下されました。現在東京都側の
控訴により高等裁判所で審理中ではありますが、これだけ明確に違憲・違法と
断罪した司法判断を無視して、校長先生方に「学校長の権限と責任において
従来どおりやれ」と指導する都教委の姿勢は、公務員の憲法尊重擁護義務
(憲法99条)違反にあたり、度重なる違憲行為として非難されるべきものだと
思います。子どもに範を示す教育者がこのように罪を重ねることに、私たち保護
者は黙っていることができません。

どうか校長先生、これ以上違憲・違法な命令に黙って従うことなく、先生や
児童・生徒をお守りくださいますようお願いいたします。校長先生の勇気ある
行動を子どもたちはしっかり見ています。私たち保護者も校長先生のご判断を
精一杯応援します。 最後までお読みいただき、ありがとうございます。
 
           2008年2月24日    都立学校保護者一同

なお、このお手紙を出状するにあたりましては、多数の学校の保護者、OB、生徒
の皆様からのご賛同をいただいております。多くの保護者の共通の願いであることを
是非とも受けとめていただきたく、2月24日現在までに賛同いただいた方の学校名
のリストを以下に添付させていただきます。

都立つばさ総合高校
都立井草高校
都立羽村高校
都立永山高校
都立葛飾野高校
都立駒場高校
都立芸術高校
都立戸山高校
都立五日市高校
都立光丘高校
都立工業高等専門学校
都立工芸高校
都立広尾高校
都立江戸川高校
都立高島高校
都立国際高校
都立国立高校
都立桜町高校
都立三鷹高校
都立小岩高校
都立小山台高校
都立小石川高校
都立小平高校
都立上野高校
都立新宿高校
都立神代高校
都立杉並高校
都立杉並総合高校
都立西高校
都立青山高校
都立雪谷高校
都立千早高校
都立足立新田高校
都立多摩工業高校
都立大泉高校
都立大泉桜高校
都立第一商業高校
都立第四商業高校
都立調布北高校
都立大学附属高校
都立南多摩高校
都立南大沢学園養護学校
都立日比谷高校
都立日野台高校
都立農業高校
都立板橋高校
都立富士高校
都立武蔵丘高校
都立福生高校
都立文京高校
都立豊島高校
都立北園高校
都立北多摩高校
都立目黒高校
都立両国高校
都立翔陽高校
都立鷺宮高校
都立小松川高校
都立深川高校
都立石神井高校

その他都民および都民以外の方々
                                以上




養護学校の性教育・・東京都に勝ったぞ

2008-02-27 00:52:00 | インポート
 集会案内を出しておいて23日は、出かける気がしなくて、沖縄からの告発集会には行かなかった。

 25日ここでまた教員側が、東京都に勝つという判決が出されました。*(笑顔)*
 
 都教委は当初「不適切な性教育」を行ったとして、金崎さんを処分したと言いながら、その後は一切性教育の問題には触れず「学級編成の不適正」などの理由に、停職1か月と教諭への降格処分を強行しました。
判決は、性教育の是非については全く触れず回避したことの不十分さは残っていますが、都教委の処分は裁量権行使の違法と懲戒処分取り消し命令を出しました。

 報告集会では、担当弁護士から「不十分な判決でもあり、画期的ではなく、当然な判決だ。今後は都に『控訴するな』を始め、世論に石原都教委の教育破壊の実情を大きく広げる運動の重要性が語られました。

代表世話人からは「闘いは終わっていない。判決を確定させる闘いを。石原知事は教育目標から『憲法・教育基本法・子どもの権利条約』の文言を削りとり教育破壊を繰り広げている。
 それでも子どもたちはけなげに頑張っているし、教師たちも『すべての子どもを大切にする』実践に奮闘している。石原都政はぐらつき始めている、全都の父母、教職員のためにも頑張りましょう。」

もう一人の代表世話人は「最近の裁判所は三権分立より政治的偏りが多く心配だった。教育基本法改正を正常に戻したい。
そのために『元管理職の会』を立ち上げた。子ども、親、教師が主役の学校に作りたい。教育委員会が上から指図して、命令する教育は根本として間違い。」

当事者の金崎さんから「自分たちの教育は間違っていなかったと公的に認められた。石原都教委行政の社会通念無視したメチャクチャで強引なひどい教育破壊が明確にされた。これからも、自信をもって教育実践を進めていくことが重要。」だと確信をもって発言。

今朝、朝日・毎日・東京新聞に目を通す。東京が詳細な記事になっているが、後は不満が残る。メディアにいかに書かせるかも大きな課題となっています。
 それにしても、これからも多くの「教育裁判」は続く、2月7日の「嘱託不採用・都教委裁量権乱用判決勝訴」に続き、今回の勝訴判決は私たちの裁判に勇気の出る判決でした。
 あらためて、「石原教育行政に負けてたまるか、子ども・親・教師の明るい明日のために!」決意を新たにした。


金崎満さん処分取消 【記事紹介】

「元養護学校長降格 都教委の懲戒取り消し 東京地裁判決、性教育是
非触れず」@東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022690071255.html

2008年2月26日 09時38分

 性教育の在り方をめぐり、東京都議会で一部議員から問題視された都
立七生養護学校(日野市)の元校長金崎満さん(60)が、別件で停職
一カ月とヒラ教諭への降格の処分を受けたのは不当だとして、都に処分
取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は二十五日、処分の取り消し
を命じた。
 渡辺弘裁判長は「個別指導が必要な情緒障害児について、ほかの生徒
の安全確保や情緒の安定化を図るため柔軟な学級運営を立案し、都教委
も認めていた。直ちに虚偽報告だったとは言えず、懲戒理由の事実は見
当たらない」と述べ、虚偽の学級編成を報告したとする都教委の処分理
由を「事実誤認」と退けた。
 金崎さんが校長の権限を越えて職員の休憩時間を割り振ったことは認
めたが、「これらを理由としても処分は重きに失する。(都教委の処分
は)裁量権の行使を誤っていて違法」と断じた。
 金崎さんは「処分の本当の理由は同校で行われていた性教育にあり、
都教委は『行き過ぎた性教育』として問題視していた。別件による処分
だ」と主張していたが、判決は性教育の是非については言及しなかった。
 判決後、記者会見した金崎さんは「都教委のずさんで強引な処分を厳
しく断罪した」と判決を評価しながらも、「別件処分の違法性には触れ
ず、判断を回避している」と不満を述べた。
 さらに「都教委がマスコミに処分理由を発表した際、『不適切な性教
育』を真っ先に挙げたのに、実際には性教育は処分の対象外だった。行
政による公教育への不正介入を恐れたのだろう。姑息(こそく)なやり
方だ」と痛烈に批判した。
 同校の性教育は、二〇〇三年の都議会で一部都議が「世間の常識とか
け離れている」と批判したのを機に問題化した。

 ■内容を確認し対応■
 東京都教育庁の話 大変遺憾だ。判決内容を確認して、今後の対応を
検討していきたい。
(東京新聞)
2月26日 09時38分

 性教育の在り方をめぐり、東京都議会で一部議員から問題視された都立七生養護学校(日野市)の元校長金崎満さん(60)が、別件で停職一カ月とヒラ教諭への降格の処分を受けたのは不当だとして、都に処分取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は二十五日、処分の取り消しを命じた。
 渡辺弘裁判長は「個別指導が必要な情緒障害児について、ほかの生徒の安全確保や情緒の安定化を図るため柔軟な学級運営を立案し、都教委も認めていた。直ちに虚偽報告だったとは言えず、懲戒理由の事実は見当たらない」と述べ、虚偽の学級編成を報告したとする都教委の処分理由を「事実誤認」と退けた。
 金崎さんが校長の権限を越えて職員の休憩時間を割り振ったことは認めたが、「これらを理由としても処分は重きに失する。(都教委の処分は)裁量権の行使を誤っていて違法」と断じた。
 金崎さんは「処分の本当の理由は同校で行われていた性教育にあり、都教委は『行き過ぎた性教育』として問題視していた。別件による処分だ」と主張していたが、判決は性教育の是非については言及しなかった。
 判決後、記者会見した金崎さんは「都教委のずさんで強引な処分を厳しく断罪した」と判決を評価しながらも、「別件処分の違法性には触れず、判断を回避している」と不満を述べた。
 さらに「都教委がマスコミに処分理由を発表した際、『不適切な性教育』を真っ先に挙げたのに、実際には性教育は処分の対象外だった。行政による公教育への不正介入を恐れたのだろう。姑息(こそく)なやり方だ」と痛烈に批判した。
 同校の性教育は、二〇〇三年の都議会で一部都議が「世間の常識とかけ離れている」と批判したのを機に問題化した。

 ■内容を確認し対応■
 東京都教育庁の話 大変遺憾だ。判決内容を確認して、今後の対応を
検討していきたい。
(東京新聞)           以上


 産経新聞、週刊誌(文春とか、新潮)などは、都議会議員の話だけを大きく取り上げ、
大きく報道し、性教育がまるで犯罪扱いのように報道していた。*(怒り)*