「ファルコとの出会い」その42 2010年08月24日 02時27分20秒 | 小説『ファルコとの出会い』 フォックスは眉根を寄せ、視線を宙に漂わせてしばし考えた。 「そう、ですね……」 生まれ故郷のパペトゥーンを最も遠く離れたのは、演習でカタリナ基地を訪れたときだ。それでさえ、ワープ航法を使えなければ、フォックスの持てる一生涯の時間のゆうに10分の1を費やさなければ辿り着けない距離だった。いかに自分がちっぽけか、わかろうというものだ。 そのちっぽけな自分の頭で、ライラット系外からの景観を思い浮かべよと言われても。自分が経験によって得たイメージだけでは、描写できそうになかった。 « アサルトのウルフ親分 | トップ | 入れ替えが面倒だ »
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