長良の鵜 ズボラ余生

「ズボラ余生とは」:
何事も、前向きに捉え、楽天的に生きていくことです。

★小泉改革の後退

2008-12-04 09:04:07 | Weblog
どうも麻生総理はリーダーシップを発揮できていないようだ。
公共事業費の3%削減などを盛り込んだ概算要求基準は維持するとは言いながら、「機動的かつ弾力的に対応」といって、まったく基本方針が骨抜きとなっている。
タクシーを減車することについても、法制化されるということである。
規制を取り払い、タクシー台数が多くなれば、乗客にとっては便利になるが、タクシー1台あたりの収益が減ることは当たり前の話である。
そこをうまく調整するのが政治である。
それをしないで、また再び、タクシーの台数を減らすのでは、政治は何をやっているのかわからない。
問題は運転手の生活が成り立つような給与が支給されることである。
確かに、規制があったときよりも平均給与は下がったかもしれないが、就職口がなくて困っていた人が給与は低くてもタクシー運転手として少しでも稼げるようになったのであれば、それはそれで結構な話である。
このように改革によってどのようになったかを詳細に検討しなかったら、改革をストップさせて、規制ばかりがどんどん強まることになってしまうのである。