こんにちは智です。
色とりどりの花が咲き乱れ心も体も弾む季節になりましたね
そんなウキウキ気分の中、立川と私は、以前ブログで紹介した「有馬徹とノーチェ・クバーナ」のショーにお招きいただき楽しんでまいりました
日曜の昼下がり、有楽町にある「よみうりホール」の会場は超満席
60、70年代に青春を謳歌したであろう元気で明るいシニア世代で埋め尽くされ、古き良き「昭和」の時代にタイムスリップしたようでした
ショーは大きなソンブレロ(メキシコの帽子)がトレードマークの淡谷幹彦氏の
「ポルファボール!!」というかけ声で始まり、軽快なトランペットとサックスの掛け合い、
陽気なパーカッションのリズム、それに加えてドラム、ギター、ラテンピアノ…
老若男女どんな難しい顔をしていた人でも、思わず、踊り出したくなるサウンドであふれ会場の皆を笑顔にさせてくれました
私たちもリズムに乗ってとっても楽しかったです
それと同時に苦労して作った衣装が活躍しているのを見て、とても幸せな気持ちになりました。
私が、ナジャハウスのスタッフに加わってしばらく経ってから、
ノーチェ・クバーナのバンドリーダー淡谷氏が突然お店に現れ、今回の衣装をご注文されました。
ご注文を頂いた時は、『ナジャハウスはこんな衣装も作れるのね。』と思っていたら、
他のスッタフも驚いていた様子で、はじめて制作する衣装に、はじめてのデザインで、立川も四苦八苦
この衣装の特徴はもちろんお袖です。
ボディーはシンプルですが、袖はボリュームたっぷりでハリがあり、南国をイメージさせる陽気な色合わせ
でも、実はこの袖に難ありだったんです
最初に制作した時は、フリルが寝てしまい、ちょっと寂しげなメキシカン。。。
元気のない袖をどういう風にしたら元気になるのか。。。
試作品を見て、淡谷氏も『もっとワッサーとボリュームが欲しい鷲のようなイメージで』と。
えっ!鷲ですか・・・・?
どうしたらいいのでしょう。。。。
フリルの寄せ方?
カットの仕方?
それとも、もっと密集させてお互いに支え合わせる?
今までの経験を元に立川の頭もフル回転
フリルの本数を増やして、カットの仕方も変えてあとは縫いつける
色の配列や、フリルの長さも調節して、フリル同士が支え合って、寝ないように・・・
そして・・・やっとイメージ通りの袖が1本出来上がりました。けっこう重量感あるなあ!
でも袖は2本あり、それが16人分で合計32本も作らなくてはならなく、スタッフ全員でひたすら袖作り。
袖一つにこんなにストーリーがあるとは、、、衣装作りも深いですね
もちろんお袖はステキに完成し、16名様分きちんと納品できました
バンドリーダーの淡谷氏も大喜びして、「メンバーもお客さんも喜びます」と言ってくれました。
このボリュームの袖が大きな舞台に立たれるのですから、もう『華やか~』だけでは終わりませんよね
それぞれのミュージシャンが衣装を着て演奏し、淡谷氏は舞台を右へ左へとパフォーマンス
「マンボ」や「ボレロ」どれも耳慣れたナンバーで私達フラメンコファンにとっても縁深い音でした
突然、淡谷氏がナジャハウスに来店しなかったら、今回の衣装はこの世に存在せず、スタッフで陽気に写真を撮ることもなかったかもしれませんね
でも、そんな事考えている場合ではないくらい「ノーチェ・クバーナ」のショーは私たちと会場を楽しませてくれました
58年の長い歴史を持つ「有馬徹とノーチェ・クバーナ」のチケットはなかなか取れないそうですが、
皆さんも、是非一度体感してみて下さい
公演が終わった後、シニアの人々の気持ちは20歳ぐらい若返っていて
7階の会場からみんなエレベーターを使わず階段をかけおりていましたよ。
日々の悩みも吹っ飛んでしまいました
淡谷さん、ノーチェ・クバーナの皆さん、衣装のご注文と素敵な時間をありがとうございました
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フラメンコ衣装・舞台衣装制作
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