ナジャハウス スタッフブログ

フラメンコ衣装制作・レンタルの「ナジャハウス」のスタッフブログです。

これぞ!マントン

2011年11月30日 | 立川
立川です。
昨日のブログの続きなんですが、スタジオに置いてあった数枚の
マントンを見て私はのけぞりました。
まあ見てください。どうですか!この大胆でド迫力の刺繍!
 長身の男性に手を目いっぱい広げて持ってもらいました
バイオリン奏者のオルビードさんに身にまとってもらいました



これらは今ではなかなか手に入らない骨董価値がありそうな
すばらしいマントンです。
昔からのスペインの手工芸品で職人の一針一針の温かみを感じます。

ファーストフード、ファーストファッションが主流の現在では考えられない
ような地道な作業ですよ。
手にしてみると、まあ重い事!5キロのコメ袋を持った時の感じですね。

今だったらこれいくら?ちょっと値段が想像できません。

小島章司先生に「先生!これは一財産ですね!」と言ったら
「そうだね、今じゃこれだけのものはないよね。昔20枚ぐらい買っといたの」
え・えええ?数枚じゃないの?20枚も持ってんですか?!
何者ですか?あなた様は?

いやいや恐れ入りました。さすがです。

明日のレクイエムの最後のシーンで使うのですが、こんな大きくて重いマントン
誰が振り回すのかと思ったら、男性陣ですよ。
特に超テクニシャンで身長が193cのウーゴ君が振り回すと、迫力ありすぎ!

床のほこりがスタジオ中舞立ち、みんなゴホンゴホンってせき込んでいましたからね。

ウーゴ以外の男性はあまりマントンには慣れていないようで、その大きさと重さと
不慣れさに苦労していました。
明日までになんとかなるんだろうか・・・・・?
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小島章司さん公演「レクイエム」

2011年11月28日 | 立川
立川です。
小島章司さんの公演衣装なんとか間に合いました。
今回は12月2~4にある再演公演「ラ・セレスティーナ」とは別に
東日本大震災の復興を願ってのチャリティー・ガラ公演が30日に
番外編として上演されます。

急遽決まったことではありますが、その内容はすばらしい!

スペインで大変な人気振付家のハビエルラトーレ氏は、本当に自分の作品を
愛しているのですね

何度も何度も細かいところを修正して自分のイメージを完璧なものに
近づけていくその姿に感動します。自分も一緒になって踊り
汗だくになり顔はゆでダコのように真っ赤にしながら、叱咤激励の連続です。

チクエロを始め8人のバックミュージシャンも揃い、大きなスタジオを
10日間も貸切で、毎日猛練習です。(贅沢ですねえ)

レクイエムの演目はバラエティ豊かで、最初の演目は女性ダンサーの
エスメラルダと舞踊団によるとても深淵で踊っているダンサー自身も
観客もぐんぐんその世界に引きずり込まれ、不思議な感覚に
陥ってしまう作品です。
私もこの作品は何回見ても大大大好きで、練習を見てるだけでとても
幸せを感じます。ハビエルは本当に天才的な振付家です。

見逃してはいけない2作目はハビエルのソロ。なんと踊り手を引退してから
表舞台では踊っていなかったのですが、最近は時々舞台でも踊っているようですね。
そんなハビエルのマルティネーテ。大きくなったお腹もなんのその。
風格たっぷりで私の眼は彼の動きの一つ一つに釘付けでした。

ちょっと笑えるのが彼はメガネをかけているのですが、ピルエットで
何回転もするときは、必ずメガネをはずし、回り終わるとまたさっと
何気なくかけて、それがとても自然にできているのに感心します。
きっと何度もメガネを飛ばして壊したことでしょう。

そして最後に小島先生のソロ。
最近の先生の踊りは何というか、もはやテクニックとか表面的なものは
全て排除して、先生のコアな部分だけを表現しているようです。
私はそれを小島ワールドと呼んでとてもリスペクトしています。

毎回同じような振りで新しさは何もないのに、そして若さもなく
高度な技は一切使わず、ただ、淡々とリズムを刻む踊り。
じっと見てると催眠状態になっていく感覚とでもいいますか、
先生は本番はきっと無の境地で踊るのでしょう。
肉体はどんどん衰えながらも内側がどんどん進化していく先生に
すごいパワーを感じます。

このような踊り手は他にいません。スペイン人たちにもとても
不思議な存在でしょうね。

そんな訳で、この番外編は、予想以上にとてもおもしろい作品に仕上がっていました。
まだまだ本番まで、ぎりぎりまで詰めていくので、私は本当に本番が楽しみです。

そんな不思議なハビエルと小島先生の世界をぜひ見てみてください。
そして、そのパワーをいただいちゃいましょう!
  ハビエル、ウーゴ、パブロ


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コーラスデビュー

2011年11月24日 | 立川

立川です。

私もいろんな経験はありますが、コーラスなるものは全く経験もないし
興味も全くありませんでした。あんなに大勢で歌ってなにが楽しいのかなぁ?
ってぐらいの気持ちでした。

しかし、息子の学校PTA役員とかで、コーラスの学校別の大会があるらしく
それに参加するはめになりました。
(私は役員をしているので半強制なんです)

毎週月曜日に練習があるのですが、すっかり忘れていて、先日同じ役員
の方から催促の連絡がきて、ヤバイ!忘れてた!とは言えず、毎日仕事で
忙しくて・・・・と咄嗟に言い訳していました。(でも本当だけど)

もう本番まであと1回しか練習日はないそうで、無責任な親とは絶対に
言われたくないので、その最後の練習日までに、1人で必死にユーチューブで
歌詞もメロディーも覚えました。

そして迎えた最初で最後の練習日。

何食わぬ顔をして参加しましたが
ソプラノとかアルトとかに分れていて、私は何も聞いていないし、
わけ分らないのでとりあえず、ソプラノのパートに紛れ込みました。

音楽の先生がかなり本格的に教えてくれました。
家で練習した時は高音が全然出せなくて、こりゃ口パクでごまかすしか
ないな。って思っていたんですが、先生の指導の通りにやったら
今まで出なかった音域が出せるではありませんか!

おまけに他の皆さんはまだ、譜面の歌詞を見ながら歌っているけど
私は、暗記してきたので、譜面を見なくてもとりあえずは歌えるので
急に自信がつき、なんだか練習が楽しくなりました。

でもあっと云う間に練習は終わり、次は本番ですよ。

衣装はお決まりの白のブラウスと黒のスカートかパンタロンですって。

もちろん私はナジャハウスの衣装をレンタルすることにしました。
ああ、衣装屋でよかった!
これからはフラメンコ衣装だけでなくコーラス専用のレンタルも
始めようかな。

そしていよいよ本番です。
私の憂鬱な気持ちを反映してか大雨でした。
けっこうしっかりした開会式で始まり次々に大田区の中学校のコーラス隊が
登場してきて、それぞれに個性があり面白かったですよ。

素人さん達のコーラスなので衣装なんてものは皆さんばらばらで
私のようなプロからみれば、アチャー!って感じでした。

例えば桜が題材の歌だったりすると、皆さん黒のボトムかスカートに
トップはピンク色に統一しているのですが、
ブラウスだったり、ジャケットだったりニットのハイネックセーターだったり
、Tシャツだったりアイテムがバラバラで、
更にピンクはピンクでも紫がかったピンクとか照明の下ではほとんど白に見える薄いピンク、
あるいは桃色ピンクだったりして、多分誰もピンクで統一してるなんて
気づかなかったと思います。(単にばらばらな衣装でしたが、歌は良かったです。)

やっぱり衣装のインパクトはどんな次元でも同じです。
とても大切ですね。

私達のコーラス隊はけっこう人数が多く30人ぐらいいました。
私はナジャに衣装をレンタルして、一人、ロングスカートに白のブラウス。
しかも、小さいので一番前のど真ん中で、一番目立っていたらしい。
(いい意味で?悪い意味で???)
  こんな衣装で決めてきました!

壇上に上がる時後ろの人に長いスカートの裾ふまれたり、ヒヤヒヤでしたが
ずっこけることもなく、歌も口パクではなく、ちゃんと大きな口を開けながら
歌うことができました。そして歌いながらすっごく感動している自分がいました。


いやあ!コーラスって楽しいですよ。

一回しか練習出なかったわりには上手くいきました。
来年はナジャハウスで衣装をそろえられないかな?
きっとすごくプロっぽく見えるでしょうね。
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移転2周年記念・お客様感謝セール開催!

2011年11月21日 | アトリエ
こんには。朝倉です。

11月も折り返し、あとは年の瀬がやってくるのを待つだけ・・・・

でも、その前に

なんと、、、12月末でナジャハウスは大田区に店舗を移して2年が経ちます


今でも目をつむれば、あの慌ただしい世田谷からの引っ越しや
改装中のお店へ移動する時を思い出します。。。。。

夕暮れ時だったな~


と、思い出に浸っている場合ではありません


わーきゃーと引っ越し、新店舗での開店。。。。

しかし、引っ越した途端お客様が来ない。。
電話もならない。。。

毎日の暇さ加減ときたら、、、今だからお話出来る事です


私たちは勉強し、最初は『どうーしたらお客様が来るのか?』から、
今は『どーしたらお客様に喜んでもらえるのか?』と考え方も少しづつ変化してきました

そして、その変化と共に、今ではメールも電話も以前より増え、お店に足を運んでくれる方、
遠くに住んでいるけど衣装を注文・レンタルしてくれる方が増えました

本当にありがたい事です

山から谷に落ち、そして利用してくれるお客様がいるからこそ、また山を見始めているのです


その、お客様の皆さまに、感謝の気持ちを込めて、
今回はいつもと違った、年末感謝セールを開催します

セールはセールですが、今回はひとひねり加えました

『衣装や小物をコーディネートしてセット価格でご提供』させていただきます


どんな衣装と、どんな小物を組み合わせるのか。
スカートとはブラウス?
棒タイは?
シージョは??

組み合わせ次第で一つの衣装はガラリと印象が代わります

これは、ナジャハウスの【おすすめコーディネート】でもお馴染みですが、
お店に来て、一緒にコーディネートして、またはネットで選んでセット価格を設けての販売です

ホームページでも展開していきますよ


そして、そして、前回の【レッスン用スカートプレゼント】に引き続き、
今回もプレゼントをご用意いたしました


暗めの曲にも、明るい曲にも使用できるペチコートをプレゼント



クリーム色で、白より品があり、控え目で衣装を上手に引き立ててくれるペチコート。

一着持っているととても便利です


(明るめの曲にも)

今回も10名様を抽選で選ばせて頂きますので、ご応募の準備をしておいて下さいね
もちろん、サイズも当選者の方に合わせてお届けです


応募期間や応募方法・セール詳細はまた次回のメルマガでご案内しますので、次回をお楽しみに


(暗めの曲にもOK)




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フラメンコ衣装・舞台衣装制作
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コンプレックスって何だろう   その3

2011年11月21日 | 立川
立川です。

フラメンコというものが多くの人に認知されるようになって20年以上が経ちます。
一時のブームは去ったものの、まだまだ根強い人気はあります

そして20年以上フラメンコを愛し、こつこつ学び続けた多くの人が
中高年といわれる世代に入ってきました。

ナジャハウスも創業26年目ですから当時からのお客様は
皆さん中年から高齢者になり体型も好みも変わってきました。
今回はそうした中高年の方々にフォーカスして、考えてみましょう

それでは何才以上を中高年というのでしょう?

一般的には40才代~60才代とされていますが、踊りをやっている人は若く見られる傾向にあり、
体型の変化も一般よりは遅いので、ナジャハウスでは50才代からを中高年にみています。

40才代までは20~30才代の人たちと同じようなものを着ても違和感はないのですが、
50才代になると、明らかに体型が変わってくるので今までの衣装が似合わなくなります

体型の変化としては・・・

●背中、下腹に肉が付いてくる。
●頬の肉、背中の肉、胸、お尻の肉が落ちてくる。
 (お尻の垂れはかなり著しいです)
●皮膚全体にハリがなくなるのでメイクのノリが悪くなる。

以上がもっとも大きな特徴です

人間は皮1枚で全てつながっていて、特に重さのあるお尻が垂れてくると、
その重さで胸も背中も顔もどんどん引っ張られて下がってきます。

その進行を遅らせるのは今のところ補正下着が一番お勧めできます。
できるだけ毎日補正下着を身につけ、着実にヒップアップしていきましょう。


人間の体は不思議なもので、肉体にある程度の圧を長時間かけると、
だんだんとその形になっていくのです。

アフリカの首長族や昔の中国のてん足も同じ原理です

自分の体を締めることに抵抗のある方は舞台本番だけでも体型を整えることをお勧めします。

では中高年の衣装選びですが、一番意識してほしいことはチープに(安っぽく)
みえないようにすること
です。

若いうちは、チープな衣装やカジュアルな洋服をアレンジして、
おもしろいコーディネートを楽しむこともでき、それがチャーミングにみえることもありますが、
中高年がそれをやってしまうと「ちょっと無理があるよね~」とささやかれてしまいそうですね。

チープな衣装は仕立て上どうしても体型をカバーできないのです。

きつい話ですが、人は自分の持っているコンプレックスに焦点を当てて、
その部分で人と比べてしまいます。

例えば、舞台に立っているひとが、自分と同じような中高年だったとすると、
踊りよりもその人の体型だとかが気になってしまうのです。

そして、あの衣装は太って見えるとか、老けて見えるとか瞬時に判断していて、
実年齢より若くみえ、スタイルもよくみえなければ不合格の烙印を押されてしまいます

仲間同士なら温かい目で見てくれますが、赤の他人となると
10倍ぐらいきびしい視線を浴びることになります。

衣装を選ぶときには若々しさよりも凛とした風格のあるもののほうが良いです

また、ワンピースよりもツーピースのほうが下腹を目立たなくしてくれ体型カバーをしてくれます。
ハイウエストも下腹が目立ちやすいので要注意ですね。



<ブラウス TBL-21 モスグリーン ¥33,600
 スカート TSK-50 ¥57,750>

※11/24(木)更新のホームページ『おすすめコーディネート』で
【中高年】向けのコーディネートご紹介しますので、こちらもご参考にしてください。


無理に若づくりするより、人間味や風格を出すほうが結果的に魅力を感じます
やはり、その年代年代の美しさや魅力ってあるので、
上手くその魅力をだせる衣装選びを心がけてください

あと、メイクも顔にハリがなくなるので、だんだんにやりにくくなります。
本番前には顔にハリをだす美容液をつけ
(ナジャハウスでも販売しています・・・詳細はコチラ
フェイスリフトしてからメイクするとよいです

目もだんだんと垂れ目になってくるのでラインやシャドーを引き上げ気味に塗って
キリっとしたアイメイクにすると魅力的になります。


メイクも着こなしもいまひとつ自信がないようでしたら
私達が客観的な目でいろいろアドバイスしてさしあげるので、いつでもご連絡ください

また、中高年の衣装の仕立ても得意としているので、是非一度挑戦してみてはいかがですか?


今回は中高年中高年とまるで綾小路きみまろさんのようでしたね

私自身がその年代に入ったのでつい気持ちが入ってしまいました



次回は顔も体も全て大きい人について考えていきましょう
最後まで読んでくださりありがとうございました


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フラメンコ衣装・舞台衣装制作
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