立川です。
少しご無沙汰しておりました。
大分県湯布院の実家の遺品整理に戻っておりました。
実家には愛着もあり、両親の金ぴか仏壇もあって、温泉もあるのに手放すのは勇気のいること。
まだ迷って決断できずモヤモヤ状態なのです。 そしてこのモヤモヤは当分続きそう。
さて、ナジャハウスは来年35周年を迎えます。
設立当時からお付き合いのあるお客様も私と同じく還暦過ぎた方も たくさんいらっしゃいます。
フラメンコ業界も間違いなく高齢化してきています。が、皆さん本当に 元気ですね。
もちろんあちこち故障もあり、色々な事情をかかえ、レッスンも楽ではないけれど
舞台に立つとみなさんキラキラ若々しくて素敵です!
そして70歳80歳になっても元気で踊り続けてほしいものです。
本日のお客様はもうすぐ80歳になる方ですが、若々しくスリムで 元気よくて、
とてもそのお歳には見えません。
毎年今年が最後かもと思いつつ、今回も発表会に出演されるとのことでした。
お客様は1枚のスカートを持ち込まれ、そのスカートを使って華やかな衣装に
作り変えてほしいというリクエストでした。アレグリアスを踊られるそうです。
(たっぷり広がりますが、とても重いスカートでした)
彼女はスリムなので貧弱に見えないように、そして明るく華やかに見えるよう
5つの工夫をしました。
① 体自体にボリュームを出すため、ナジャハウスのオリジナルランジェリー
マーメイドブラとマーメイドヒップをつける。
② 上半身が豊かに見えるよう白ブラウスはやや張りのある生地を使い
袖をたっぷりなパフスリーブに。
胸の部分にもフリルをつけてボリュームを出す。
③ 胸元は十分に開けて肌色ネットの布を貼ってきれいに見せる。
④ 首に動きの出るストールを巻くことで肌色ネットが見え過ぎないようにする。
⑤ スカートが重いので裾の3枚重ねのフリルを軽い生地に変え
カマーベルトをつけてスタイリッシュに。
素敵ですねぇ
出来上がった衣装を着用するとお客様にぴーったりで、しかも踊りやすくなったと
とても喜んでいただき、なんだか益々若返って見えました。
まだまだこれからも発表会には出られます!
人生100歳時代に突入したら80歳代のダンサーなんて珍しくなくなり
100歳まで踊り続けられる人も出てくるでしょう。(スゴ!!)
お教室の半数は70~80歳代の生徒さんが占めるようになるのでは?
実際に私の周りを見ても、今の50~60歳代の人たちは本当に元気ですから
これから10年後20年後もそのほとんどは元気でやっていますよ。
実は私も90歳ぐらいまでは現役でいたいと思っています。
高齢者になった自分が同じく高齢者の方々の衣装を作っていると想像すると
微笑ましいですね。
ナジャハウスのシニアスタッフも、毎日元気に働いてくれ、
もっともっと技術を身に着け磨いていきたいと言っています。エライ!!
そんなことで、これからも雨にも負けず、風ならぬ加齢にも負けず
自分を磨いていきましょうね~~
それではまた次回。立川でした