小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第412回小麦句会投句一覧(9/7選句締切)

2019年09月03日 00時43分03秒 | 1日句会

 



 
お待たせしました。
八月の終り、九州はずっと雨。
やっと雨のない日がやってきましたが、次はたいふうが心配されます。
雨の地域、猛暑の地域、極端な八月でした。
水害の地域も大変ですが、日照不足もあります。
また、雨のなかった地域も猛暑の影響がこれから心配されます。
なにはともあれ、急に進んでいく景色にとまどいながら九月を迎えました。
では、選句をよろしくお願いします。 

 

★投句一覧

真つ白な猿の腰掛け秋黴雨   

秋黴雨案内板に鳥の糞   

八月の傘の向こうの遠き空 

秋霖や同じ間取りの安堵感 

黄落の中を別れる男女かな 

銀漢やカンパネルラは赤を着て  

小児科はB棟向かいコスモス揺るる

手鏡の作り笑顔や秋黴雨 

病葉が散って終活考える 

公園を抜ける近道秋時雨 

八月の地雨晒されて三輪車

雨雲を砂漠にあげたい野分かな 

ひきこもる定年前の枯葉かな  

秋霖や流れる時に立ち止まる  

秋来ぬと天幕青く張り替える  

水槽の気泡の行方台風圏   

病葉の語らず落ちる雨の撃つ 

傘ゆれて月へ届けとホームラン

秋霖や母に寄り添う転校生  

台風圏決めた時刻に飯が噴く 

地を叩く雨粒秋を加速する  

雨音を片耳で聴く夫の秋   

傘立てに傘がいくつも休暇明 

人待ちの赤きポルシェや台風来

秋の雨無言で語る母娘かな  

夏の思い出小児科の老先生  

結界は児童公園みみず鳴く  

喋れること忘れ秋雨に煙る街 

ふるさとはA棟II号桐の秋  

ランドセルに秋思しのばせ下校の子 

蓋のある瓶をさがして秋黴入    

秋出水市の広報が破られて   

「団地族」今は死語なり秋の雨 

いつの間にか母の背を超し休暇明け 

一葉落つ雨の鳴りたる石畳 

裏窓に手を振る訣れ九月尽 

 

 

★★

選句数6句(うち特選1句)

締切 9月7日(土)24時

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