小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第439回小麦句会結果発表

2020年10月24日 15時37分49秒 | 15日句会

こんにちは。

9月中旬からヨガ教室が再開されました。

マスクをしての教室ですが、気持ちよいです。

兼題:深
穴蔵を出て深秋の鬼子母神  幹夫

逆転やふところ深き相撲取  泉
〇(春生)宮相撲の季節です。中には、プロ顔負けの強い人も。 
(選外)(幹夫)懐の深さと言えば、なんと言っても、元横綱双羽黒(北尾光司)を思い出しました。双羽黒(享年55歳)は、ハワイ出身小錦にも体負けず圧倒、未完の大器と呼ばれた。

秋日傘目深に赤いハイヒール  楊子
〇(瞳人)さて、何をしに、何処へと思いつつ
○(幹夫)「泣いているのか笑っているのかうしろ姿のすてきなあなた・・・振り向かないで札幌の人♪」昔TVで流れたエメロンシャンプーのCMソングを口遊んだ。お洒落な秋日傘を目深に差しているその人はいかなる女性だろうか。「赤いハイヒール」にインパクトがある。
△(卯平)句意は理解するが、少々ゴタゴタしている。例えば「秋日傘深めのひとの赤ヒール」では詠み手の方に失礼にあたるだろうか。

秋深し一枝は偏固に渋と甘  瞳人

閣議添い深海監視磯菊か  吾郎
〇(藤三彩)新たな菅政権の陰険さの様な体質が「深海監視」によく現わされていまし
た。恐々な回文。
○(餡子)空も海も危なげな監視が増え、一触即発の感があります。磯菊は磯菊。自然の強さを、教えてくれています。

深秋やいつもの席のミニシアター  ルカ
○(あちゃこ)やっと好きな映画鑑賞に。チョットだけ、かつての日常に触れる時間なのでしょう。
(選外)(幹夫)10月の映画と言えば、今『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が大盛況ですね。
△(卯平)句材はお洒落である。但し中七「いつもの席」が説明的では。 

深々と頭下げられ秋薔薇  メイ
◯(アネモネ)何かのお祝い事のような。
〇(ちせい)季語は「秋薔薇」。季語が上手く嵌まっていると思いました。

読み切りの「深夜食堂」秋の声  アネモネ
〇(藤三彩)元はコミック誌の漫画、動画では紅テントの小林薫、不破万作など往年の俳優が出演、朝までののん兵衛には各回しんみりするお話。

秋晴れの深川までちと用足しに  餡子

深淵に潜み白龍詩を吐きぬ   道人
○(泉)漢詩のようです。
〇(仙翁)死を履くところが面白いですね。

朝霧や浮世を隠す深さまで  仙翁
〇(珠子)浮世の混沌を隠してくれる霧。このまんまずっと隠してくれたらな。
◯(ルカ)発想がユニーク。
〇 (多実生) 浮世を隠すに感銘。また、朝霧は必ず晴れる証拠です。
○(敏)「浮世を隠す」に作者の立ち位置が分かるようです。
◎(道人)気象学では霧の視界は水平1キロ未満と云うが、朝霧の深さは浮世が見えないまで、というところに味わいあり。深遠な句。

秋没り日深井の縁に取り付きぬ  敏
○(あちゃこ)繊細な眼差しを感じます。光の切り取り方が好きです。
〇(めたもん)下五「取り付きぬ」に不安感のようなものが滲みます。この下五によって「没り日」「深井」が不気味さのある心象となっているところが巧だと思います。
〇(仙翁)確かに、夕日が留まっていることがありますね。

深秋の海に顔出す潜水艦  あちゃこ
○(泉)「顔出す」という表現が面白い。
△(卯平)「深秋の海」が映像化しにくい。「顔出す出す潜水艦」の措辞に対しての上五が共鳴していないのでは。

帽子目深に通ふ職安秋の行く  アゼリア
◯(ルカ)世相をとらえてます。
〇(藤三彩)職安に行く後ろめたさがあるのだろうが、元気出して!
◎(アネモネ)「秋の行く」にしみじみ。
○(幹夫)コロナ禍の不景気に、背中も曲がって歩いていそう。職安に足を運ぶ人の姿が哀れに詠まれ「秋行く」との取り合わせにも共感です。
○(餡子)こういう光景多くなることでしょう。生きづらい世の中になってきました。
〇(春生)なかなか思うような職に就けませんね。今日も職安通い。

月の夜の暗号めきて深海魚  めたもん
○(卯平)相対的な評価でいただいたのだが、中七「暗号めきて」の「て」が説明的では。
○(あちゃこ)何故かあちこちで深海魚が網に。季語との取り合わせが効いています。
◎(宙虫)月夜の水族館なのだろうか?心象に見る深海魚か?ミステリアスな光景が浮かぶ。
◎(ちせい)季語は「月」。暗号の語に惹かれました。

秋澄めり深みに投げる白い石  多実生
◎(吾郎)沈んでいく姿が見える。ゆるゆるした時間がいいな。
○ (メイ) 早朝の湖に白い石が見えました。この静けさが好きです。
(選外)(道人)句意には共感。上五「澄む秋が」の方が収まりが良さそうだけれど。

深む秋出てゆく船の銀の水脈  珠子
〇(瞳人)松山恵子の世界かなあ、目に浮かぶ
〇(めたもん)静かな港の美しい秋の景。旅立ちを見送る時のような晴れ晴れとした、それでいて物悲しい気持ちになります。

根深汁夫の手洗うそれでよし  藤三彩

秋の夜やないしょ話の深海魚  卯平
○(泉)童話のようです。

深海に細波秋の虹の果て  宙虫
○ (メイ) 深海と虹の果てが出会う、そして、細波が。

大仏の深き瞑想後の月  春生
○(卯平)「大仏」と「瞑想」は同心円ではあるが、季語が一行詩としての位置を明確にしている。
(選外)(藤三彩)九月の十三夜の頃の景。十月末の満月スーパームーンには大仏様の目も愁眉も晴れるのだろう

深海にピアノは無くて良夜かな  ちせい
◎(仙翁)解り難い句ですが、面白いです。
△(卯平)この句はこの句会だったかどうか記憶が曖昧だが「ピアノ」「月」「海」を句材とした句の記憶がある。だから、中七の「ピアノは無くて」に和歌の「反歌」の感覚で鑑賞した。
(選外)(道人)深海のピアノの設定が面白い。月光の射し入る深さは深度200mくらいまでが限界とか。

鰯雲谺の嵌る深き渓  まきえっと
〇 (多実生) 深き渓、紅葉が落葉すると本格的なコダマの季節です。
○(敏)深い渓谷に嵌まった谺は、もう帰ってこないのでしょうね。
◯ (アゼリア)  墨絵の世界ですね。

テーマ:短
この店も時短営業鳥渡る  ルカ
◯(アネモネ)ほんとどこもそう。
○(餡子)コロナ禍の一つに、居酒屋に行けなくなった辛さがあります。
〇(ちせい)季語は「鳥渡る」。時事的な話題ですがなんかいいと思いました。

意表つくバント決って秋高し  泉
〇(珠子)説明っぽくはありますが実景の素直さと楽しさ。秋はこうでなくっちゃ。コロナ禍の中、何とか工夫して楽しまなくっちゃ。
◯(アネモネ)「秋高し」が晴れやか。
〇(めたもん)バントの中でも「意表つくバント」は難しい。それだけに決まった時の「やったあ」という気持ちは大きいと思います。「秋高し」は景であり、選手の気持ちでもありますね。

一行詩とは暮れのこる秋夕焼  道人
◯(ルカ)詩的です。
〇(楊子)「暮れのこる」というフレーズがすでに詩。
○(敏)「一行詩とは」俳句・短歌をさすようです。暮れ残っても、すぐに消えてしまう秋の夕焼のように。
〇(春生)秋の夕焼けは、詩のような抒情が流れます。    
(選外)(幹夫)一日の名残を惜しむ感情が佳く詠まれています。

鋭く鳴いて声を短く鶉籠  アネモネ

街無月細く短く汽笛啼く  めたもん
○(卯平)中七の「細く短く」をどう読み解くかで迷いがあった。
何度も読む中でこの中七が下五「汽笛啼く」の映像を導いていると読めてきた。これらの措辞に対する「街無月」の位置は予定調和の範囲とも言えるが、しし、詩情を伝えるには邪魔にならない。
◎ (アゼリア)汽笛には郷愁を覚えます。お盆に帰省できなかったのかななんて想像します。

黒キノコパン食べ短波この記録  吾郎
〇(宙虫)黒キノコパン、なんだか不気味。摩訶不思議な回文なのが面白い。

秋冷のニュース速報流すまま  あちゃこ

酢のあれば時間短縮生牡蠣喰い  藤三彩
○(餡子)ああ、たまらない!皆と生牡蠣食べて飲みたいです。

手短に終わらす話十三夜  まきえっと
○(幹夫)今年は10月29日が後の月ですね。十三夜への思いが佳く詠まれる。
△(卯平)俳句が「挨拶」と言う点からこの句はそれなりに成功してはいる。

西方の深紅の空や秋のこゑ  卯平
○(吾郎)浄土に向かい礼拝す…ですかな。

赤い羽根残り三月と言ふそぞろ  瞳人
〇(藤三彩)十月から始まる「赤い羽根共同募金運動」は駅頭には立たずにネット募金が主になりそうです。難儀な世相。
〇 (多実生) 赤い羽根の十月、あっと言う間の年の暮れ。そぞろが効いています。
○(吾郎)さてさて、どうなることやら2020年。
◎ (メイ) テーマの捉え方も、赤い羽根との取り合わせもいいですね。

短折の画家の自画像桐一葉  アゼリア
○(幹夫)桐一葉の季語の趣旨ではないが、オー・ヘンリーの短編小説「最後の一葉(いちょう)」の老画家ベアマンと重ね合わせました。取り合わせに共感です。
〇(春生)無言館を訪れてことがあります。こんな感じになりました。         

草の花長く短く住み分けて  仙翁
〇(楊子)自然はそれ自体が完成されたもの。あらがうことはできない。
○(あちゃこ)実景の句?下五の措辞が巧みです。自然体が心地よい。
〇(ちせい)季語は「草の花」。住み分けの理は植物にも当てはまるのかもしれませ ん。

足早に秋町内にお弔(とむら)い  餡子
〇(珠子)いつ終息するか見通しの立たないコロナ禍の中の御弔いはひそやかに。急な秋にも心細くなります。 

短パンに廻しやんやの宮相撲  楊子
◯(アネモネ)いかにもです。
◎ (多実生) やんやの表現が決まり、実に懐かしい光景です。
◯ (アゼリア) 声援が聞こえてきます。
◎(めたもん)「短パンに廻し」の少年相撲。境内の土俵上の子どもの真剣な様子とそれを応援する家族や仲間の声が賑やかに聞こえてきます。
○(まきえっと)賑やかな声が聞こえてきます。

ひと晩だけの友達櫨は色づいて  宙虫
○(餡子)うーーーん?意味深? 何だ!なんだ!
○ (メイ) ひと晩は永遠かもしれない。

短期間睡眠五分前の月  ちせい

長き夜を眠り短く夢多し  多実生

短筒に帰心を秘めて龍馬の忌  幹夫

長針に追い越されたり神の旅  敏

鳥渡る村に短き大通り  春生
◎(楊子)このような大通りがある地方に住んでいたことがあります。「短き」に惹かれました。一生、その村で完結できる暮らしがあります。
◎(餡子)郷愁を誘われました。この大通り今はどうなっているのでしょうね。
○(吾郎)しかもシャッターが閉まってたりして。
○(敏)村の大通りの上をさっさと鳥が渡っていったのでしょう。
〇(宙虫)良く見かける句かもしれないけれど、郷愁。
○ (メイ) 短き大通りには、色んなお店があって村人で賑わっているのかな。
〇(仙翁)短い大通り、何処かの村にありそうですね。
◎(まきえっと)郷愁。情景が目に浮かびますね。きれいさっぱり。

田仕舞や夜半の灯に切る黒き爪  珠子
◎(泉)「黒き爪」という表現がリアルです
◯ (アゼリア) ご苦労様です。今は稲刈りでしょうか。
(選外)(幹夫)せっせと日がな一日、秋の野良仕事も全て終えての安堵。「黒き爪」が佳いですね。

短編のおろかなをとこそぞろ寒  メイ
〇(珠子)この斬新な切り口は私にとって目からうろこです。  
◯(ルカ)何の短編か想像するのが楽しい。
◯(道人)読み手の想像力を刺激する構成が巧い。
〇(宙虫)そう、男はこういう描き方される。ぼろぼろになっていく。
〇(ちせい)季語は「そぞろ寒」。チェーホフの短編だったのかもしれません。

雑詠
妣よりの既読メールや鶏頭花  卯平 
○(あちゃこ)中七のやは少し気になりますが。妖しさの中に切なさが滲みます。

龍淵に潜むガラケー手放さず  楊子
◎(藤三彩)「龍淵に潜む」が強烈。ガラパゴス系といわれる携帯が句会の高齢者同士をつなぐ手段なのにその3Gのサポートが終わろうとしている。悲しいなぁ・
◯(アネモネ)まさに一徹!

溜息を吸い取り留まる赤蜻蛉  仙翁

朴落葉踏み朴の木を探しをり  春生
〇(楊子)大きな音に驚き上を見上げるようすがわかります。
○(敏)どこから吹かれてきたのかこの落葉は。見る限り朴の木は無いのに、といったところでしょうか。
◯(道人)気が付かない何気ない瞬間を巧く切り取った句。
〇(宙虫)朴の木の幹を知らなかったりする。共感。
〇(めたもん)山道を歩いていて句と同じ経験をしたことがあります。枯れて大きな「朴落葉」を踏んだ時の感触がよみがえります。
○(まきえっと)着眼点が面白いです。林の中を歩く時って上を向いたり、下を向いたり。

渡り鳥郵便ポスト立ちつくす  敏
○(泉)郵便ポストは動けない。

長き夜の安近短の旅プラン  アゼリア

第二子の産声待てば金木犀  めたもん
〇(瞳人)生涯、忘れられぬ、香りも残る

逝く秋の告解室に小さき窓  餡子
◎(ルカ)小さき窓がいいですね。
○(卯平)この句、先行句があると認識するがそれでも「逝く秋」の位置は、メイハリがないようには感じるはするが、共感出来る。上五を「逝く秋の」軽キレが余韻を感じる。
◯ (アゼリア) 経験したことがありませんが、私など止めどなくありそうで怖いです。
◎(春生)生きていることの存在感が出ました。
(選外)(藤三彩)マリア像があるんじゃないかな
〇(ちせい)季語は「逝く秋」。神父の風貌が思い浮かぶようです。

秋麗やピカソの描きし目の不思議  幹夫

声にして始まる孤独秋の滝  宙虫
〇(楊子)すこしさびしげな音をたてて落ちる滝が見えます。ひとり言を発したのでしょうか。
○(卯平)季語から逆に上五~中七を読み解くにはドラマが必要であろう。上五、中七の措辞で独居老人の佇まいを伺うことができるが、その彼(独居老人のイメージは男性老人が先行する)が今いるのは「滝」の側。「秋の滝」はどこか物淋しい景。「ケ」と「ケ」の相互作用で一行詩へと昇華出来たのか。
◎(あちゃこ)秋の滝。声に出しても一人。心の奥底に帰っていく声。誰かとの記憶を呼び覚ます声。
◯(道人)呟きから孤独は始まる、に納得。秋の滝が孤独感を助長するのでしょう。
○(まきえっと)そうなんだなぁ。なるほど。

星月夜通貨電車の銀の川  メイ
◎(珠子)銀の川と見立てた素晴らしい感性に敬服いたします。  

身にしむやグラスに残る琥珀色  あちゃこ
〇(春生)「グラスに残る」がうまいです。   

神無月出雲の密は非公開  藤三彩
(選外)(道人)俳句は詩性と俳味。掲句の「俳」に共鳴。

消防団第二分団柿たわわ  珠子
◯(道人)限界集落の消防団、省略が効いていて季語もいい
○ (メイ) 第二分団がいいですね、柿が好きなので景色を思い描くだけで嬉しくなります。

秋晴や天安門の護衛兵  泉
○(幹夫)句は「護衛兵」と詠まれ、1989年「六四天安門事件」を想起しました。中国を象徴する天安門広場の秋晴(陽)と虐殺の悲劇(陰)が対比されて詠まれる。

秋の水溢れて河馬は瞑想す  道人
○(泉)言われてみれば、河馬は哲学者の様です。
〇(宙虫)ちょっと冷たくなってきた水温。河馬には関係ないんだろうなと。
〇(仙翁)カバの瞑想、ありそうですね。
(選外)(ちせい)季語は「秋の水」。河馬の瞑想の姿が若干思い浮かびませんでした。

手にふるせ煮るよと夜にセルフにて  吾郎
◯(道人)「ふるせ」(鯊)をセルフで似つけると云う回文特有の面白さでいただきました。

咲き出して金木犀と神の国  ちせい
〇 (多実生) 田舎の野や山は山頂に限らず、大小多数のお宮、まさに神の国です。

手を振つてアシカ西日の舞台去る  アネモネ
◎(瞳人)すっかり大スターだ、さよなら、またの日を
◎(幹夫)水族館のアシカの様子がよく見えてきます
○(吾郎)じゃあまたね、とか。西日がいかな。
◯ (アゼリア) 私が見たのはいるかでしたが、本当に賢くて可愛いですね。
○(まきえっと)秋の明るいひと時ですね。
△(卯平)映像は鮮やか。選に至らなかったのは句材が多いから。上五「手を振って」の主語は「アシカ」か、観客かが不明。前者であれば説明的である。の句材であれば二つは句に至るのでは。

銀漢や私は眠る深海魚  ルカ
〇(珠子)「私は」としたところがステキ。自虐っぽくもあり神秘的でもあり色っぽくもあり。寝ている時間は自分のもの。何になろうと何を思おうと自す。 
◎(卯平)自己投影が明確である。この季語で映像が具現化され中七から下五の自己投影が強化されている。秀句である。
○(吾郎)ほうっておいてくださいまし、かしこ。
◎(敏)寝静まった私の遙かな上空に銀河が流れている。私は深海魚だ! これぞ一行詩。
〇(仙翁)深海魚と銀河、面白いですね。
○(まきえっと)「私は」と言い切ったところがいいですね。

運動会かけつこ二着動画来る  瞳人
〇(楊子)「二着」でいただきました。何着だろうと嬉しい楽しい笑い顔が見えます。こんな日常を平易に詠む俳句は尊い。

稲の香のどっと匂える稲架の道  多実生
〇(藤三彩)地方によって稲架(はさ)の掛け方、形がちがう。何処の景を想像しようか。

背景をぼかし柿の実赤々と  まきえっと
〇(瞳人)目白が大喜びだ、きっと、渋だね 
〇 (多実生) 秋の夕日に照る、柿の見事さが背景をぼかします。

 

次回をお楽しみに。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご苦労様でした ()
2020-10-24 19:56:12
まきえっとさん、句会当番のお役目ご苦労様でした。今後とも、よろしくお願いいたします。

広島は、朝夕がめっきり寒くなって来ました。プロ野球も終盤戦ですが、やはり試合は気になります。新型コロナも気になりますが、緊張は長続きしません。気にするほど、ヒマでもありません。まだまだ先は長いようです。ギャンブルですね・・・?
返信する

コメントを投稿