小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第383回小麦句会投句一覧(6/7選句締切)

2018年06月02日 08時05分09秒 | 1日句会

九州は、梅雨入り。

来週には関東あたりまで梅雨入りではと言われています。

梅雨は梅雨の楽しみ方があるのでしょう。

こういう四季のある国にいて、それぞれの季節を楽しむ知恵。

日本人は自分たちの目線でこの小さな島々の自然と暮らしているのですね。

では、投句一覧をお届けします。

選句をお待ちしています。

 

★投句一覧

フロアボタンの指紋は小さし祭の夜   

四葩咲く雨後の疎水に稚魚の影     

紫陽花の葉をかじりをるかたつむり  

カテーテル了へて清涼飲料水      

原稿に鋏を入れる濃紫陽花    

紫陽花の色なだれ込む昇降機   

生き急ぐつもりじゃないよ濃紫陽花

紫陽花や水の中には亀泳ぐ    

紫陽花やエレベーターの降り来る 

閉じるボタン汗で汚れるエレベーター  

入梅や土星へ向かうエレベーター   

頬伝ふ雨は涙か七変化     

現実に戻る一階濃紫陽花  

水面に顔せり出しぬ七変化 

夏空や十二階では低すぎる 

缶コーヒーサイズの自由梅雨に入る  

紫陽花や当マイクロフオン偲ばるる  

色で見るペーハの具合あじさい花  

黒南風の仕事鋏に残る癖    

短夜のいつも無人のエレベーター  

黒南風や理事長籠る最上階  

涼しきパジャマ選り父見舞ふ昼下がり 

十二階より紫陽花を見に降りる    

裁縫は死語となりしか更衣  

亀の子のうしろに続くあめんぼう  

開きたるままの和鋏梅雨入り前   

珈琲はブラック紫陽花は藍がよし  

梅雨冷の誰のものでもなき鋏   

紫陽花の涙の痕を辿りけり   

紫陽花に疲れてふかす紫煙かな 

紫陽花や街の色香を身に添えて 

七変化胸高鳴れど悪女かと   

新緑の谷へホテルの開かぬ窓  

新聞の記事に入れる刃梅雨に入る

見下ろせば鳥の目で見る街薄暑 

ボタン押し撮影現場の如き夏  

赤い糸切れない鋏女梅雨  

高処にて気分は国見青葉騒 

 

★選句要領

★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。

★締切
6月7日(木)24時

★当番(投句先メルアド)
nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp

↓選句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。



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