小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第510回小麦句会投句一覧(10/7選句締切)

2023年10月02日 08時29分18秒 | 1日句会

 

満月の中秋の名月が不意に秋らしい秋を連れてきたようだ。

昨日までは半袖短パンで迎えた朝。

今朝は半袖長ズボン、朝起きて長袖を羽織ってしまった。

そういえば、昨日は一日一度も冷房つけずに過ごしたことに気づいた。

突然秋がきた。

 

あわてて秋用の衣料品まさぐりながら、選句を待ってます。

 

★投句一覧

 

言われずも咲く時は咲く曼殊沙華   

釣られしをぐいと口閉ぢ鯊の面     

空腹で食べる美味さや運動会   

この坂のこの彼岸花母許りへ     

彼岸花竹林に行けばアンケート   

半世紀嫁だった母曼殊沙華   

澄む秋を一巡りして農家カフェ    

棚田縫う道のくねりや曼珠沙華   

残業の賄い飯やすいつちよん    

曼珠沙華遊女の墓に石ひとつ    

葛折り辿り母訪ふ曼珠沙華   

秋の滝滑り易さを確認し   

ファミレスの孤食に秋が乗ってくる 

泣くまいぞ社食完食青蜜柑   

見上ぐれば石垣にずらり狐花   

大空を目指す坂道曼珠沙華  

彼岸花てんてん村は石を組む   

石段に道標べなる彼岸花    

原点へ続く坂道曼珠沙華   

身に入むや男は龍になれぬまま  

秋渇き増え続ける高層ビル   

龍淵に潜みにんげん哲学す    

水飛沫のマイナスイオン天高し

人生は愚直なるもの曼珠沙華 

完食の滝見定食秋高し   

新涼や釣りを忘れる渓谷美  

お終ひを美津子旅立ち萩の花 

渓谷の水が秋冷え呼び起こす 

彼岸花父に届ける一筆箋   

月光やメラミン皿をきゅっと拭く 

旅行けば秋の恵みを完食す       

窟へと轟くしぶき秋気満つ    

懸崖に白鷺秋の水飛沫    

完食の揃いの器秋の声  

汁椀浮かべ豆蔵を待つ秋瀑布   

律の風大音響の滝壺へ   

来た道を忘れた兵士花野原   

秋夕焼け母を残して施設去る   

源流のしぶきの中や竹を伐る    

曼殊沙華飢饉伝説残る村  

踊子の塑像の裾に曼珠沙華   

黄泉へ行く小道曼珠沙華が誘う  

 

★選句要領

選句数6句(うち特選1句)

締切 10月7日(土)24時

 

選句コメントをつけて送ってください。

 

選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。

 

今回の当番は宙虫です(選句送付先メルアド)

soranmugi-oomugi2017@yahoo.co.jp

 

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