小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第519回小麦句会投句一覧(2月22日選句締切)

2024年02月16日 23時36分01秒 | 15日句会

今では死後となった「プレミアムフライデー」を利用して、会社からレインボーブリッジを渡ってお台場まで歩くイベントに参加。
昨日からの強風と高所恐怖症に参加表明したことを後悔しながら、ひたすら前だけを見て橋を渡りました。
途中から薄暗くなってきて東京の夜景を堪能できて楽しいイベントでした。
ご褒美に生クリームたっぷりのパンケーキでお腹も心も満たされました。

兼題:伸
春伸びよ人生懸けよと新監督   
日脚伸ぶ上がり框の薄埃 
背伸びせず理想は高く卒業式 
気分跳ね背伸び日々乗せ涅槃吹 
背伸びする老犬十年日記買う  
日脚伸ぶおまけ嬉しいチロルチョコ 
翔平と由伸始まる春の宴  
春鴨の影伸び頼りない視力  
欠伸出る陽気は近し春一番  
足伸ばし両手伸ばして早春賦   
手を伸ばす朝の光に梅の花    
春昼や欠伸の移りゆく講義      
屈伸のたびに声出し蕗のたう   
追伸に読みとる本音鳥雲に 
日脚伸ぶ日帰りという達成感  
ニ伸ありあの白梅が満開と    
日脚伸ぶ静脈探る注射針  
潮の穂の伸びつ縮みつ二月尽  
恋猫の高音の伸び風そよぐ  
啓蟄の蚯蚓伸びたり縮んだり    
伸縮が自在なリード鳥の恋    
啓蟄の追伸につい本音吐く    

テーマ:遊
鷗遊ぶ荒磯の波に名残雪      
グレイヘア遊ばせ春のヨガ講座  
ひらひらと子の手遊びや春の風    
春はあけぼの露天湯の硫黄の香  
ふらここや遊子となりて半世紀  
よく遊びしっかり学び卒業す 
何投目氷柱落とした石の数 
啓蟄やけふは何処の雲乗らん   
糸遊よ暫し端々酔う湯問い 
シーソーの釣り合い映す春の影  
紫雲英田や雲と遊んでみたくなり 
住職の推しはももクロ春うらら  
春一番孫の催促きりもなく    
むつみあふ吊し雛の鳥・けもの  
なんちゃって野遊ビルの庭園で   
春目映ゆ老狼よいさ罷り出む  
冬夕焼け火炎の昇る西遊記 
二月富士喜寿と傘寿のランチ会 
猫の恋遊歩道には名無し棒     
白鳥や遊びに飽きた首の線  
反転のショートのグラブつばくらめ  
遊ぶ子の声満ちてをり雀の子 

雑詠
3Bの描く曲線春の雲  
こんこんと人湧き春のモール街  
春一番庭の花々目を覚ます 
ハンガーの並ぶベランダ冴返る 
春節祭上野のパンダ爪伸びる 
異国の家族連れホコ天に日脚伸ぶ  
建国日いつものように日が暮れる   
口遊む花は咲く能登の春遅々と  
告白にとまどう春の潮引いて  
歳時記は「春」桃色の遊び紙   
枝下ろしやがて滴る春の水  
春一番脳輪切りする電子音 
水仙に手合わせ手折る娘かな  
雪しろよ湯河原わが湯よろしき湯 
春浅く例題に潜むハカリゴト    
全国に銀座街あり冴返る 
朝寝しておはると呼ばふ夢の中
鳥帰る半音ずれたよな返信  
春眠の物狂ほしさのみ残り 
日時計の針の影濃く多喜二の忌   
梅一輪チャリの補助輪きゅると鳴る  
菠薐草ひたすら食みて反抗期 

★選句要領
選句数6句(うち特選1句)
締切 2月22日(木)24時
選句コメントをつけて送ってください。
選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。



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