小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第534回小麦句会投句一覧(10/9選句締切)

2024年10月02日 05時22分40秒 | 1日句会




朝から雨。
久々の雨。
台風の影響のようだ。
台風のシーズンはまだまだ続く。
能登をはじめ、災害からの復旧が思うように進んでいない地域が全国にある。
これ以上の災害が起きずに、少しでも復旧が進むように願っている。


★投句一覧

妥協案はのめぬ十割蕎麦すする  
黄昏に憩へる蕎麦の花畠    
秋烏ドックに時をおろす船   
目に新た新そば待てる花の白  
新蕎麦掻き香りを愛でつ一人酒 
むせかへる匂ひ秋日の蕎麦畑  
山と川の狭間に民家秋黴雨   
魚群いざ秋のまき網漁船団   
連山に眼前蕎麦の花一面    
新蕎麦や村のどこからも見える山
入道雲もくもく湧きあがる疑惑 
山澄めりアバンギャルドな雲一朶
手庇の奥に眠るや大花野 
この旅は片道切符いわし雲
蕎麦の花月に一度の健診日
人の世に周囲ありけり蕎麦の花 
鳥渡る水面の雲は魚になり  
船べりのかろき波音秋高し   
蕎麦の花母校の窓に夕日射し 
水澄みて石灯籠は寂れ勝ち  
繋留のヨット秋雲風に乗る  
裏由布の風の育む蕎麦畑      
作業船明日は銀河の浚渫に  
吊り上ぐる舟底よりの良夜かな
ひたひたと寄せるさざ波蟷螂反り
蕎麦の花羽音幾百幾千万    
微かなる鎚打つ音や蕎麦の花  
海原は雲吐くばかり鯔はねる  
蕎麦の花実頃お出でと友の文  
漁火へ出航台風進路の渦    
蕎麦猪口で飲む珈琲や秋深し 
汽笛遠く苔生す雪見燈籠   
蕎麦の花飢饉の悲話のありし村
粧へる山吊り上ぐる工作艦  
秋出水SNSが救う命    
十五夜のマスト三本船に立つ
入道雲お互いに見せぬ本心 
人生ゲーム抱えて渡る月の海
女体かや雲振りほどく秋の嶺
秋の海クレーンは建築素材吊り
農継がぬ事を告げ終え秋の航 
蜜蜂の翅音しきりに蕎麦の花 

★選句要領

選句数6句(うち特選1句)
締切 10月9日(水)24時
 
選句コメントをつけて送ってください。
選外のものでもコメントしたい句がありましたら、コメントを受け付けています。
選句メールの作り方は、このブログのカテゴリのうち「小麦句会への参加方法」をよく確認して送っていただきますよう、重ねてお願いします。
 
今回の当番は宙虫です(選句送付先メルアド)
soranmugi-oomugi2017@yahoo.co.jp
 
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俳句「麦の会」
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https://mugidakara.hatenablog.jp/
 
 


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