小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第350回小麦句会投句一覧(1/22選句締切)

2017年01月16日 17時08分36秒 | 15日句会

お待たせいたしました。

寒い日本列島ですね。

雪の影響はないでしょうか。

兼題:白

歌声はけふは白いろ社会鍋  

駅伝や箱根の山は息白し  

其れがつい告白となる初句会     

グーグルの山々白雪近江狂い 

白い指少女指す先冬の梅  

樹氷林抜けてシュプール白銀へ 

顔を持たない僕に群がる冬目白       

風花や白き扉の向こう側  

初富士やクレパスの白基調とす  

白墨か絵心凍え描く僕は  

白熊の雪夫に御慶申しけり   

白菜の縛られておる畝一長    

諍いの声をあらわに小白鳥   

白菜切る過去も未来も真っ二つ   

白き脚真白なる胸淑気かな    

縄文の遺構を歩く三日かな 

赤銅に漁師の名残息白し  

元旦に料金不足の白封書  

雪明り撮れば白しか写らない  

丸ごとの白菜何もせぬ一日  

 

テーマ:今年の目標

老境は知足旨とし浮寝鳥  

初閻魔気楽に暗き満悦は  

断捨離のすすむ身ほとり風花す  

体重を量り思案の雑煮餅  

初夢のルート66走破   

足音を暗闇を行く寒さかな 

川土手の真冬の緑歩く歩く  

雪かきや外国語ばかり勉強し  

振り向くな枯れゆくも光抱く草   

一行は俳句スペース日記買う  

初詣で三日後のこと気に掛かり  

始めたる介護研修嫁が君   

昨日よりもっと遠くへ冬青空  

再会を果たさん恵方道歩む  

初春や挑んで見たき恋連句   

卦はいいぞ寒の卵のすくと立つ  

一葉のしがみつきたる冬木かな  

ぼんくらと言はれてうれし去年今年 

冬北斗すぐに崩れる砂の城  

ドラマチックに恋を手にする雪しぐれ      

 

雑詠

罅入るを後ろに回す鏡餅  

寒卵割り損なって口閉ざす  

幻想のメタル黄緑雪が降る  

妻覆ひ被さつたあの阪神忌  

さやあての恋の火花も初昔   

歯車の合わぬ男と酌む年酒   

初賽銭響きに神の不況知る  

小寒や地球に生る人の数      

松過ぎの玄関の鉢並べ替へ

焼芋の声に家内が走り出す  

孫帰る障子に残る穴二つ  

宅配の懐炉の癒しアイトウティ 

鉄格子の奥の浴室冬の蜘蛛       

冬の海祖父の日記の走り書き    

せうゆさしの詰まつてをるや木の葉髪  

冬の雷山を浮かべて闇を裂く   

道なりに風や恵方の弁財天 

半世紀動かぬ箪笥女正月  

飛び地まで新雪占し出待ち人  

友ありて十七文字の寒見舞い    

 

★★★

 

選句数(6句選です。)

特選◎1句

並選〇5句

コメントをお忘れなく。

もちろん選外の句で気になる句がありましたら、コメントしてください。

 

まきえっとあてメールで投句してください。

makietto@nifty.com

 

締切:1月22日(日)24

 

↓選句前に再度確認しましょう。

☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください



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