会津の鋸鍛冶屋です。目立てを習得して頂きたく、Youtubeに目立て関係の動画をアップしています。お目通し下さい! 

目立てを身に付けたい方に仕事場にて実習支援しています。勿論、無料。
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会津の藩公行列 / 綾瀬はるかの魅力

2015年09月24日 18時30分11秒 | アート・文化

9月23日 例年の行事、会津藩歴代の城主所縁の地域の方々が参加して、

 長い行列が市内を練り歩く。

 

馬の オトシモノ が時折、見られる!

    その瞬間!初めて見る馬の”排泄”に子供たちは大歓声を上げる!

            大人たちは、笑う!

  私の子供のころには、まだ馬車に轢かれた大八車が通っていたから

     よく目にしていました。     

       近所の人たちが直ちに処理する。

・・・何事も無かったように行列は進むのである。

  去年に続いて、NHK「八重の桜」主演の女優・綾瀬はるかさんが

    「わかまっつぁ きてくれらったがらし!」 と地元の人々は大喜び。

      誘客力の大きさは去年に感じ取れていた。

    本丸での出発式では、お得意の会津弁で挨拶してくれました。

        どうみても、やっぱり引き立つ魅力があります。

     トラックの荷台を装飾して、黒子一人が小さくなって備えている。

     沿道の観衆に笑顔を見せ続けるのは、きついようだ。

     疲れが顔に表れていた。 従って、この写真は小さく処理した。

     わたしは会津藩の子孫ですから、「気を使います」

 

      このトラック御殿の両脇には、 本職 と見られる警備の人が

      左右に5~6人づつ整列し、周囲を注視しつつ歩いていました。

    

     薄緑色の制服・ネクタイ姿が警備担当。

 

   顔を真っ赤に塗った、 奴さん達。 ご苦労様です。

      所々で演技を披露してくれます。

 

   みなさん、みなさん お疲れ様でした。 有難うございました。

 会津弁のブログは、http://aizunamari.cocolog-nifty.com

 


古くから会津に多く居た”鋸鍛冶屋” その主な製作工程を紹介します。

2015年08月07日 17時33分31秒 | アート・文化

    

福島県会津若松市、会津の(鋸)のこぎり、鍛冶屋、窓鋸,改良窓鋸,焼き入れ、熱処理、

 目立て、薪ストーブ、マド鋸、縦挽き、縦引き、大鋸、前挽き、木工


 現在、中途半端ですので詳しくは 下記 URLからジャンプして御覧願います。

連絡先も記載しております。

http://nakaden.web.fc2.com/      ご覧下さい。

 


 

 

            のこぎり の製作工程

   <材料について>

鋸の材料はもちろん鋼です。明治期までは玉鋼でしたが大正期になり洋鋼が輸入され多く使われました。 

昭和期になって国産の安来鋼が主流になりました。

玉鋼は砂鉄をタタラ製法により鉄をかたまり状に取り出したもので、その形状から玉鋼と呼ばれました。 
この玉状から板状にするのは大変でしたので「手間をかけたもの = 良いもの」 という見方が今でも残っていますが
事実は異なるようです。 刀剣・鉋・鑿などと違って、極端に薄く仕上げるのこぎりでは、わずかなムラ 
製品の善し悪しに反映するために、均一の製品は出来なかったようです。
 
後年、洋鋼を使うようになって、仕事は楽になりましたが高価でありました。  
 
国産の安来鋼は板状で安価で品質も良くなり安定した製品作りが可能になりました。
当然、鋸の価格も安くなり、広く普及する要因になりました。現在では上等の鋸の殆どが
この安来鋼を使用し、安価な品物は SK材を使っています。(気楽に使えます)
安来鋼は混入成分の違いによって青紙、白紙、黄紙、緑紙 と呼ばれる種類があり、 
刃物の種類によって使い分けられています。 (鑿や鉋の上級品は青紙です。) 
大工用等の上級品では白紙を使いますが、堅すぎて破損が多いために一般的ではなく
当こうばでは荒い力仕事に耐えられる 黄紙を使用しています
 
数多い行程がありますが、大まかな行程をご覧下さい
 
鋼切断

鍛造

  板状の鋼を切断機 (押し切り) にて大まかな切断の後

  スプリングハンマーにて鍛造

コミ付け   (左側)の元部に マ チ  (銘を切る部分)、 

  コ ミ (柄に入る部分) になるSC材(右側)を溶接

型切り   本体部分の形を 押し切り で形作る
目抜き   プレスにて目の形を作る 

  写真下は途中までプレスしたもの

  この後、「なま摺り」で熱処理前の目を作る

コミ曲げ

 マチ、並びに柄に入る部分(コミ)の形作り。

  コークス火にて焼いて曲げる。

  (写真は私がテレビにて紹介された際の画面より)

なま摺り

  焼き入れ前、一本置きに荒い鑢(やすり)で

  目を削り、大まかに刃を作る

ロール掛け

  

  <焼入れ前に圧延ロールにて板を平らにする >

    (平鎚で叩き込み、ならした後の処理)

 大まかにではあっても,焼入れ後に影響あり

焼き入れ

  電気炉、又は重油炉で熱する (以前は炭使用)

   (熱処理のページにジャンプ)

(冷却)

  加熱した後、冷却油に素早く入れて冷やす、

  これが 焼き入れで 鋼の組織が急変する

なまし

 

  鋼内部組織の粘りを出すべく加熱して安定させるために

   もどし をする事により粘りが出ます。

荒狂い取り   熱処理終了時は他の刃物と異なり材料が薄いために

  かなりの狂いが出る

  中央部を叩いて延ばし、狂いを安定させる事が重要。

荒削り   グラインダーで削る

  以前は セン という刃物を使い、

  手仕事でで削っていた

中狂い取り  少しでも削ると狂いが出る為に仕上げまでは

 「狂い」 との戦い

中削り  刃側を均等に厚く、峰側は薄く、手元から先端部へ

  厚さを変える肉厚を決める

  現在はグラインダー砥石を使うが、以前は写真のように

  「銑(セン)」という刃物で削っていた

   明治21年に描かれた絵図内の「セン掛け」へ

上狂い取り

バフ掛け、つや出し作業前に、しっかり狂いをなくす

  写真は使用する 槌類

バフ掛け

  表面をなめらかにすべく粒度を 3度 替える

  火花は徐々に減り,なめらかになる

  最後に艶出し

仕上げ直し

  最後の狂い取り

  写真はその内の木製床の上で「ブチコミ」(押さえ込み)

  いかに木の摩擦を少なくするかーーを気遣います

アサリ出し   目先を一本おきに叩いて曲げる

  写真左下のように“振る"事により隙間が出来て

  (木材に)切り込みがスムーズにできる

  焼きの甘い鋸では使用中にアサリが戻ってしまう

目立て

目立て依頼

目立て解説

 目の大きさに合ったサイズのヤスリにて、

 下刃、上刃、上目 を付ける

 目が細かいヤスリほど”切れ味”が良くなる

銘切り   タガネにて作銘を切る

 鋸鍛冶はそれぞれの銘を持っています

  中屋*****

 年代を追った各銘を紹介ページは星クリック

       

仕上がり

  仕上がりです。

  手前の2丁は 二人挽き鋸

右の写真は何でしょう?

 アサリ出しを終えた状態です.

 V字型の溝が通ります.

 縫い針を乗せて鋸を傾けると

 針は溝を滑り降ります!

 アサリの出具合が揃っているからです.

      撮影が上手く出来ません

      ごめんなさい

   

マド鋸を使用された方々から頂戴した感想ページへ
http://metate.tou3.com/kansou.htm
 

 

絵図の中から 「セン掛け」

 

中屋保左衛門が喜多方の絵師 小荒井豊山に描かせた鋸鍛冶屋の仕事の様子を描かせた絵図

撮影が良い状態でなかったため、処理しました

 
会津鋸鍛冶屋の技術の優秀さを示す逸話として 幕末頃江戸で土蔵のかんぬきを切って盗む
土蔵破りが横行した際に 「閂を切ることが出来る鋸は 会津の中屋助左衛門作 に違いない」 
と製作禁止命令がでたそうです。
 
鋸に関する詳しい内容は、下記 URL で御覧ください。
http://nakaden.web.fc2.com/ 
http://metate.tou3.com/