会津の鋸鍛冶屋です。目立てを習得して頂きたく、Youtubeに目立て関係の動画をアップしています。お目通し下さい! 

目立てを身に付けたい方に仕事場にて実習支援しています。勿論、無料。
メールからの日程調整を致しましょう。

落札大鋸の磨り込み目立て

2019年12月18日 15時03分10秒 | 鋸目立て

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以前に落札しておいた 大鋸の目立てを進めた。

刃の部分にはハガネが継がれていて、その痕が見える。

 刃を付ける手間を惜しんだか?

切れるように刃先が作られて、切れ味は良かっただろう。

しかし、目を深くする事を意識しなかったのか? 浅くなってしまった!

しかも、ヒッコキがされていなかったが為に、刃先は不揃い。

やむなく、ひっこいて刃先を揃えれば、浅くなるのは 当然!

ヤスリだけでは大変なので、薄いグラインダー砥石で磨り込む。

大まかにしか出来ないので、途中からヤスリ使用。

 

それでも、鋼箇所は残っていて、10年は持つでしょうね。

 刃先の拡大

ヤスリで削られた刃先の光具合。

黒っぽく見えている刃先は、硬かった。

古い時代の大鋸は鉄製であり、私が手掛けた大鋸にも

刃先が 生(なま)と言える柔い大鋸があった。

それでも重要な道具だったんでしょうね。

 

全てが 進歩していますね!

身体の老化が無ければ良いのだが、、、、、、



アサリ出し槌を出品する前に

2019年12月13日 15時20分48秒 | 鋸目立て

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のこぎり鍛冶屋人生終活?

今後の仕事に間に合う分だけは、持っていなければならない道具。

アサリ出し槌は、サイズ毎の一揃いは保持する。

不要の槌を、オークションに出品しようと準備していたが

このブログを御覧くださっている方で、欲する方がいらしゃるかも?

と、一週間ほどは出品取りやめ。

 

 

A から G まで、大きい順です。

Aは、窓鋸・伐採・薪切り・大鋸・両刃鋸の縦挽き刃に適す。

Bは、切り溝が粗いので、大鋸・前挽き鋸などの厚い鋸に適す。

Cは、枝切り鋸・両刃鋸の尺1寸横挽き刃・薪切の尺3寸位まで。

残りは、枝切り鋸から両刃鋸の尺0寸~8寸までに適す。

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お陰様で!

全てを活用して下さる方に、メールを頂きました。
「嫁に参ります」。

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思いがけないプレゼント!

2019年12月06日 13時27分17秒 |  #鋸

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配達された荷物は、京都から。

何事? 不安な気持ちで解包すると、鋸とポスター。

丸められたポスターを慎重に開くと、カレンダー ふた月分の写真部分。

直感は「京都名所の写真」。  外れではなかった。

津川造園が管理を委ねられている、鷹峯圓成寺(妙見宮)の 2カット。

津川氏のいつもながらの丁寧な文書入りでした。

 

 十年ほどの間に数度来宅いただいてのコミュニケーションで、私の好みを承知して下さっているなればこそ!

伝左衛門が喜んで観る筈だ! と聞こえそうです。

 「会津はいい処ですね」。に私が返した「何をとっても京都には敵いません!」

写真撮りが好きな私が、京都の紅葉に憧れを抱いていると、口にした時。

デジカメ持参で数日かかっても写し切れない京都! 「遠いなぁ」

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 <深澤勝次師匠の9寸両刃>

気持ちは、一気に懐かしい深澤仕事場に。

 <裏面の 本勝刻印が懐かしい!>

 

ジックリと気持ちが入り込んだのは、無数の槌痕でした。

もしかしたら、「己が打った槌痕かも知れない?(可能性はアル)」

 

まさしく、違っていました。

この狂い取り(曲り除去)の槌使いは、

一二氏の長男・一夫氏(2代目勝次)に違いなし!

几帳面な氏の性格が表れています。一二師匠の槌使いは粗かった。

<2枚の写真は、同じ箇所の表裏>

表側に切り出し槌を使って、持ち上げている箇所の反対側には痕が有りません

無数の槌痕から窺えるのは、そこを見、背中を丸め、狙いを定め、慎重に槌を当てる。

氏の姿を思い出させてくれています。

 

歪みの具合、曲り除去の仕上がりは「さすが!」です。

 

本年もお仏前に伺う事ができなかった。

来年こそ!

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「オークションで手に入ったから」と送って下さった津川さんに大きな感謝を致します!

 有難うございました !!