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配達された荷物は、京都から。
何事? 不安な気持ちで解包すると、鋸とポスター。
丸められたポスターを慎重に開くと、カレンダー ふた月分の写真部分。
直感は「京都名所の写真」。 外れではなかった。
津川造園が管理を委ねられている、鷹峯圓成寺(妙見宮)の 2カット。
津川氏のいつもながらの丁寧な文書入りでした。
十年ほどの間に数度来宅いただいてのコミュニケーションで、私の好みを承知して下さっているなればこそ!
伝左衛門が喜んで観る筈だ! と聞こえそうです。
「会津はいい処ですね」。に私が返した「何をとっても京都には敵いません!」
写真撮りが好きな私が、京都の紅葉に憧れを抱いていると、口にした時。
デジカメ持参で数日かかっても写し切れない京都! 「遠いなぁ」
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<深澤勝次師匠の9寸両刃>
気持ちは、一気に懐かしい深澤仕事場に。
<裏面の 本勝刻印が懐かしい!>
ジックリと気持ちが入り込んだのは、無数の槌痕でした。
もしかしたら、「己が打った槌痕かも知れない?(可能性はアル)」
まさしく、違っていました。
この狂い取り(曲り除去)の槌使いは、
一二氏の長男・一夫氏(2代目勝次)に違いなし!
几帳面な氏の性格が表れています。一二師匠の槌使いは粗かった。
<2枚の写真は、同じ箇所の表裏>
表側に切り出し槌を使って、持ち上げている箇所の反対側には痕が有りません。
無数の槌痕から窺えるのは、そこを見、背中を丸め、狙いを定め、慎重に槌を当てる。
氏の姿を思い出させてくれています。
歪みの具合、曲り除去の仕上がりは「さすが!」です。
本年もお仏前に伺う事ができなかった。
来年こそ!
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「オークションで手に入ったから」と送って下さった津川さんに大きな感謝を致します!
有難うございました !!