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ヤフオクから落札した大鋸
銘が特徴的な「二・右・門」。裏は「江・深川」と見える。
本目立てを済ませてオークションサイトに出品する前に調べてみた。
いい資料があった!
10年ほど前に、京都の津川造園さんから送付されてきたプリントです。
「町家発 ほんまもん会」関りで入手されて、私に送ってくださいました。
明治35年 近江國甲賀郡・前挽鋸製造業組合に所属する業者 として
13の 作銘が記されています。 著作権が絡むと思いますので写真は無しとします。
全てが細かく浅い タガネ使いで、文字を大きく切ってあります。
刻印で・・登録商標、銘が鏨で 二右門。下に 山二元と刻印打ち。
鍛冶屋名は 利田仁右衛門 。
この大鋸を仕上げるべく、最初の工程「ヒッコキ」をすると ?
確認のために、ゆっくりと二度三度。
ヤスリ付きが良くない。という事は、刃物としては 良い !
刃先だけを硬く焼き入れをしてるのは、間違いないだろう。
上左は、表面サビ落としの為に、軽く鑢を使った光り具合。
先に目立てを施した人が、硬い刃先よりも柔い部分を多く減らした根拠で光っていない部分が。
右の写真は、見づらいですが目立て終了後で、刃先部分の光り方が異なっている。
面白いです! 楽しいです! 有難い! です。
早速、出品したが 果たして活用する人の眼に触れるか?