自分のホームページに( http://nakaden.web.fc2.com/ )
目立て職人が激減した状況である以上、せめて自分の鋸は自身で目立てをしよう!
そんなページを作って有ります。
数は少ないとはいえ、時折、メールでの問い合わせが有り
個々の状況を加味しつつ、おせっかいをしています。
金銭的なプラスは有りませんが「嬉しい」から出来るんですね。
先日の朝、「お邪魔して良いか?」と電話があった。
「 1時間以上は掛かる町から出向いてくる価値が無いかも知れないですよ」と
話してO・Kとし、来宅を待った。
やがて、目にした若者の表情には真剣さ が感じられた。
実際に仕事をしている私の様子を見せてから
説明しつつ実践して貰った。
思うようには動いてくれない ヤスリ 苦心しつつも、徐々に良くなり、
自身の口から「やれそうです!」と 。
ヤスリが掛けられた刃を見ると、良い刃と不十分な刃が見て取れる。
自分でも「分かります」。 であれば、あとは練習のみ。
全体の半分程度を摺り終えた処で、試し切りをした。
先に、摺っていない部分だけで切り始めたが滑っているのが分かる。
続けてヤスリを掛けた箇所だけで切り始めた。
見ている私は勿論、本人も驚くほどの感触を得たのが分かった。
アサリ出しと狂い取りは出来そうもないので私がサービス。
「活用するにはヤスリを使うだけ,
つまり練習のみですよ」 と突き放した。
本人次第。 再開がある事を願っている私です。
youtube に、福島県森林環境文化記録 がアップされています。
{ 会津鋸鍛冶 で検索 }
https://www.youtube.com/watch?v=_X40uwTSIEY
宜しかったら、御覧ください
中屋伝左衛門鋸工場