✳日々徒然✳

気儘な独り身備忘録。

【ふふ奈良】鉄板焼ディナー

2021-01-24 18:00:00 | グルメ

『ふふ奈良』を公式サイトから予約すると、日本料理と鉄板焼きの好きなほうを選ぶことができる。一休などの旅行予約サイトからだと、日本料理プランしかない。

このご時世、ありがたいことに、1組ごとに仕切られており、個室感が強い。

前菜が2品続けて出てくる。

奈良の地物をわりと大切にしているようだ。蟹を使うなど、季節感もある。

前菜の2皿目、帆立のターメリック風味。

前菜というわりにはしっかりとした1品で、ここでしっかりとしたポーションの帆立を食べられるのは嬉しい。

スパークリングワインからはじめて、日本酒へ。せっかくの奈良なので、「風の森」を2種。

給仕してくれる若い男性スタッフも、非常に物腰穏やかで「ウフフ」「フフフ」と素敵な笑顔である。

いつだったかの『セトレならまち』でも思ったが(…と書いていて思ったが奈良に行きすぎでは??)、想像しているよりもはるかに刺身が美味しいのが驚きである。

薬味たっぷりのお造り。手前には寄せ醤油。

あまり見ないお造りの盛りかたのようだが、目に嬉しい美しさである。

椀物もほっとする味つけ。薄すぎず、濃すぎず。

魚介のカルタファタ。

要はこうしてフィルムで包んだアクアパッツァのことらしい。このフィルムのことをカルタファタというんだとか何とか。

にんにくが効いていてこれがとても美味しかった。

このあたりで日本酒が終わり、ただあとはお肉だけだし、赤ワインは得意でないし…ということで、エルダーフラワーのスパークリングに切り替え。

これがさっぱりして最高。

そしてお口直しの蕪のポタージュ。

冷製であることもあって、すっきりと美味しい。けれどこくがある。緑は、蕪の葉っぱ。ほとんど手をくわえていないということだけれど、蕪そのものの甘みが感じられて、これはちょっとおかわりしたいくらいの美味しさであった。

お肉をいただくためのソースは、和漢をつかったもの。もちろん大和当帰も入っている。日本料理のときは、大和当帰のごはんが出てくるのだけれど、それほどにまでは主張も強くなく、あまり気にならない。

それからわさび、梅干しのソース。

梅干しは何だったか、とにかく手間をかけてソースに変身させているとかいうことだった。

フィレ、サーロインをシェアさせてくれる。

かりかりのガーリックチップ。お肉は低温調理といって良いほど、長時間鉄板の端っこで焼かれていた。焼き加減はシェフにおまかせ。

それからサーロイン。

やはりサーロインは脂のりが良く、今後はフィレだけでも良いかなあと思う年齢である。

最後は長芋の漬物と、

ガーリックライス。

ガーリックライスというよりは、炒り卵と大葉の炒飯といったほうがふさわしいような気がする。わりと和風、刻んだ奈良漬を上から乗せてくれる。

この刻み奈良漬が非常によくあうので、ワタシはついつい「もっと乗せてくださいッ」。たっぷり乗せてもらうと、より美味しい。奈良漬が苦手でさえなければ、これ多めがおススメ。

デザートまでしっかりいただいて、お腹もぱんぱんになって夜が更けていく。

そのうち日本料理の紹介も出来ればいいな。