栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

スプリングSと阪神大賞典を予想しています

2014-03-22 20:16:14 | 血統予想

先ほど「No.1予想」にスプリングS、「馬券総合倶楽部」にスプリングSと阪神大賞典の予想をアップしましたので、日曜もよろしくお願いします

「例年どおり5月頭にPOG書籍を出したいので、そろそろ選ぶ作業すすめといてもらえますか」というメールが栗山さんからきて、あ~もうそんな時期なんやねえ…

「あ~もうそんな時期なんやねえ…」この繰り返しで一年がすぎていく

今年も栗山さんとの共著「ディープインパクト好配合リスト」に加え、「望田潤のPOG好配合馬リスト」(昨年はディープ本と同じぐらい買っていただいて本当に感謝です)の二本立てでお届けしますが、この対象種牡馬をどうするか

リーディング2位のキングカメハメハ、好配合目白押しで巻き返し必至のステイゴールド、そしてPOGに強いダイワメジャー、ここまでは決定として、今年はゼンノロブロイをやめてハーツクライを代わりに入れるべきか…と

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土曜のレース回顧~「3/4ハイインロー」Hyperion的な差しで名乗り

2014-03-22 16:31:18 | 血統予想

阪神11R 若葉S
◎3.アドマイヤデウス
○12.ウインフルブルーム
▲4.グッドスピリッツ
△2.サウンズオブアース
×5.ダイシンサンダー
ウインフルブルームは母を少し長手にしたような体型で、スピードの乗りもマイラーではなく中距離馬だと書いてきた。距離延長は間違いなくプラスだが、朝日杯やシンザン記念の走りをみた感じだと外回りベターの脚質にもみえる。アドマイヤデウスはアドマイヤドバイやアドマイヤダンクの下で、母母アドマイヤラピスはステイヤーズS2着でアドマイヤフジやアドマイヤコスモスを産んだ名繁殖。ビーマイゲスト×エラマナムーとハイインロー的なスタミナの土台がシッカリした牝系だ。父がアドマイヤドンなのでフォールアスペン、トニービン、そしてアドマイヤラピスとハイインロー的なスタミナの凝縮をもつが、一方でサンデーサイレンスやウッドマンの米血が1/4異系的に注入されていて自身の配合パターンも理に適っている。ちょっと鋭さ俊敏さに欠けるのが泣きどころだが、上がりが速くならない阪神内回りも向いているし、岩田なら捲るタイミングにミスはないだろうということでこちらを◎とした。

中京11R ファルコンS
◎12.テーオーソルジャー
○14.ショウナンアチーヴ
▲6.サトノルパン
△7.ダンツブロード
△8.タガノブルグ
×9.カラダレジェンド
×13.タガノグランパ
注4.アルマエルナト
注11.ビアンコカンドーレ
サトノルパンはサーゲイロードのクロスをもつディープ産駒なので、兄たちより細身で柔らかく斬れるが、少し非力で現状平坦がベターかもしれない。ショウナンアチーヴは配合をほめてきたし朝日杯でも重い印を入れたが、父譲りのパワー体質でベストは阪神内1400mというタイプにみえる。テーオーソルジャーは芝替わりの前走で見違えるような走りをみせたように、コパノリチャードやコパノオーシャンズの近親で牝系のスピードがよく表現されている。前走の競馬ならば1400mもOKとみたいし、差し追い込み優勢のレースでもあるのでここから。

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若葉は予想コメントに描いたとおりで特に付け足すことはないですが、アドマイヤデウスは

父アドマイヤドンがWoodmanを1/4異系とする「3/4欧(3/4Hyperion),1/4米」
母ロイヤルカードは米血サンデー×Hyperionの塊アドマイヤラピスの「1/2米,1/2Hyperion」
そして自身はサンデーの米血を1/4異系とし(サンデー自身が「3/4米,1/4Hyperion」でもある)、アドマイヤラピスとベガとFall Aspenのところで、Be My GuestとEla-Mana-MouとトニービンとFall Aspenを通じてハイインロー血脈を密にクロスする「3/4ハイインロー,1/4米」

このハイインロー的凝縮と米血を巧みに織りなした配合形の良さだけでオープン級の中距離馬が出た…といっても過言ではないでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105911/

速い脚や鋭い反応こそないですが実にHyperion的に我慢強く粘り強く走りつづける中距離馬で、今日も平均ペースの持続戦をジワジワ抜け出してきました

今の中山のタフな馬場も合いそうで本番も相手ナリに駆けそうですが、一線級に混じってバーンと弾けるような脚はないので、川田がアドマイヤフジを見事に勝たせた中山金杯のような競馬ができれば一泡吹かせられるかも…いずれにしても今日の競馬ではシンドイとみます

ウインフルブルームは強い競馬をしたけど、ああやって内回りの4角で脚を使うとしんどくなるのは父スペシャルウィークもそうで、やっぱりこの馬は同じ芝マイルでも、シンザンや千両と比べると朝日杯は少しパフォーマンスが落ちている…というのが私の見立て

サウンズオブアースはネオユニ×Dixieland Band×Tom Rolfeですからタフな馬場で捲りがきくパワー中距離血統というべきですが、一方で母母父がSecretariatでこのナスキロ柔さも少しONになっているのでパワー捲り型に特化しきれないというか、ダノンフェニックスやミカエルビスティーのような中途半端さがあるのです

「父から高確率で曲飛を受け継ぐネオユニ産駒がストライド走法で大成するのはなかなか難しいと言わざるをえず、ならばHalo的な要素やFair Trial的な要素をONにして、脚の回転や機動力を増すのが成功への近道」と書いてきましたが、だからネオユニにナスキロ血脈を重ねて柔くしても、あんまりうまいこといかないことが多いのです

テーオーソルジャーは前走一転した追い込みで一皮むけたというのに、しかもファルコンは例年差し追い込みの競馬になるというのに、33.0-44.9の超Hペースを勇んで追いかけていく必要は何もなかったはず…

終わってみれば今年も後方待機の馬が上位を独占、しかも既成勢力強しという結果でしたが、祐一は中京のHペースだと仕掛けのタイミングがいつもドンピシャなのは見事というしかないです(^ ^;)

タガノグラマラスの息子ですから1800mぐらいがベストではないかと書いてきましたが、今日もパドックをみると意外なほど伸びのない体型で、どうも戦績どおり外1400mが一番斬れるみたいですね~

コメント (2)
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土曜のボツ予想~メインはひとひねり

2014-03-22 09:38:41 | 血統予想

バウンスシャッセは皐月賞に向かうプランもあるそうで、長距離輸送して外マイルを使うよりはベターなローテじゃないかと個人的には思います

藤沢先生は「レースが上手だ」と上機嫌だったようですが、岡部さんがバリバリの主戦だった頃は、中山の4角で持ったままでうなってるForliが藤沢和厩舎にはいっぱいいましたよ(・∀・)

サッと好位につけてジッと我慢、4角でも後続を待って、満を持して直線追い出す、北宏が岡部さんからもらった教科書の最初のページに書いてあることやと思いますが、ひとつ違うのは、北宏の4角持ったままは岡部さんほど馬がうなってないのです

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須磨は▲テイエムダイパワーが人気ですが掻き込み親父の影響も強い脚質走法、阪神外ならユタカの◎カレンバッドボーイがジリジリながらもキッチリ差すのでは
サンタフェトレイルの孫で、父ディープでBurghclere≒Aureoleのニアリークロス、真価発揮は古馬になってからという馬でしょう

△テンペルも戦績どおりのストレッチランナーで、ディープに「Alycidon+Fair Trial」を合わせるのも私好みですが、Habitatが入るからかややトモの蹴りが非力で阪神よりは京都の馬かなと

○ラスカルトップはサンレイレーザーほどではないですがラスカルスズカにサンデーとSeattle Slewですから体質の柔さはあり、全弟ラスカルスピードも中京や京都外で好走歴あり

熊野は◎マルケサス、軌道に乗りかけたハーツの5歳牡駒で
母父Wild Againはジャスタウェイと同じでこれはトニービンの「HyperionとNasrullah」をいじくるパターン、この馬の場合は母系のKnightly Mannerを通じて「Nasrullah×Hyperion」の組み合わせがもう一つ入ります
長良川の伸び方がいかにもHyperion的というか持続型っぽくて、中京2200mで上がりがかかればゴール前はまたそこらへんにいるんじゃないかと

今日の中京ダは7Rキマモリかな
母父スペシャルウィークでヘクターを長手にした体型、前走も直線半ばから加速しはじめていてこれは中京向きでしょう…人気ですが

「No.1予想」ではファルコンSを、「馬券総合倶楽部」でファルコンSと若葉Sを予想していますので、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m

若葉はウインフルブルームが大人気で、マイラーではなく体型もスピードの乗りも中距離馬だと書いてきましたから、この距離延長は間違いなくプラス
ただし父スペシャルウィークで母より長手の体型、朝日杯よりシンザンや千両のほうがパフォーマンスは上で、つまりコーナー加速能力はそんなに高くはないのかも

ファルコンは配合をほめてひいきにしてきたショウナンアチーヴが1400mベストでこれでいいかと思ったんですが、ショウナンカンプに似たパワー体質でいずれは阪急杯&阪神Cマスターに完成しそうな予感もあり、ここもひとひねりしてみました

コメント (26)
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